恋人に「気持ち悪い」と言われ…!? 衝撃発言の真意とは?【40代編集部長の婚活記#274】
OTONA SALONE / 2021年11月3日 17時0分
40代の婚活で、40代の恋愛で本当に重要なことは……? 婚活歴5年を超えたOTONA SALONE編集部長・アサミ(49歳)。これまでの婚活で100人以上もの男性と出会ってきた。
時は数年前に遡って、ジェントルさんとの復縁編。ステキな誕生日プレゼントをもらってちょっと浮かれているアサミだけれど……。この話は40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活改め、パートナーを探す活動=「パー活」ドキュメントである。
【40代編集部長の婚活記#274】
穏やかに過ごしたいだけ
ジェントル「ね、無理してない?」
アサミ「ううん」
ジェントル「ホントに? 我慢してない?」
アサミ「そんなことないよ」
ジェントル「僕がめんどくさい男だから、できるだけ摩擦が起きないようにしてる感じがするの」
アサミ「……」
ジェントル「僕に嫌われたくないから、合わせてる気がするの」
アサミ「……」
ジェントル「どうしたいの? 何がイヤなの? そういうこと、ちゃと話して」
我慢、嫌われたくない、摩擦が起きないようにする、合わせてる……。なんだか図星すぎて、また何も言えなくなっていた。
摩擦が起きないように、してるね(苦笑)
アサミ「ちょっと頭を整理したいから、今日は帰ろうかな」
お互いにちょっとクールダウンしてから話したほうがいいと思った。
ジェントル「まだ話は終わってないよ」
アサミ「そうだけど、落ち着いてから話したい」
ジェントル「どうしていまじゃダメ?」
アサミ「ダメってわけじゃないけど……」
私はただ彼と一緒に穏やかに時間を過ごしたいだけ。でもいまは、難しそうだから一旦撤収するしかないと思ったのだけれど。あれ、まだ帰っちゃダメ?
あれ? 帰れそうもない
あぁ、帰るタイミングを逃してしまった。まだ続くんだ、この議論……。
ジェントル「いつもそうだったの?」
アサミ「何が?」
ジェントル「お付き合いする相手を理解するうえで、話し合いは大切でしょ? いままでこうやって避けてきたの?」
アサミ「えーっと」
ジェントル「ちゃんと自分の気持ちを言ってた?」
アサミ「こんな風に話し合ったこと、なかったかもしれない」
振り返ってみると、恋人と議論をしたことなんてなかったと思うわ。別れるって言われたとき以外。
ジェントル「考えが違ったとしても話し合わなかったの?」
話し合いを避けてきた…かも?
アサミ「うん。今までお付き合いした人はほとんど短期間で別れちゃったから」
いちおうお付き合いはしていたけど、話し合うことが出てくるまでの関係性にまでは至らなかったのかもしれない。そう考えると、浅いお付き合いだったってことかな。
ジェントル「短期間でも意見が違うとか、話し合うことってなかったの?」
アサミ「なかったわけじゃないかもだけど」
ジェントル「こうやって話し合うことはなかったんだ」
アサミ「うん」
意見が違うことがあっても、私は何も言わずにやり過ごしていたのかもしれない。そう考えると話し合いを避けてきたってことか。
基本、波風を立てたくない
アサミ「私、できるだけ穏やかに過ごしたいの」
ジェントル「どういうこと?」
アサミ「波風を立てたくないんです」
いままで思ってたこと、ハッキリ言った! そう、私は平和でいたい。
ジェントル「いまの状況は、あなたにとっては波風なんだ」
おっと、予想外の答え。彼にとっていまの状況は波風じゃなかったのね。捉え方って人それぞれだわ。
アサミ「うん。こういう口論っていうか議論っていうか、あんまり得意じゃなくて」
ジェントル「僕はいま、口論も議論もしてるつもりじゃないよ」
これは議論じゃない?
アサミ「え……?」
またもや予想外の答え。波風でも口論でも議論でもない。じゃ、何なの?
ジェントル「僕はもっとちゃんと理解したいの。あなたのことが」
なるほど、そういうことか。
アサミ「ありがとうございます……」
ジェントル「もう1年以上、一緒にいるじゃない? でもわかんないの」
正確な交際期間は3カ月と、いったん別れて復縁8カ月だから約11カ月けどね。あ、初デートのときからだと1年半近くになるか。
アサミ「何がわからないのかが、わかんない」
私の「何がわからない」かしら?
