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武田薬品工業、エジプト保健医療庁とがん診療部門設置でMOU(エジプト)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月3日 1時40分

武田薬品工業のエジプト法人タケダ・エジプトは3月26日、エジプト保健医療庁と、包括的がん診療部門設置に関する覚書(MOU)に署名した。このMOUでは、保健医療庁がタケダ・エジプトと協力し、包括的健康保険制度が適用される県にある同庁傘下の医療施設内に包括的がん診療部門を設置し、国際標準にのっとった最新の医療サービスを運営管理し、診断・治療プログラムのスキルと知識を高めるトレーニングを実施することを定めている。

同庁主催のフォーラムの場で、元保健相のモハメド・タグエルディン保健・疾病予防担当大統領顧問、アーメド・エルソブキー保健医療庁長官、武田薬品のロドリゴ・ロドリゲス・ウクライナ・中東・アフリカ地域統括、岡浩・駐エジプト日本大使が立ち会いのもと、保健医療庁のアミール・エルタルワニー・エグゼクティブディレクターと、タケダ・エジプトのサミ・ハリル・ゼネラルマネジャーが署名した。

エルソブキー保健医療庁長官はMOU締結に当たり、保健医療政策目標を達成するには、民間企業との戦略的パートナーシップが重要で、特にがん患者に対する高品質で革新的な保健医療サービス提供を支援しているタケダ・エジプトの取り組みを高く評価していると述べた。同庁はタケダ・エジプトと協力して、医療サービスの成果を測定するための評価指標設定、がん分析研究、効果的な治療を通じて、がん患者に対するバリュー・ベース・ヘルスケアを強化すると述べた。

タケダ・エジプトのハリル・ゼネラルマネジャーは、医療保健分野で革新と発展を遂げるため、保健医療庁と協力し、今後エジプトのがん患者の生活の質(QOL)向上と、治療の良好な結果をもたらすことを確信していると述べた。

(西澤成世)

(エジプト)

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