新NISAで「知らないと損をする」こととは!?初心者でも安心できる秘訣とは #3
OTONA SALONE / 2024年4月14日 11時30分
いよいよ2024年から新NISAが始まりました。さっそく新NISA口座を開いた人もいるかもしれませんね。でも現在、新NISAで買える投資信託は、なんと2000本以上もあります。一体どれを買えばいいの…?
そう迷ったときに是非読みたい、『さわかみ投信株式会社』の設立である澤上篤人さんの著作『一生安心したいから「大人女子、投資始めます」』から、今回は抜粋でお届けします。
アクティブ運用の投資信託は◯◯が支えている
アクティブ運用の投資信託は実体経済が支えている
投資信託には前述したインデックスファンドと、もう一つ、アクティブ運用ファンドという種類があります。
アクティブ運用ファンドというのは、ファンドマネジャーという運用の専門家が、どの企業の株式を買うのか、または売るのかといった判断をして投資信託の運用を行っています。そのために、さまざまな企業を取材するなど、よく研究・分析して、投資する
会社を決めていきます。インデックスファンドのように、コンピュータで決めるのではなく、すべて人間が判断するのです。
アクティブ運用ファンドにも、いろんな種類がありますが、本格的な長期投資を目指すファンドなら、私たちの実体経済を支える素晴らしい企業の株式を厳選してポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)に入れています。そういった企業はしっかりした経営基盤を持っているし、インフレが来ても、金利が高くなってもつぶれませんし、社会の変化に対応していく体力があります。
もし急激な株価暴落という状況になったら、おそらく一時期は一緒になって株価が落ちるかもしれません。しかし市場の混乱が一段落したら、またすぐに上昇してきます。
というのも、実体経済というのは金融マーケットが暴落しようと、ビクともしない力を持っているからです。私たちはどんなことがあっても、食事をとらなければ死んでしまいますし、できれば毎日お風呂にも入りたいと思います。お風呂に入ればせっけんとシャンプーは必要でしょう。洋服や靴も欠かせません。移動のために電車や車も必要ですし、体調が悪くなれば薬を飲み、病院にも行く。そういったものがすべて実体経済です。人の暮らしになくてはならない存在なのです。
仮に株価が大暴落しても、こういった実体経済はビクともしないし、実体経済を支える企業はつぶれるどころか、一日も休むことなく活動を続けています。ですから、一時期は下がった株価も、そういった企業であればすぐに上昇してきます。
つまり人々の生活を支える企業の株式を集めたアクティブ運用ファンドなら、一時期、ドンと下がった基準価額も、すぐに復活してくるのです。
投資信託の運用会社をチェックしよう
では、本格的な長期投資を目指すアクティブ運用ファンドには、どんなものがあって、自分はどれを選べばいいのか。これが次の課題です。投資信託は運用会社が設定し、運用します。ですから投資信託を選ぶとき、運用会社をしっかりと確認する必要があります。特に、長期投資の場合は10年、20年という長い時間をかけて資産をつくっていきますから、信頼できる会社でなければなりません。
ここで注意したいのは、販売会社と運用会社の違いです。大手証券会社や銀行などは、投資信託の販売会社であって、運用会社ではありません。ですから「どの金融機関から投資信託を買うのか」ということより、「この投資信託はどの運用会社が設定し、運用しているのか」ということが重要です。
日本の運用会社のほとんどが、証券会社や銀行の子会社です。こういう運用会社は、銀行や証券会社の注文に沿って、投資信託を設定します。「今はロボットが流行っているから、ロボット関連の企業の株式を組み合わせてファンドを設定してください」などと注文され、比較的短期間で、パッと新しい投資信託をつくり上げるのです。運用会社独自の視点や、運用の哲学のようなものはないといってもよいでしょう。
次のページへ▶▶結局どんな投資信託を買えばいいの?「長くつきあえる投資信託の見極めかた」とは
≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
新NISAで「買ってはいけない投資信託」とは? プロが“4パターン”を指摘
日刊SPA! / 2024年4月25日 8時51分
-
日経平均株価は3カ月連続で上昇、大手銀・メガバンクでは連動したインデックスファンドが上位に
Finasee / 2024年4月18日 16時0分
-
新NISAではズバリ「こんな銘柄が強い」!初心者が迷いやすい部分を分かりやすく説明します #2
OTONA SALONE / 2024年4月13日 11時31分
-
20代から高めておきたい投資・資産運用の目利き力 第105回 積立NISAと積立ETHと積立BTCと-効率のよい投資と運用、おさえておきたい基本ルール
マイナビニュース / 2024年4月12日 9時0分
-
新NISA「窓口で相談したいから銀行で」は危険すぎる…バブル崩壊を経験した専門家から投資初心者への助言
プレジデントオンライン / 2024年4月9日 8時15分
ランキング
-
1トイレ掃除を頼むと涙目…新人バイトはオーナー親族のお嬢様。いきなり辞めたが、意外な展開に
女子SPA! / 2024年5月2日 8時47分
-
2「おじさんドラマ」すっかり定着の底知れぬ魅力 ベテラン俳優が好演、世間の"おじさん観"も変化?
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 13時20分
-
3「いきなり退職代行から連絡が…」「注意すると泣く」20代社員はなぜ“打たれ弱い”のか
日刊SPA! / 2024年5月2日 8時52分
-
4年収4000万円超えの弁護士、44歳でスタートさせた婚活の「残念すぎる結末」
日刊SPA! / 2024年5月2日 9時39分
-
5「紅麹問題」"3つの基本、混同してる"人が多すぎだ "添加物のプロ"が明かす「問題の本質」は?
東洋経済オンライン / 2024年5月2日 13時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください