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ごみを資源化する”SUSTAINABREWERY(サステナブルワリー)”始動

PR TIMES / 2022年5月30日 19時45分

資源循環型ビール工場で、サーキュラーエコノミーを実現

RISE&WIN Brewing Co.(株式会社スペック)は、ごみゼロの町「上勝町」で展開しているクラフトビール工場に、資源循環システムを導入しました。この仕組みにより、工場から出てくる「モルトかす」「濃度の高い排水」等を乳酸菌とアミノ酸を主体とした液体肥料に微生物分解することで、これまで廃棄されていた生ごみ残渣を資源化することが可能になりました。現在その液肥を使ってビール原料である麦の栽培をスタート。製造過程から出る廃棄物の課題は、ゼロ・ウェイストを理念とする「RISE&WIN Brewing Co.」にとって避けては通れない課題であり、自分たちが排出する廃棄物を無駄にすることなく有効活用する方法を模索する中、2021年9月、この資源循環システムを「reRise(リライズ)」と名付け、ごみを資源化するサステナブルワリーとして、念願のサーキュラーエコノミー実現に向け始動いたしました。



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▶︎小さな町で始まった、小さな循環の世界

一回のビール仕込みから出てくる1t近くのモルトかすや濃度の高い廃液などは、24時間以内に液体肥料となり、上勝町内の農場でビールの原料である麦の栽培に活用しています。自分たちの醸造所から出た廃棄物を液肥にして麦の栽培を行い、それを原料としてビールを作る。私たちが目指していたサーキュラーエコノミーの実現が、ようやく一歩前進しました。この液肥は乳酸菌とアミノ酸を豊富に含んでおり、病気や害虫にも強く、苦味やエグ味の少ない甘みのある作物を育てることができます。現在、町内で農作物を育てる生産者にもこの循環液肥を無料で配布、「野菜が美味しくなった」「害虫がいなくなった」と評判の声を聞くようになり、現在40名近くの町民に利用していただいております。今後はこの液肥の特性を活かした農業にもチャレンジする予定で、ホップをはじめ、コーヒーやカカオなど上勝町では栽培が難しいとされる作物の栽培を計画しています。
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▶︎reRiseとは

reRiseの語源は「再起・再興」。私たち「RISE&WIN」が造った言葉で、上勝で実現したい循環型社会の世界を表す名称です。今回は、ビール工場の廃棄物を液肥にして原料(麦)の栽培をするという循環を作りましたが、上勝町には生ごみの課題以外にも、オムツ問題、ごみの回収問題、リサイクルできていない残り20%のごみなど、他にも解決していきたい課題が多くあります。私たちは課題を解決するテクノロジーを持つ企業や団体と協働し、上勝に魅力的な循環型社会(サーキュラーエコノミー)を作っていきたいと考えております。

▶︎reRise循環農業  分解の仕組みと液肥の成分

reRise循環農業は、有機廃棄物(生ごみ)を装置に直接投入し、微生物(乳酸菌を主体とした菌)の力で残渣物(タンパク質)を遊離アミノ酸に分解します。分解速度は、一般的な食品残渣であれば24時間以内に液肥化します(骨・貝殻・繊維質が固くて強いものは種類によって分解速度が変わり数日かかる場合もあります)。乳酸菌を主体とした液肥となるため、pH(ピーエイチ)は3~4とやや強めの酸性になることで、長期の保存も可能です。

▶︎reRise循環農業  苦味の少ない美味しい野菜が栽培できます  

苦味の少な美味しい野菜が栽培できます液肥の特徴は、乳酸菌などの菌が豊富に生きている状態であることと、多くの種類の遊離アミノ酸が豊富に含まれていることが農業、酪農・畜産、養殖などの生産現場で大いに力を発揮します。特に農場でのテスト栽培を行った結果、化成肥料100%に比べ、ビール液肥100%で栽培したチンゲンサイの糖度・抗酸化力が約1.5倍に、また、苦味の元となる硝酸イオン(高い方が苦味が強い)が約30分の1になりました。
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▶︎reRiseの資源循環の世界(サーキュラーエコノミー)を上勝町から発信

今後、reRise循環の仕組みを世界に拡げていくために、上勝ツアー(液肥野菜の収穫体験など)、循環液肥でできた野菜を使ったプロダクト開発、異業種とのコラボレーション、企業や地方自治体への導入支援を進めていきます。特に、生ごみ廃棄物に困っている企業や自治体からの相談問い合わせを多数いただいており、上勝にとどまることなく、サーキュラーエコノミーの外部への発信と、具体的なアクションを進めていきます。

【URL】
https://kamikatz.jp
https://kamikatz.jp/sustainabrewery/

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