え、まだ望みがあるの…?心拍確認ができない赤ちゃんの奇跡を願う一方で精神状態が限界に
OTONA SALONE / 2024年4月8日 11時31分
40歳元ファッションスタイリストの子宮頸がん闘病記。前編に続く後編です。
【連載 子宮頸がん日記#16】後編
ある程度覚悟ができていたけれど
「赤ちゃんがいない=心拍が確認できない」という事実に変わりはありませんでしたが、先生は、胎嚢が綺麗に丸く成長していることが気になっているようでした。
妊娠6週目から、心拍を確認したくてクリニックを転々とし、最終地点のバリにきても、まだ結論が出ない私の妊娠。
しかし、8週目で心拍が確認できなければ、今後の赤ちゃんの発育は100%望めません。
日本産婦人科学会でも、以下のように記載しています。
胎児心拍の描出率は、週数とともに増加し、妊娠8週相当で100%に達する。
しかし、ここはインドネシア。たびたび奇跡が起こる国なのか、インドネシア人医師はまだ望みがあるとおっしゃいます。
「稽留流産手術をする予定ではいるが、手術前にもう1度だけ超音波検査で赤ちゃんを診てみよう」とおっしゃるのです。
通常、流産の場合には、自然に排出されるのを待つ方法もあります。しかし、私の場合、胎嚢は成長しているので、排出時には腹痛とともに大量出血による感染症を引き起こす可能性もあるとのこと。
そのため、自然排出を待つのではなく、子宮内に器具を入れて赤ちゃんを掻き出す稽留流産手術をすることになりました。
正直なところ私は、8週で心拍確認ができない時点で、もう赤ちゃんは難しいと思っていたため、気持ちを切り替えて前向きに過ごしたいと思っていました。赤ちゃんのことを考えて不安続きの4週間。そろそろ精神的にも限界が来ていたのです。
妊娠しているのでお酒もやめていましたが、「もう飲もう!」と決めて冷蔵庫にビールも冷やしてきました。笑
しかし、またしても持ち越される診断…。
先生はまだ望みがあるとおっしゃいましたが、私には気休めにしか聞こえません。何度も希望と絶望を繰り返し味わった今、もうすっかり心が疲弊してしまっていたんだと思います。
赤ちゃんがいないにも関わらず、成長している胎嚢。それに伴い膨らんでいくお腹。
もはや何を育てているのかわからないという状況に虚しさが募る中、翌週の稽留流産手術まで(お酒を控えて)待つことにしたのです。
「神々が住む国」ともいわれるバリ島で、果たして奇跡は起きるのか…!?
▶▶【つづき】は4月14日(日)配信予定です
<<【連載を最初から読む】「「まさか…私が?」元スタイリストが子宮頸がんになり、子宮全摘&治療した話。」
≪執筆者・がんサバイバー・ヨガ指導者 Tomomiさんの他の記事をチェック!≫
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
絶望の流産から4週間で待望の妊娠。喜びも束の間、頭をよぎった「どうしようもない不安」の正体とは
OTONA SALONE / 2024年4月23日 19時31分
-
まさか…不幸のどん底だった流産手術から4週間、事態は思わぬ展開へ【子宮頸がん日記#18】
OTONA SALONE / 2024年4月23日 19時30分
-
もしかして流産の原因は子宮頸がん予備軍だから?手術が私にもたらした代償とは?
OTONA SALONE / 2024年4月14日 21時31分
-
やはり「9週の壁」は超えられなかった…覚悟はできていたはずなのに
OTONA SALONE / 2024年4月14日 21時30分
-
妊娠8週目でついに判明。赤ちゃんの心拍が確認できない決定的な理由とは?
OTONA SALONE / 2024年4月8日 11時30分
ランキング
-
1イオンモールで販売「シフォンケーキ」にカビ発生、5000個回収へ “下痢”の報告で調査中……出店企業が謝罪
ねとらぼ / 2024年5月1日 19時45分
-
2「おむつ交換台」から子ども転落 頭部骨折のケースも 国民生活センターが注意喚起
オトナンサー / 2024年5月1日 20時50分
-
35万8000人の移住希望者が選ぶ「移住したい都道府県」ランキング! 2位「鹿児島県」、1位は?
オールアバウト / 2024年5月1日 20時35分
-
4値上げ広がる中、ドンキが“マジの値下げ”。斬新な内容と、唯一の弱点をレポ
女子SPA! / 2024年5月1日 8時45分
-
5“キッチンペーパーのしまい方”で悩んでいた私。最終的に「無印が正解」と確信したワケ
女子SPA! / 2024年5月1日 15時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください