成人女性に対する「乳酸菌クレモリスFC株」の腸内環境改善作用と食生活の関連について発表

PR TIMES / 2013年8月28日 14時8分

日本食品科学工学会 第60回記念大会 / 第60回日本栄養改善学会学術総会

「乳酸菌クレモリスFC株」を用いたヨーグルトの健康効果に関する研究成果を日本食品科学工学会 第60回記念大会(2013年8月29日-31日)ならびに第60回日本栄養改善学会学術総会(2013年9月12日-14日)においてそれぞれ発表いたします。



 フジッコ株式会社(代表取締役社長 福井正一)では、コーカサス地方を発祥とする乳発酵物から分離したLactococcus lactis subsp. cremoris FC株(ラクトコッカス ラクティス 亜種 クレモリス エフシー株、以下クレモリス菌FC株)を用いた製品開発を行い、現在、「カスピ海ヨーグルト」として広く親しまれています。カスピ海ヨーグルトの最大の特徴は強い粘りであり、この粘りはクレモリス菌FC株が産生する菌体外多糖(EPS:exopolysaccharide)に由来します。

 当社では、これまでにクレモリス菌FC株牛乳発酵物の健康効果についてさまざまな研究を行ってきました。今回は、武庫川女子大学国際健康開発研究所(所長 家森幸男)、理化学研究所イノベーション推進センター辨野特別研究室(特別招聘研究員 辨野義己)との共同研究により、成人女性に対するクレモリス菌FC株牛乳発酵物の摂取試験を実施し、腸内菌叢や便通、食生活との関連について検討した結果を2題発表いたします。

■ 研究の概要
<摂取試験>
 健康な成人女性66名(平均年齢45.3歳)を対象として、EPSを産生するクレモリス菌FC株と、対照としてEPSを作らない菌種でそれぞれ調製した牛乳発酵物を6週間毎日摂取してもらいました。摂取前、摂取2、6週目、摂取後に採便を行い、得られた便に含まれる細菌のDNA情報をもとに腸内菌叢を網羅的に調べました。また、試験期間中の排便状況の調査、試験開始時には食物摂取頻度調査を実施しました。

<発表1>
 クラスター分析という手法を用いて腸内菌叢によるグループ分けを行いました(クラスターX、Y、Z)。その結果、クレモリス菌FC株牛乳発酵物の摂取に伴って、クラスターYの菌叢パターンに収束する傾向がありました。また、クラスターYを形成する上で最も影響が大きい構成要素はビフィズス菌であることが明らかになりました。
 しかし、一方、6週間の摂取期間でクラスターXまたはZから全く移動しなかった被験者は全体の半分以上を占めていました。そこで、これらの被験者のビフィズス菌占有率を調べたところ、EPSを含まない牛乳発酵物では摂取2週目で、EPSを含むクレモリス菌FC株牛乳発酵物では摂取2週目、6週目ともに、いずれも有意に増加していることが認められました。また、クラスターの移動がなかった被験者とその他の被験者を比較すると、前者では、食物繊維を含む食品群の摂取が少なく、摂取前のビフィズス菌占有率が低い傾向がありました。
 クレモリス菌FC株牛乳発酵物は、食物繊維を含む食品の摂取率が比較的低く、菌叢が変化しにくいと考えられるような人に対しても、ビフィズス菌占有率を有意に増加させる効果が認められました。

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