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オーストラリアへき地医療学会とRural Generalist Program Japan との覚書締結について

PR TIMES / 2021年1月19日 11時15分

~国際連携を通して日本の離島・へき地医療の充実を目指します~

合同会社ゲネプロの提供する『Rural Generalist Program Japan』(離島・へき地研修プログラム)と、オーストラリアへき地医療学会 (Australian College of Rural and Remote Medicine) との間において、相互協力および協調発展に関する MOU(覚書)を 2020 年12 月 17 日(木)に締結いたしました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/72049/1/resize/d72049-1-250534-1.png ]

この度、合同会社ゲネプロ(所在地:千葉県旭市、代表:齋藤学)の提供する『Rural Generalist Program Japan(以下、RGPJ)』(離島・へき地研修プログラム)と、オーストラリアへき地医療学会 (Australian College of Rural and Remote Medicine(以下、ACRRM、所在地:オーストラリアクイーンズランド州、 President:Dr. Sarah Chalmers)との間において、相互協力および協調発展に関する Memorandum of Understanding (以下、MOUまたは覚書)を 2020 年12 月 17 日(木)に締結いたしました。


【背景】
日本では、離島・へき地における医師不足や医師偏在が顕著ですが、世界でも同様の課題を抱えています。医師の絶対的不足、地域偏在・診療科偏在がよく議論される一方、地域に根ざした医療を実践できる総合診療医の少なさ、過重な労働時間、医療の高度化、専門知識や手技の追求による複雑化なども課題となっています。日常の病気やケガの初期治療、病気の予防、介護、看取りなどに対応する「総合診療専門医」の必要性がますます高まり、離島やへき地では、医療や介護を地域で一体的に、かつチームで支える医療サービスの提供のモデルが必要となっています。

合同会社ゲネプロは、2017年に離島・へき地の医師不足を解消するべく、卒後研修プログラムを立ち上げました。離島・へき地医療では世界最先端をいくオーストラリアのモデルを参考にプログラムを構築し、「離島・へき地で戦える医者になる」、「離島・へき地で戦える医者を育てる」、「離島・へき地で戦う医者を支援する」という三本柱を掲げています。総合診療医の養成と、育った医師を求められる地域に輩出するネットワークづくりを始動し、一方通行の人材供給ではなく、医師が定期的に実力をブラッシュアップできる教育機会を盛り込み、勤務地のローテーションを可能とする仕組みづくりを構想しています。


【覚書の概要】
覚書は、双方の関係を明文化し、個人レベルから組織レベルの協力体制へと深化することを正式に表明したものです。今後 2 つの領域で協力体制を強化してまいります。

1.ACRRM の認定基準を満たすための取り組み
 RGPJ の研修が、ACRRM の研修プログラム基準を満たし、正式に単位として換算されるような枠組みに発展できるよう、研修プログラムの更なる改善を図ってまいります。

2.プログラム運営の相互連携および協力関係の強化
 ACRRM の持つ教育資源や専門的な知見の共有、学術的な研究およびプログラム評価における協力体制の構築、さらに研修生や指導医を含む、両プログラム間における人的交流の促進を強化してまいります。さらには、国際学会において、ACRRM との共同企画を進めてまいります。


[画像2: https://prtimes.jp/i/72049/1/resize/d72049-1-556011-2.png ]

(写真 左) Rural Generalist Program Japan 代表 齋藤学
(写真 右) Australian College of Rural and Remote Medicine 代表 Dr. Sarah Chalmers

覚書締結式の様子(2020年12月17日)
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=RpoVr1q5tUc ]




ACRRM 代表 Dr. Sarah Chalmersよりコメント:
このMOU締結によって私共2つの組織がより強い協力関係を築けることを大変嬉しく思っています。MOUの締結は、教育資源や専門的なアドバイス・知識の共有、研究や評価における協力、両プログラムの指導者や研修生の交流の促進等、新たな協力関係を構築し、お互いの活動をサポートしていくことを双方がコミットする、大変重要な節目です。私たちは、ともに離島・へき地に関する国際学会や関連プログラムに参画し、RGPJの研修プログラムがACRRMの研修基準を満たし、正式に認定されるよう、サポートをしていく所存です。

RGPJ 代表 齋藤学よりコメント:
現在の日本において、「離島・へき地医療」の重要性は年々増しつつある一方で、それを担うべき人材を育て上げる教育の仕組みや道筋などについては、残念ながら十分に整備されているとは言えません。
今回の MOU 締結を通じ、離島・へき地医療の普及と教育において世界トップレベルの経験とノウハウを持つACRRM との協力や連携を強化しながら、世界に通用するプログラムとして、そして世界中のへき地に貢献できるプログラムとして『Rural Generalist Program Japan』を構築・発展させていく所存です。
今後とも益々のご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。


ACRRM概要:
Australian College of Rural and Remote Medicine(ACRRM)は、オーストラリア医療評議会(AMC)の認定を受けており、総合診療の専門的な医療基準に準じたトレーニング、評価、認定、継続的な専門能力開発を提供しています。ACRRMは、オーストラリアで唯一の農村・遠隔医療に特化した学会(学術団体)です。意欲的で経験豊富な総合診療医やへき地で働く医師を訓練し、サポートすることで、地域社会に高度な質の医療を提供することを目指しています。
https://www.acrrm.org.au/

合同会社ゲネプロ(RGPJ運営)概要:
合同会社ゲネプロは日本の離島・へき地医療の充実を目的に設立した法人です。ACRRMをモデルに医師の能力開発を担うRGPJを運営しています。RGPJは医師が所属する病院の外部機関として研修を提供しており、どこの病院で研修を行っても一定の質や内容を担保する役割を担っています。プログラムは1年間で日本国内の離島・へき地で1年の研修を行ったのち、3か月の海外研修を行います。

現在は、長崎県上五島病院(長崎県新上五島町)、大井田病院(高知県宿毛市)、益田地域医療センター医師会病院(島根県益田市)、国保匝瑳市民病院(千葉県匝瑳市)、薩摩川内市下甑手打診療所(鹿児島県薩摩川内市)が研修病院になっており、1期-3期生22名がプログラムを修了。4期生が現在研修中。研修開始時平均年齢35歳、卒後年数9年。多くは何らかの専門医を有しています。

・RGPJ の研修概要、最新のニュース等はウェブサイトへ:https://genepro.org/

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