義実家の金銭トラブル。突然の家族会議で、「住宅ローンが払えない」と泣きつかれた48歳妻がとった行動とは
OTONA SALONE / 2024年3月16日 17時0分
義実家が裕福な場合、「家の頭金を出してもらえた」「結婚式の費用を工面してもらえた」というケースもあるでしょう。その一方で、義実家がお金に困っている場合、さまざまなトラブルに巻き込まれる恐れがあるので注意が必要です。
本記事では、義実家の金銭トラブルに巻き込まれた女性のエピソードを紹介します。
義実家の金使いに、頭がモヤモヤ
愛知県に住む加奈子さん(仮名・48歳/主婦)は、夫(49才/会社員)、長男(15才)、長女(12才)の4人家族。家族の仲は良好ですが、結婚当初から義実家の金銭問題には、頭を悩まされていたそうです。
義父と義母は、年に2~3回ほど長期旅行にいっており、正直「そのお金は、どこから出ているのだろう……」と思っていたのだとか。なんでも、義父は体を壊して仕事を早期退職していたので、今は年金生活だったはず。ただ、大手企業で長く勤めていたので「退職金が多い」のかもしれないと感じていたそうです。
そんなある日、義父から夫に向けて一通のLINEが届いたとのこと。そのLINEは、「相談したいことがあるので、至急家族全員で集まりましょう」との内容でした。その話を聞いて、加奈子さんは「おそらく、悪い方の話だろう……」と嫌な予感がして、背筋がゾッとしたそうです。
そして、加奈子さんの予感は的中します。
義実家の「金銭問題」を聞かされ、頭を抱えることに
家族会議の話によると、どうやら義実家の住宅ローンが払える状態でなくなったため、どうするか悩んでいるとの話でした。
ただ、加奈子さんの家や、夫兄弟の家に迷惑をかけることはできないので、リバースモーゲージ(※自宅に住み続けながら、自宅を担保として毎月の生活費を借りる仕組みのこと)、または家の売却を検討しているのだとか。
勝手に行動すると、のちのち加奈子さんの夫や夫兄弟から「話を聞いていなかった」と責められてトラブルになると思ったらしく、今回家族会議を開くことにしたそうです。
義父は体調をくずして仕事を早期退職。会社員でいたころは大手企業で働いており、年収も高かったことから限度額ぎりぎりの高額な住宅ローンを組んでいたそうです。
まさか、体を壊して仕事を続けられなくなるとは、ローン契約時は予測できなかったそう。ただ、退職後も「支払いが大変」という話は何も聞かされてこなかったため、加奈子さんたも今まで心配していなかったそう。
ただ、加奈子さんからすれば「住宅ローンが払える状態ではないのに、なんであんなに旅行に行っているのだろう?」と、義実家へ疑問を感じたのだとか。そこで思い切って「お金が大変な時期なのに、なぜ旅行に行っているんですか?そこは節約して、お金を工面しようとは思わないんですか」と確認したそう。
すると、「節約しなきゃとは思うけど、今まで旅行にいく習慣があったので、なかなか辞められない」とのことでした。まさか、退職金を切り崩して、無理しながら生活を続けていたなんて……。
納得できない義実家の言い訳に、モヤモヤ
息子家族の加奈子さんたちは、節約して旅行は年に1回だけと決めていました。
だからこそ、お金を派手に使っている義実家に対して、いくら夫の両親だとはいえ助けてあげようとは思えなかった、と加奈子さんは語ります。
やがて家族会議の時に、隣に座っていた義弟の嫁が「いい家に住んでいるから、お金あると思っていたのに!それに私は次男の嫁だから楽できると思ったから……この人と結婚しただけ。まさか、こんな面倒なことに巻き込まれるなんて、騙されたとしか……」とブツブツ言いながら、突然号泣し出したそう。
加奈子さんは、何度か義弟の嫁を優しくなだめようとしましたが、「じゃあ、あなたが全部払ってあげたら?」と言ってキッと睨んできたそうです。義母が「何てことを……」とオロオロしだすと、義弟の嫁は「あなたがしっかりしていないから、こうなったんじゃないの?」と怒鳴り出したのです。
義弟の嫁が号泣して、暴れ出し困ることに
仲良くしていた義弟の妻の豹変ぶりを目の当たりにして、お金のトラブルは身内も敵になるというのは本当なんだ、と加奈子さんは悟ったそうです。
義実家の家は利便性が高いエリアにあり、土地も広く家も大きいので、加奈子さんも婚前の挨拶に行った際は「義実家は裕福そうだし、もしかしたら玉の輿かも」と思ったそうです。夫も、「父は大手企業に勤めていて部長クラスで年収も良かった」と何度か自慢してきたのだとか。
しかし、加奈子さんは義実家に行った時に義父が以前勤めていた会社の名刺の役職欄に「部長」ではなく「課長」と書かれていたのを見逃しませんでした。また、義父の務める会社も正直聞いたことのない社名だったそうです。
おそらく加奈子さんにいい恰好をしたいばかりに、夫は義父のエピソードを少し盛って話していたのでしょう。親子揃って「見栄っ張り」の一面があるかもしれないと、この時感じたとか。
自分たちを大きく見せたいタイプの親子だと感じつつも、義弟の嫁と同様、加奈子さんも義実家は「裕福な家」だと信じていたそうです。まさか、こんなカツカツの状態で住宅ローンも払えなくなり、困って呼び出しを受けるハメになるとは、この時は思いもしませんでした。
つづき▶【後編】では義実家の住宅ローン問題に、義弟の嫁が引き続き猛反発して修羅場に。実家とお金の問題はか解決するのか?…についてお伝えします。__▶▶▶▶▶
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