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「私たちは逃げません」3年ぶりの再会を果たした小室圭さんと眞子さまの胸の内

プレジデントオンライン / 2021年10月20日 15時15分

赤坂御用地へ向かうため自宅マンションを出る小室圭さん=2021年10月18日午前、横浜市港北区[代表撮影](写真=時事通信フォト)

■「勘当したに等しい結婚」といわれているが…

小室圭は10月18日、東京・元赤坂の赤坂御用地を訪れ、約3時間半滞在した。

長く伸びていた髪は、前日、自宅に知り合いの美容師に来てもらって、切ったそうだ。秋篠宮夫妻に帰国報告と結婚の挨拶をした後、3年数カ月ぶりの再会を果たした秋篠宮眞子さんとは何を語り合ったのか。

2人で見つめ合った後、小室圭が「お迎えにまいりました」とでもいったのだろうか。

意地の悪い週刊誌の中には、秋篠宮が小室圭を蛇蝎(だかつ)の如く嫌っているから、「門前払いにして会わないのではないか」と書いたところもあった。

スポーツニッポン(10月16日付)は「秋篠宮さま決別対面 小室圭さん」とタイトルを打ち、秋篠宮の旧知の知人に「儀式を行わせず、眞子さまを勘当したに等しい結婚。宮さまにとって、小室さんは今後も赤の他人」といわせている。

だが、当然ながらそのようなことはなかった。

■外国メディアや週刊誌記者も異例の参加

小室圭から挨拶を受けた秋篠宮夫妻は、その後、千鳥ヶ淵戦没者墓苑での慰霊祭に参列した。

「宮内庁関係者は『公務から戻られたお二人には笑顔が見られた。今後について良い話し合いができたのかもしれない』と話した」(スポーツニッポン10月19日付)

10月26日には一般人小室眞子として夫の圭と一緒に「運命の記者会見」に臨む。

さまざまに報じられている情報から類推すると、2人は午前中に婚姻届を出した後、午後から都内のホテルで会見に臨むようだ。

記者は宮内庁担当だけに絞り、事前に提出された質問に答え、追加質問はないと思っていたが、どうやらそうではないようだ。

宮内庁担当記者だけではなく、外国メディアや週刊誌記者(日本雑誌協会加盟社)も一部入れるようである。眞子さんが結婚報告と事前の質問に答えた後、会場内からの質問も受けるという情報もあれば、小室圭だけが残って金銭トラブルなどの質問に答えるのではないかという見方もある。

結婚報告だけでも、全国中継されるとなれば気が重いだろうと思うのに、結婚の障害になった金銭トラブルについて追及されるというのでは、2人にとって針のむしろに違いないと心配になる。

■眞子さまの結婚に対する「覚悟の表れ」か

この異例の会見は秋篠宮が2人に課した「最後の試練」ではないかと見るメディアもある。

「殿下は常々、結婚について『国民が納得するカタチ』を望まれてきた。しかし、現状必ずしもそうとはなっていない。

『秋篠宮殿下としてはどこかで“けじめ”をつける必要があると考えていた。(中略)それらを含めて2人に“乗り越えてみなさい”というメッセージなのかもしれません』とは皇室ライター」(東スポWeb 10月15日12時31分)

穿(うが)ち過ぎる見方だと思う。

医師から「複雑性PTSD」と診断された眞子さんに、父親の秋篠宮がそのような試練を娘に求めるはずがない。宮内庁が主導したとも考えられない。

私は、このような異例な会見を開くというのは眞子さんの考えではないかと推測している。彼女のこの結婚に対する覚悟の表れだといってもいい。

小室圭と結婚してアメリカに立つ前に、この2人の結婚に異を唱えているメディアや国民にすべてを話し、納得してくれないまでも、少しでも自分たちの結婚を理解してほしい。

コロナ禍のマンハッタン
写真=iStock.com/GCShutter
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/GCShutter

