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もし実家で"太陽神戸"の通帳を見つけたら

プレジデントオンライン / 2019年1月2日 11時15分

■親が内緒で貯めてくれた預金、今はなき銀行でも取り返せるか

最後の取引または満期から10年以上経過した預金口座を「休眠口座」という。現在、年500億円ずつ増えているといわれるこの休眠口座の預金は、金融機関の負債に計上されている。だが、2016年12月に休眠預金活用法が成立したことで、今後はNPO法人などの助成に活用することになった。

具体的には2018年1月以降に「口座残高1万円以上」の休眠口座がある場合、預金者に通知され、19年から助成がはじまる見込み。10年放置された預金が没収されるように思えるかもしれないが、そうではない。

現在も、法改正後も、預金者は返還請求ができ、ほとんどの金融機関は返還に応じている。

親が本人に内緒で貯めてくれた、あるいは就職、転勤、転居などで口座をつくったことを失念してはいないか。この機会に通帳やカードを整理して、預金を回収しよう。親御さんにも声をかけ、通帳がないか、一緒に探すのもいい。

■通帳紛失の場合でも1000円程度で再発行が可能

当時、口座を開設した銀行が合併等で今はなくても受け皿となっている銀行に請求すればいい。たとえば、現在は三井住友銀行になった太陽神戸銀行や三井銀行の通帳が手元にあれば、三井住友銀行から払い戻しを受けることができる。

引き出しには休眠口座の通帳、印鑑、本人確認書類が必要になる。通帳紛失の場合でも1000円程度で再発行が可能だ。まずは銀行に問い合わせたい。

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払い戻し可。「太陽神戸」なら「三井住友」に申請

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深野康彦
ファイナンシャルリサーチ代表
AFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。独立系FP会社などを経て、2006年より現職。著書に『ジュニアNISA入門』など。
 

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(ファイナンシャルプランナー 深野 康彦 構成=高橋晴美)

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