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忘れられない……40代・50代の男性に聞いた「別れたことを後悔する女性」

OTONA SALONE / 2018年6月11日 17時30分

終わりを迎えた恋。そのときはそれが最善だと思って別れを決めたのに、時間が経って冷静になってみると、やっぱり後悔する気持ちのほうが強くて……。こんなことは、女性だけでなく男性にだって起こります。

特に、40代・50代と年齢を重ねると、愛する人とのさよならは尾を引くもの。復縁をがんばりたい気もあるけれど、恋愛に向けるエネルギーに不安が、という声が聞かれました。

別れた女性を忘れられない、せつない男心についてご紹介します。

ケース1・「まだまだイケる」と調子に乗って失った最愛の人

「仕事の関係で知り合った5つ年下のアラフォー女性。お互いお酒が好きで、仕事終わりによく飲みに行く関係から、紆余曲折あって恋人になりました。

その少し前、結婚を考えていた俺は婚活パーティーに参加していたけど振られっぱなし、『恋愛はもういいや』なんて諦めていた頃に出会ったのが彼女で、交際が決まったときは幸せでした。

彼女は仕事もできるけど家庭的な女性で、別々の家で暮らしながら毎日俺のために弁当を作ってくれていました。女性に尽くされるなんて久しぶりで、こんな俺でも好かれるんだと自信が持てましたね。

でも、いま思えば感謝が足りなかった。自分を大事にしてくれる彼女がいることに『まだイケるじゃん』と勘違いした俺は、結婚したかった気持ちを忘れてしまって、出会い系のアプリに手を出したんです。

どんな女性がいるか知りたい好奇心もあったけど、俺も誰かと出会えるかも、と軽い気持ちでした。

でも、スマホの通知でアプリの存在がバレてしまい、不審に思って調べた彼女から『出会い系やってるんだ』と言われ、喧嘩に。

彼女はすっかり落ち込んでしまい、最初は謝っていた俺も最後は『もういいよ』と仲直りを放棄。そのまま別れました。

意地になって出会い系をがんばってみたけど、結局いい女性には出会えずじまい。自分の馬鹿さ加減にも呆れるけど、今も元カノのことが忘れられません」(43歳/公務員)

 

★ 彼女がいるのに出会い系。そりゃ振られるわ、と納得ですが、女性とお付き合いした経験が少ない男性の中には、時たまこういうことをしてしまう人がいます。

彼女に特段の不満があるわけではなく、ただ自分の「市場価値」を知りたいだけ。そう言い訳しながら遊んでみたところで、最後に残るのは元の孤独だけ。最愛の人を失うきっかけをみずから作り、いつまでも引きずってしまうパターンです。

この男性は元カノとよりを戻したいと願っていましたが、結局「今さら相手にされるはずがない」「もう信用してもらえない」と決めつけてしまい、動けませんでした。

因果応報という言葉がありますが、それでも誠心誠意彼女に謝りたい気持ちがあれば、結果はまた違っていたかもしれません。

 

次のケース→『いつまでも私に遠慮して、心を開いてくれない』

ケース2・心を開けずに逃してしまった大切な愛情

「男友達の友人として知り合った41歳の女性は、底抜けに明るくて誰にでも同じ態度で接する人。あまり人付き合いが上手くない自分には眩しいような存在でした。

10年前に嫁の浮気が原因で離婚した俺は、それからすっかり恋愛にはご無沙汰で、最初はその女性に対しても友情しか感じていませんでした。

それが、俺の母親と同じ病気をわずらっていることを知ってから親近感が湧いてしまい、個人的に話す時間が増えて、いつしかふたりで会うように。

何となく彼女に好意を向けられているのは気がついていて、俺も好きだと思ったけど、告白する勇気は持てませんでした。

10年ぶりに感じる恋愛感情は、幸せだけど『付き合っても愛想を尽かされたらどうしよう』と不安になる気持ちのほうが強くて……。

結局、彼女のほうから告白してくれて交際が始まりました。どうなるか心配だったアレも何とか成功(?)して、続けられるかなと思っていたけど。

意見の食い違いでちょっと言い争いになりそうな雰囲気を感じると、喧嘩が怖くて俺が黙ってしまう。彼女の意見を受け入れているつもりが、彼女から見れば『いつまでも私に遠慮して、心を開いてくれない』と感じていたそうです。

少しずつ彼女からの連絡が減り、会う時間が短くなったなと感じた頃には、彼女は別れることを決めていました。

最後、泣きながら『信頼されていないのがつらい』と言う彼女に、何も言えませんでした。どうすれば俺は変われるのか、教えてほしかった。

彼女とはたまに友人同士の集まりで顔を合わせるけど、いまだに挨拶もしません。昔と変わらない彼女の笑顔を見るのはつらいです」(51歳/配送)

 

★ この男性の場合は、とにかく彼女と親密な距離になることを怖がっていました。彼は彼女のことを思って接しているつもりでも、どこかで他人行儀な振る舞いが抜けず、彼女の不安を消してあげることができなかったのですね。

「共通の話題がなければ仲良くなることもなかった」と彼は話していましたが、恋愛に積極的になることから遠ざかっていた彼には、まず自分の思いと向き合う時間が必要だったのかもしれません。

彼女のほうは、精一杯の愛情で彼と付き合おうとしていたはずです。でも、いつまで経っても縮まらない心の距離に耐えられなくなるのもまた、愛情があるから。喧嘩を避ける彼の姿は、とても寂しかったと思います。

どちらが悪いということではないのに、終わってしまう恋。嫌いになって離れたわけではないことが、彼の中にいつまでも彼女の面影を残しています。

 

 

 

 

失恋を引きずる男性の中には、大きな後悔があります。

ですが、わかっていてもなお、復縁のために動く勇気が持てないのが男性の弱さ。恋愛で受けるダメージは、自分を否定されることと同じくらいつらいものです。

次の一歩を踏み出すには、まだまだ時間がかかりそうですね。

 

≪恋愛相談家 ひろたかおりさんの他の記事をチェック!≫

 

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