会見時には皇籍を離脱しているから皇室の人間ではないが、これまでの皇室の歴史の中で誰も成し遂げたことのない“偉業”になるといってもいいと思う。

■「私は逃げない」という強い意思表示を考える

なぜ、眞子さんがここまで思いつめ、通り一遍の会見ではない形をとろうと考えたのだろう。

その少し前までは、予定調和の会見でしかないと、メディア側も諦めていたふしがある。

それが変わったのは、10月1日、加地隆治皇嗣職大夫と同席した秋山剛医師から「秋篠宮眞子さんが複雑性PTSDである」と公表する直前ではなかったかと考えている。

これから愛する人と異国の地で新生活を始めるという若い女性が、これまで隠してきた自分の病について公表しようとは思わないだろう。

だが、眞子さんは自分の意志で公表するという選択をしたのだ。そこには、この病に負けない、克服するという強い意思表示があると思う。

そのためには、どんなにつらくとも、どんなに厳しい質問を投げつけられようとも、私は逃げない。そう眞子さんは考え、決断したのではないか。

もちろん、小室圭の支えがあってのことであり、秋篠宮夫妻は反対したのではないか。

だが眞子さんの気持ちは変わらなかった。

■メディアや国民に告げる「人間宣言」ではないのか

私は、これは眞子さんのメディアに対する“復讐”への第一歩ではないかとさえ思っている。

復讐という言葉は強すぎるかもしれないが、眞子さんがメディアや国民に対して高らかに告げる「人間宣言」ではないのか。

一人の人間として、理不尽なことには我慢せず、これからははっきりものをいっていく。そう心に決めたのだろう。

もちろん小室圭と相談の上であろう。彼も、日本の週刊誌を含めたメディアの報道のあり方には思うところがあるに違いない。

しかも彼はパラリーガルを経て、近々資格を取得する新進気鋭の弁護士である。

一部報道によると、会見までに母親の元婚約者と会って、解決金を支払うことで、この件に決着をつけるつもりだという。

そうなればメディア側も突っ込みどころがなくなるのではないか。

それ以外にメディア側は、アメリカでどのように暮らすのか、一切の儀式をしない異例の結婚と一時金を辞退した経緯、秋篠宮夫妻に対する思いなどを質問してくるだろうが、答えに窮することはないだろう。

眞子さんと小室圭の最強タッグの反撃が、これから始まるような気がする。

■名誉毀損で訴える日が来るかもしれない

結婚後も2人への中傷報道を続けるのなら、名誉毀損(きそん)で訴えることもあり得る。ヘンリー王子やメーガン妃のようにテレビに出てメディアへの批判をすることも、本を出版するということもあり得るかもしれない。

加地皇嗣職大夫は結婚発表の場で眞子さんの病を公表し、その原因は週刊誌などメディアの「誹謗中傷報道」によるものであるといった。

これは眞子さんから伝えられた言葉だと考えても、的外れではないだろう。

それほど、小室圭の母親・佳代と元婚約者の金銭トラブル報道をきっかけに始まった報道合戦は苛烈を極めた。

小室母子のプライバシー暴露へとエスカレートし、さらにその矛先は秋篠宮夫妻や眞子さんにも向けられた。

皇室はどんなことを書かれても名誉毀損で訴えることはない。有名アイドル並みの知名度がありながら、何を書いても抗議さえしてこない。

これほど週刊誌にとってありがたい存在はないのである。

眞子さんは美智子皇后(当時)のバッシングのことは知らないだろうが、雅子皇太子妃(当時)が適応障害のために十全に公務を務められないとき、心ない批判を続けた週刊誌報道は目にしていたはずである。

それがわが身にも起こった。だが表立って抗議することもできず、一人悶々としていたであろうことは想像に難くない。

■文春は穏当な書きぶり、女性セブンは「国民のせい」とチクリ

意を決して公表した「複雑性PTSD」でさえも、病気だから報道を控えろというのか、言論弾圧ではないかと反撃してくる始末である。

「複雑性PTSD」公表直後の週刊文春(10月14日号)は、精神科医の秋山剛NTT東日本関東病院品質保証室長がなぜ眞子さんの診断にあたったのか、「宮内庁には医務主管を筆頭に、皇族の方々の体調管理にあたる医師らがいる」のにという疑問を呈し、雅子妃の適応障害の主治医である大野裕との関係ではないかと推測する(大野医師は紹介していないと否定している)。

その後は、眞子さんのこれまでの人生を振り返り、好みの男性は「三浦春馬や佐藤健」だったというエピソードを交えながら、「結婚延期から三年八カ月。眞子さまは、国民の納得や祝福を諦めることと引き換えに、ようやく自由をつかもうとされている」(週刊文春)と比較的穏当な書き方である。

だが、女性セブン(11月21日号)は、「ツイッターではトレンドワードに『国民のせい』が急上昇。なかには『(PTSDは)国民が批判するからですか』『国民のせいにされて悲しい』といった声が上がったのもまた事実だ」と、SNS上の声を借りてチクリと一刺ししている。

■新潮は「PTSD公表は言論封殺ではないか」と大反発

女性自身(11月2日号)は「小室圭さん(30)結婚会見で金銭トラブル釈明拒絶『私も被害者』呆れた口実」と、会見前から根拠のない批判をしている。

しかし、週刊新潮(10月14日号)になるとそんな生ぬるいものではない。自らのこれまでの報道を省みるどころか、「PTSD発表は言論封殺ではないか」と大反発しているのだ。

