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これを知っておけば安心!預貯金よりオトクなお金の保管場所とは 資産#6

OTONA SALONE / 2024年4月15日 11時31分

物価は上がる一方なのに、毎月の給料はなかなか上がらない。今後のために資産形成してみたいけれど、いったい何をやったらベストなのかがよく分からない…。

そう迷ったときに是非読みたい!『さわかみ投信株式会社』の設立である澤上篤人さんの著作『一生安心したいから「大人女子、投資始めます」』から、今回は抜粋でお届けします。

 

では、どこに置いておくのか。それは次の3つの場所です。

1 ちゃんとした投資信託
2 株式
3 信託財産

これまで預貯金しか経験のない人だと、この3つとも「よくわからない!」と頭を抱えてしまうかもしれません。でも、この本を読めば、すぐに理解できます。

実に、シンプルな方法です。では、それぞれの「置き場所」がいったいどんな場所なのか、説明しましょう。

 

投資信託のしくみとは 次ページ

投資信託ってなんですか?

最近、新NISAが少し盛り上がっているので、みなさんも投資信託という言葉を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。とはいえ、実際にはどんなものなのか、正確には知らない人が多いかもしれません。投資信託は19世紀にイギリスのスコットランドで生まれた金融商品です。そのころ、ナポレオン戦争で夫を亡くした妻など、国から一時金を受け取った人たちがけっこういました。

 

未亡人たちはその資金を頼りに、子どもを育て、自分も生きていかなければなりません。長い人生ですから、どうしても運用して増やしていくことを考える必要があったのです。当時、投資運用というのは資産家のためのもので、庶民には縁のない世界でした。ただ縁のない世界といっても、資産運用ができるお金持ちは庶民には憧れの存在であったし、少しでも資産を増やしたいと思う人たちが、戦争未亡人家族以外にもたくさんいました。そんな彼らの間で資産運用へのニーズが高まり、自然発生的に生まれたのが「投資信託(投信)」です。小口資金でも資産運用をプロにまかせられる大変優れた仕組みで、今では世界中に広まっています。

 

少額からスタートできる!便利な投資商品 次ページ

少額からスタートできる便利な投資商品

投資信託を理解するとき、大きな入れ物をイメージしてください。この中には、たとえば株式の投資信託なら、さまざまな種類の株式が少しずつ入っています。少しずつの株式をまとめていっぺんに入手できる商品なのです。また株式を直接買うのとは違って、投資信託だと5000円とか1万円とか、わずかな金額で購入できるというのが大きな利点です。

投資信託そのものは、全体でひとつのファンドとして専門家が運用するので安心ですし、運用委託料もみんなで分担するから安く上がります。また毎月、運用報告があり、どんな株式を買っているのかもわかるので納得できます。

このように、投資信託という商品は、庶民の財産づくりの大いなる味方なのです。ただし、日本では信頼できる投資信託というものに、なかなか出会えない弱点があります。当然のことですが、どの投資信託を買えばいいのかが非常に重要です。この点についてはあとでじっくりと説明します。

 

投資信託のメリットとは? 次ページ

利点が多い投資信託

投資信託には、定期的に分配金が出るものと、分配金を出さずに複利運用するものがあり、資産を有利に増やすためには複利運用のものが最適だと思っています。そのような投資信託については、もう2つ、素晴らしい利点があります。

1つ目は税金についてです。普通、個人投資家が株式投資などで儲けると、その利益に対し約20%の税金がかかります。今話題になっている新NISAは、その税が一定額まで課されない制度だから注目されているのです。

しかし、投資信託はそれ以上に最強の節税効果があります。分配金がない再投資型の投資信託の運用では、いくら投資収益を上げても、それを解約して現金化しない限りは、1円も税金はかかりません。本来なら、税金を払って消えていく収益部分までも再投資に回せるわけで、財産づくりにはとても有利です。

 

投資信託の売買で唯一税金がかかるのは、解約したときだけです。それも、投資信託を解約した分の利益に対してだけです。たとえば、保有している投資信託が1000万円あって、そのうち100万円分だけ解約したとしましょう。そのうち利益が20万円だったら、その20%にあたる4万円ほどが、売却益税として源泉徴収されます(源泉徴収ありの特定口座の場合)。

税金の支払いは、それで終わりです。もちろん、解約しなかった残りの900万円は、相変わらず税金が課されることなく運用されます。あまり知られていませんが、この節税効果はものすごく高いのです。投資信託で財産づくりしない理由はありません。

 

 

次回は「株式について」。更新は、18日(木) 11時半頃を予定しています。お楽しみに!

 

 

 

≪主婦の友社 OTONA SALONE編集部さんの他の記事をチェック!≫

 

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