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メーガン・マークル、米バツイチ女優がプリンセス向きだと思うワケ

OTONA SALONE / 2018年5月25日 21時0分

世界中の注目を集める中、イギリス王室のヘンリー王子と、アメリカ人女優・メーガン・マークルのロイヤルウェディングが先週行われました。

 

プリンスと女優の交際は珍しいものではありませんが、結婚となると話は別です。特にメーガンはイギリス国籍ではなく、ヘンリー王子より年上で、離婚歴もあります。そういった女性との結婚をエリザベス女王が許すはずがないという見方がほとんどでしたが、結婚にこぎつけたようです。

 

お姫さまはいつまでも幸せに暮らしましたとしめくくりたいところですが、現実はそうはいきません。このカップルには早くも離婚説が持ち上がっています。というのは、メーガンの周囲が、彼女をプリンセスの座からひきずり下ろそうと躍起になっているから。

 

家族や友人に脚をひっぱられるメーガン

メーガンの母は離婚と再婚を経験しているため、メーガンには異母きょうだいが存在します。異母姉のサマンサ・クールは「The Diary of Princess Pushy’s Sister」(でしゃばりなプリンセスを妹に持つ姉の日記)という衝撃的なタイトルの書籍を発表しています。

 

異母兄、トーマス・マークル・ジュニアが「結婚をとりやめるべき」とヘンリー王子に手紙を送ったことをメーガンの父が明かしていましたが、このお父さんも問題がない人とは言い切れません。メーガンのお父さんが、イギリスの旅行ガイドを見たり、式服をあつらえる写真が出回りましたが、これはやらせ。自分のイメージをよくするためと言っていましたが、パパラッチから謝礼をもらっていたことを考えると、単にカネ目当てと見ることもできます。

 

メーガンは異母きょうだいを結婚式には招待せず、実父は健康上の問題から参加を見合わせたそうです。

 

メーガンは友人にも非難されています。イギリスの大衆紙「デイリー・スター」の取材に応じた元友人によると、ヘンリー王子との交際が始まったころから、メーガンはこれまでの友達と距離を置き始めたことから、損得勘定で人間関係を割り切る女と非難されていました。また、メーガンはダイアナ妃のファンで、王室入りを狙っていた野心家とも証言されていました。

 

王子さまと結婚するからって、家族や友人を捨てるなんてひどいと思われる方も多いでしょうが、工藤静香(2018.3.9)の回で述べたとおり、「友情は、自分とだいたい同じでちょっと違う人でないと成立しない」と考えている私からすると、メーガンの家族や友人の言い分はザ・嫉妬に感じられます。

 

こういう人は仲良くしつづけた場合、「自慢してくる」といった具合に、違う文句をつけてくる可能性はありますし、何より話も合わなくなるでしょうから、メーガンの選択は賢明なのではないでしょうか。

 

それにしても女性の野心というのはなぜこんなに悪いものとされるのでしょう。プリンセスになりたいという野心を一番歓迎しているのは、王室の長、つまりエリザベス女王なのではないかと勝手に私は思っています。

キャサリン妃とメーガンの共通点とは?

ウィリアム王子とキャサリン妃の婚約が発表されたのは2010年の11月ですが、その年のクリスマス頃、ロンドンを旅行していた私は、ダイアナ妃とキャサリン妃を比較する番組を見ました。

 

ダイアナ妃は名門貴族スペンサー家の出身ですが、両親は離婚、継母との折り合いも悪く、さみしい少女時代を過ごします。ダイアナの夢は暖かい家庭を築くこと。チャールズにはカミラという愛人がいましたが、若く美しく処女であるダイアナは国民受けするという理由で、エリザベス女王が推したので急転直下で結婚を決めたそうです。

 

念願の暖かい家庭が作れると思ったダイアナは、チャールズの浮気を知って精神的に不安定となります。2人の王子を設けたものの、自身も不倫をし、離婚。恋人とパリに滞在中に不慮の事故でこの世を去りますが、この事故には未だに王室の関与がささやかれています。

 

対するキャサリン妃は資産家家庭に育ちましたが、貴族階級ではありません。大学の寮でウィリアム王子と知り合い、「自然な恋愛」で結婚したことになっています。

 

テレビでは美しいエピソードが羅列されていましたが、タブロイド紙では、母親がウィリアムをゲットせよとさんざんけしかけていた説や、高校時代からウィリアム王子の写真を部屋に飾っていた、大学内のファッションショーではビキニのような露出の高い服を着て悩殺したなど、やる気マンマンエピソードにも事欠きません。

 

二人は一度破局しているのですが、大衆紙「News of the World」によると、エリザベス女王は「ダイアナの二の舞はごめんだ」と語ったそうです。これは王室のイメージダウンになるゴタゴタを起こす人はいらないという気持ちの表れでしょう。「選ばれちゃったプリンセス」ダイアナ妃と、「選ばれるためがんばってきたプリンセス」キャサリン妃。どちらが王室に迷惑をかけない、もしくは貢献できるか女性になるかは言うまでもないでしょう。

 

仮にメーガンに王室入りの野心があったとすると、彼女もキャサリン妃と同様「選ばれるためにがんばってきた」タイプとなります。女優で、自分を魅せる方法に長けたメーガンは、王室のイメージアップに貢献できますし、プリンセスで居続るために、王子が浮気をしても離婚などと騒ぎ立てる可能性もないでしょう。

 

野心的な愛は不純なのか?

仕事で「〇〇をやってみたい」と口にすること、精力的に努力することは称賛されるのに、「〇〇と結婚したい」と口に出すことは憚られる雰囲気があります。それは多くの女性が「愛にがつがつするのは恥ずかしい」といったふうに、“愛”を特別視しているからではないでしょうか。

 

しかし、現実問題、出会おうと思わなければ出会えませんし、出会わないと“愛”は生まれません。仮に出会えたとしても、相手にとってメリットがなければ、それは遊びで終わってしまう。また、プリンスのように恵まれて育ってきた男性は、共感能力が薄い傾向があります。そういう男性と愛し合って生きていこうと思うなら、メンタルの強さは必須です。こう考えてみると、野心的で強くなければ、愛は手に入らないと言えるのではないでしょうか。

 

その昔、高視聴率を記録したドラマ「家なき子」(日本テレビ系)で「同情するなら、カネをくれ」というセリフがありましたが、「愛されたいなら、強くなれ」に一抹の真理はあるように思うのです。

 

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