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「キーッ」どころか、イライラしすぎて感情が「無」になる…こんな更年期、アリですか?

OTONA SALONE / 2020年7月19日 20時0分

閉経の前後5年を一般に、更年期と呼びます。日本人の閉経の平均年齢は50歳なので、45-55歳の世代は更年期に当たる人が多いもの。身体の不調に苦しみ「更年期障害」の状態に至る人もいます。

私ってもう更年期なの? みんなはどうなの?

オトナサローネは同世代の女性100人がいまどのような更年期を迎えているのか、そのあり方を取材しています。(ご本人の年齢や各種の数値は取材時点のものです)

 

【100人の更年期#38

プロフィール

48歳。43歳の時に高齢出産。現在5歳の息子と介護職の夫と都内で3人暮らし。アクセサリー制作会社勤務。

 

43歳でまさかの妊娠。ですが、高齢出産はトラブルだらけ

私は43歳の時に自然妊娠しました。

 

もともと結婚が遅く、特に子どもを作ろうと思っていなかったので、自分でも驚きました。

 

でも、噂どおり、高齢出産はやはり大変でした。

 

自然分娩を希望したのですが、分娩途中で母子とも体力的に「無理」と判断され、急遽帝王切開になりました。

 

産後は感染症にかかり、入院が長引きました。若いお母さんたちが次々と退院していく中、自分だけが取り残されているような感覚になりながら悶々とした入院生活を送りました。

 

出産時は本当に大変でしたが、息子は元気に育ってくれています。

 

夫も家事や育児に協力的なので、年齢を重ねて色々経験を積んでから家庭を持つのも落ち着いていていいなと思えたりします。

 

高齢出産のせいか更年期なのか…襲いかかる不定愁訴、イライラ

ただ私の方はといえば、出産後からとにかく体調が悪い。

 

というのも、産後のホルモンバランスの不調なのか、更年期からくる不調なのか、何ともわからない不定愁訴が毎日起こるようになったんです。

 

「高齢出産の人は更年期が遅い」と耳にしたことがあったので割と悠長に構えていたのに、ここまで長い期間の不調はもう更年期に突入しているのかもしれません。

 

以前からPMSが酷くて、頭痛や落ち込み、やる気が出ないなど悩まされてきましたが、47歳になったくらいから急に今までと違うPMSの症状を感じ始めたんです。

 

それが「イライラ」。

 

若い時はこのイライラが「キーッ!」というような感じだったのに、イライラが高じて「無」になっちゃうんです。

 

例えば息子が言うことをきかなかったりが続いて、イライラし始めると急にスーッと波が退くみたいに無表情になって息子にかける言葉にも抑揚が無くなります。

 

機械みたいな応対になってしまって、もう気持ちが動かなくなっちゃう。

 

10秒くらいで戻るんですが5歳児相手に逆に申し訳なくて、いつも心の中で謝っています。

 

48歳の今、快適に過ごせる日が月に1〜2日だけになってしまった

48歳を過ぎた頃から「気分爽快!」って思える日がどんどん減ってきました。

 

あげればキリがないんですが、これって更年期なんでしょうか?

 

家事や仕事を「やらなきゃ、やらなきゃ」って思いながら、息子を保育園に迎えに行くまでというタイムリミットがあるのに、結局何にもできずだるくてソファでテレビを見ながら動けない日があります。

 

寝ている間のホットフラッシュも2ヶ月前から始まりました。2日に1度くらい起こるので睡眠不足も続いています。

 

膝の関節があまりに痛いので、病院に行きMRIを撮りました。医師からは最初に「痛風かもしれないよ」と言われていたのですが検査の結果「偽痛風」だとわかりました。ということは、この関節の痛みも更年期かもしれません。

 

排卵痛もどんどん酷くなってきています。20代の頃には考えられなかったような、痛みとおりものの量なので痛み止めのお薬が欠かせません。

 

考えてみると「今日は調子がいいぞ」という日が月に1〜2日しかなくなってしまいました。

 

妊娠出産を経て産後ホルモンバランスの乱れから、すぐに更年期かと思うとあまりに長い道のり。これが今後も数年続くのかと思うと挫けそうになる日もあります。

 

ひたすら現実逃避。「推し」の存在がトキメキを与えてくれる

婦人科の病院に行ったり、サプリを飲んだりはしていません。

 

大豆製品が良いと聞いて、納豆をよく食べるようになりました。自分にあった方法を自分で見つけるのも大切かなと思って。

 

あとはとにかく「現実逃避」をすることです。

 

「ストレンジャー・シングス」という海外ドラマシリーズにはまっていて、ストーリーに入り込めば入り込むほど気分がスッキリします。

 

なんていうのか、私だけの世界で1人になる時間を取るのって重要みたいです。

 

でも一番のオススメは「推し」を作ること!

 

関ジャニの大倉くんが私にとって「推し」です。

 

きっかけはずっと友人だった人が同じ関ジャニのファンだとわかったことから。

 

それまでジャニーズの話をしたことなかったのに、ふとしたことから判明して2人してのめり込むことになりました。

 

「推し」のYouTubeを見たり、LINEスタンプを買ったり、友人も増えていって今までよりも世界が広がりました。

 

今のところ体調不良は全て「推し」へのトキメキで補っている感じです。

 

まさかこの歳になってからアイドルにハマるとは思ってもみませんでしたが、幾つになってもドキドキは必要だと実感する毎日です。

 

【100人の更年期】

あなたの更年期は?簡単なアンケートにご協力ください!

こちらから

 

≪肌育美容家 今泉まいこさんの他の記事をチェック!≫

 

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