ほったらかしでも貯まる！「お財布を休ませる」方法って？

触れない日はないといえるお財布。私たちも休みがないと疲れ切ってパワーがなくなってしまうように、お財布も休みがないとお金が貯まるパワーがなくなってしまいます。お金が貯まるための「お財布の休ませ方」を2つ紹介します。

 

お財布の休ませ方１・開かない日をつくる

休ませるといっても、お財布をバッグから出して一緒に眠るというわけではありません。朝起きてそのまま出かけてしまうとお財布を忘れてしまうかもしれないので、お財布と一緒に眠るのはおススメしません。

 

お財布を開くことを休む、つまりお金を使わない日を作るという休ませ方です。といっても、通勤のために交通費を使うなどの必須項目はOK。それ以外の、ちょっとコンビニでコーヒーを、ランチにパスタを、晩御飯の食材を買いにスーパーをというような「ちょこちょこ買い」をしない日を週に1回は作ってみましょう。

 

丸一日お金を使わないための一例を紹介します。

 

1、 お昼ご飯は持参

おにぎりと冷蔵庫にあるウインナーと野菜のソテー、あればフルーツを小さな保存容器に入れるだけの簡単ランチを持参。「お弁当」にするとなるとハードルが上がってしまいますが、これくらいなら余りもので準備できます。一時期流行った「おにぎらず」は半分にカットすると切り口も綺麗でSNS映えもしますし簡単でおススメです。

※「おにぎらず」…切らない大きな海苔1枚にごはん、卵焼きやちくわ、野菜炒めなどの具さらにご飯をのせてくるみ、ラップで包んで出来上がり。

 

2、 ドリンクは持参か勤務先の飲み物を

つい買いたくなるコンビニコーヒーや自販機ドリンクは我慢。マイボトルを持参して財布からお金は使いません。勤務先の給湯室に置いてあるスタッフ用のお茶やコーヒーがあればそれをいただきます。

 

3、 夕食は自炊。飲み会の誘いもお断り

財布のお休みデーは、夕食も自炊します。材料を買いに行ってしまうと財布を休ませることにならないので、自宅にある食材でできるメニューを考えて作ります。もちろん雨が降ったからとタクシーで帰宅するのはご法度。通勤定期やマネーカード（Suica等）で日常負担している範囲までとします。急な飲み会のお誘いがあっても「財布の休日」ですから遠慮しておきます。

 

なんとなくお金を使っているとあっという間に財布の中身は空っぽになってしまいます。週に1回から慣れてきたら数回財布を休ませるようにしてきましょう。支出を減らすだけでなく、食材を上手に使い切る節約にもつながります。

 

【もう１つの「休ませ方」とは…？次ページ】

お財布の休ませ方２・中身を綺麗に整える

小銭、レシートやポイントカードを入れっぱなしにしておくと、財布があっという間にパンパンになってしまいませんか？人もおなかがいっぱいのままだとゆっくり休めません。財布もゆっくり休めるように中身をすっきりさせてあげましょう。

 

週に1回だと整理が大変になるので、三日に一回は財布の中を確認しましょう。慣れてきたらお風呂上りに、夕食後のお茶のタイミングでなど一日一回習慣化するのもおススメです。

 

レシートを見ながら無駄遣いはなかったか支出の確認し財布から出して処分していきます。あまり行かないお店で勢いで作ってしまったポイントカードがあれば処分します。貯められそうなポイントカードは財布に残してOKですが、3～5枚位を限度にしておきます。それ以上の枚数になってしまってもどうしても残しておきたいポイントカードがあればカード入れなどを別に用意して保管しておいてもよいですが最後まで貯まらずに期限切れになることが多いものです。

 

また、小銭が多すぎるようなら次の買い物で端数を使うよう心づもりしたり、いくら以上は財布に小銭を残さないなどマイルールを決めて小銭貯金をするのもよいでしょう。

 

このように中身を整理すると、財布がしまらないパンパンの「おデブ財布」になることを防ぐことができます。すっきりした「スマート財布」は金運アップの大事な要素で仕事運・恋愛運もアップします。

 

もし一緒に飲みに行った仕事の同僚や取引相手、いいかも♡と思っている彼の財布が「おデブ財布」だったらどう思いますか？　お金にルーズなのかなと思ってしまうはずです。仕事を任せたいなとか、この人についていこうという気持ちは薄れてしまうのではないでしょうか。

 

自分の財布が「おデブ財布」だったら逆にそう思われるということです。日々の生活でお財布は意外と見られているものです。お財布を一日ありがとうの気持ちを込めて、すっきりさせて休ませてあげる習慣をつけると「スマート財布」をキープし、仕事運・恋愛運もアップにつながります。

 

まとめ

財布に休みがないのはお金の出入りが多い証拠です。自分が一生懸命働いて得た大切なお金を守ってくれている大切な財布。ゆっくりねぎらい休ませてあげしょう。「お金を使わない財布の休み」で無駄遣いを防ぎ、「おなかいっぱいをすっきりさせる財布の休み」で支出の管理ができるようになります。ほったらかしでもお金が貯まることにつながる「お財布の休み」。ぜひ実践してみてください。

 

稲村優貴子　ファイナンシャルプランナー(CFPR)、心理カウンセラー
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆業務を行い、テレビ・新聞・雑誌などのメディアでも活躍中。FP Cafe登録パートナー。

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