慶事に医師が臨席して「患者の病状」を語り出したのは、「およそ尋常ではなかろう」、「それにしても“誹謗中傷”とは穏やかならざる物言いである」とけんか腰。

さらに、今回の一方的ともいえる“被害申告”には「小室さん母子の存在が見え隠れしてなりません」(秋篠宮家の事情を知る関係者)として、小室圭と毎日スカイプで逢瀬を重ねているうちに、マインドコントロールされたのではないかと憶測する。

「国民を敵視するかのようにも見受けられる結婚直前のお二人は、皇室に致命的な爪痕を残しつつあるのだ」と結ぶ。

小室母子や眞子さんを敵視したような報道を繰り返してきたのは、はて、週刊誌側ではなかったのか。

■美智子さまや雅子さまへのバッシングよりも長く激しかった

それでも新潮の怒りは収まらない。精神科医の和田秀樹を登場させて、眞子さんの症状は複雑性PTSDではなく、適応障害だといわせている。

和田の、複雑性は通常のPTSDよりも深刻で、「最も治療が困難な精神病のひとつであり、数年にわたってカウンセリング治療を受けて、ようやく症状が少し緩和される方がいらっしゃるというもの」。世間からの批判が止み、環境が変われば寛解するというのなら、適応障害だというのだ。

和田のいう、安易に複雑性PTSDという診断を出すことで、本当に苦しんでいる患者たちの症状が軽んじられることになりはしないかという危惧は理解できる。

暗い部屋で孤独な少女
写真=iStock.com/xijian
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だが、眞子さんに向けられてきたバッシング報道は、美智子皇后や雅子妃のときに比べても長く激しかったと思う。

そのために生じた精神的なダメージを、その程度はたいしたことではないはずだ、こんなときに持ち出すのは言論封殺ではないかと居直るのは、私には理解しがたい。

週刊新潮の攻撃は次の号でも続いた。

母親の紀子さんはお茶の水大の人間発達教育科学研究所の特別招聘研究員をしているが、その研究テーマは「メディアなどの養育環境が子どもに及ぼす影響」(新潮)で、「研究対象とすべきが娘の眞子さまだったとは、何たる皮肉でしょう」(宮内庁関係者)と報じている。

■「佳代さんを刑事告発」しかし、よくよく見ると…

秋山医師は加地皇嗣職大夫の会見に同席して、眞子さんは特定の文字を見ると、実際には関係ない内容であっても恐怖感を再体験することがあると語ったが、週刊新潮によれば、その特定の言葉とは「税金泥棒」だというのである。

皇太子妃時代の雅子さんが体調不良で苦しんでいた2013年、東京駅で居合わせた市民から同様の言葉を投げかけられたことがあったそうだ。尊敬する身近な人への心ない国民の声や、今回の結婚騒動の中で、反対する国民の心の中に、同じような批判が少なからずあることを、眞子さんは敏感に受け止め、それがトラウマになったのかもしれない。

女性セブン(10月28日号)は、小室圭の母親・佳代が不正受給で「刑事事件への暗転」と報じている。

「巨悪は眠らせない」という伊藤栄樹元検事総長の言葉まで引用して、佳代が東京地検に刑事告発され、詐欺罪で逮捕されるかのような書き方である。

たしかに告発状が出されたのは事実のようだ。これを出したのはジャーナリストで、1つは遺族年金不正受給疑惑、2つ目は、傷病手当をもらいながら、知人の店で働いていた保険金詐欺疑惑があるというのである。

だが、結論をいえば、この告発は東京地検特捜部から3日後に「返戻(へんれい)」、つまり突っ返されていたのだ。

新潮もこの件を記事にしているが、差し戻されたことを書いていないのはどうしてなのだろう。

■“悪意”の嵐の中で臨む会見はどのようなものになるか

このように“悪意”があると思わざるを得ない報道の嵐の中で記者会見が開かれる。

私は、眞子さんは美智子皇后(当時)が週刊誌からバッシングを受けたときに公表した言葉を引用して、メディアに自省を促すのではないかと、勝手に想像している。

「批判の許されない社会であってはなりませんが、事実に基づかない批判が、繰り返し許される社会であって欲しくはありません」

小室圭にとってもこの会見は、眞子さんの夫として、人間として、弁護士としてやっていけるかどうかの大きな試金石になるはずだ。

眞子さんは小室圭に、この会見について、こういっているのかもしれない。「私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」だと。

(文中敬称略)

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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