基本的にオープンなほうだし、よくしゃべるほうだし、隠していることは特別ないんだけどな。
ジェントル「不機嫌なときがないじゃない」
アサミ「それは性格かしら」
ジェントル「不機嫌なことはないの?」
アサミ「ありますよ。でもわりと子供の頃から『感情的な人になりたくない』って思ってたから、コントロールしてるところはあると思う」
自分が子供のときにおもちゃをねだって駄々をこねている子供を見て、「あぁはなりたくない」って思った記憶はある。その点ではクールな子供だったかもしれない。
ジェントル「それにイヤって言うこともないでしょ。行くところ、見るもの、食べるもの。趣味じゃないことだってあったでしょ」
アサミ「それはね、あなたよりストライクゾーンが広いんだと思う。好奇心も旺盛なほうだから、多少趣味じゃなくてもチャレンジしてみようみたいな気持ちがあるし」
ストライクゾーンが広いだけよ
たぶん、彼のストライクゾーンが狭いほうなんじゃないかと思うのよね。私は、とりあえずどんなことでもまず楽しんでみるってスタンスだから。
ジェントル「僕に合わせてるんじゃない?」
アサミ「合わせてるつもりはないの。ただ、あなたが好きなものにも触れてみたいっていう好奇心が強いだけ」
ジェントル「無理してない?」
アサミ「ホントに無理だったら言うよ」
ジェントル「ガマンしてない?」
何度も聞いてくる彼。でもなんだか声のトーンが変わってきた。問い詰めるような口調がトーンダウンしてきたかも。いまこそこの状況を終わらせるチャンスかもしれない。よし!
アサミ「ガマンがあったとしたら、さっきみたいにワーッと言われるのは苦手だわ。でもそれくらいよ」
ガマンしてること、言ったよ!
ジェントル「ホントに?」
あら、だいぶ穏やかな口調というか、ちょっと自信なさげなニュアンスを帯びてきたような。
アサミ「ホントよ」
ジェントル「僕はずっと気がかりだったの。あなたを振り回しているんじゃないかって」
アサミ「どうして?」
ジェントル「前に病気のことがあってお別れしたのも、また一緒にいたいって言ったのも僕で、そのたびにあなたは受け止めてくれたけど」
アサミ「うん……」
ジェントル「あなたは『いい人』すぎる」
いい人、ってほどじゃないけど?
アサミ「全然!」
ジェントル「ううん。そうなの。僕はめんどくさい男でしょう?」
なんだか可愛く見えてきた。まるで思ったことをワーッと言い終わった少年が、ちょっとだけ自己反省を始めたかのような。
アサミ「確かに……めんどくさくない、とは言わないけど」
めんどくさい部分はあるけど、それ以上にステキなところがたくさんある。
ジェントル「こんなめんどくさい男にあなたはいい人すぎてもったいない気がして」
アサミ「それでも一緒にいたいんです。好きだから」
ジェントル「ありがとう。僕も大好きよ。だから……」
だから……なぁに?
よかった。いつもの彼の穏やかな口調に戻った。安心した。
ジェントル「僕はこわいんです」
アサミ「何がこわいの?」
こわいって、私のこと? 怒らないけど、貫禄がついてきたってことかしら? あ、違うか。
ジェントル「このまま僕と付き合っていると、あなたを傷つけたてしまうんじゃないかって」
アサミ「大丈夫よ。私は元気よ」
ジェントル「ガマンさせてしまうんじゃないかって」
アサミ「大丈夫。そんなことないから」
彼は何を恐れているの?
何がこわいんだろう? 私を傷つけて、ガマンさせて? 私は強いからそんなの大丈夫なのに。
ジェントル「いつか、あなたが僕に失望してしまう気がしてこわいんです」
アサミ「失望? 私が?」
ジェントル「うん。それであなたを失うのがこわい」
アサミ「大丈夫。私はそばにいるから」
ジェントル「めんどくさい男でしょう?」
アサミ「それも含めて、好きよ」
彼との関係性がまた少し、変わった気がした。父親と娘っぽく感じたときも、上司と部下っぽく感じたときもあったけれど、今日はまた息子と母親のような感覚。
そして、ハッキリと自覚した。私は他人との摩擦を避けたいから言葉を飲み込むクセがあるのだと。自分が言わなければ丸く収まるならそれでいいと思ってしまいがちなのだ。そのせいで「何を考えているかわからない」と言われるんだよね。
でも、彼に思ったことをすべて言葉にしていいのだろうか? この時点の私には、まだ判断がつかなかった……。
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