PRISM BioLab、ドイツの製薬大手ベーリンガーインゲルハイムに対し独自開発のペプチド模倣技術を用いた低分子ライブラリーを提供
PR TIMES / 2020年6月8日 11時0分
株式会社PRISM BioLab(代表取締役 竹原 大 本社:神奈川県、以下「PRISM」)は、2020年5月18日付で、独・ベーリンガーインゲルハイム社(以下「BI」)との間で、複数の創薬ターゲットに関する研究及びライセンス契約を締結いたしました。
PRISMは、細胞内で様々な信号を伝達するタンパク質/タンパク質相互作用を制御する独自のペプチド模倣技術を利用した『PRISMライブラリー』を構築し、癌や線維症分野の医薬品候補を創製しています。
BIとの研究及びライセンス契約では、BIの創薬ターゲットに対するヒット化合物のスクリーニングの為にPRISM ライブラリーを提供し、ヒットした化合物に対してライセンス許諾します。
これにより、PRISMはライセンスフィー及び研究開発や臨床試験の進捗に応じたマイルストーン、ならびに及び売上金額に応じたロイヤリティーを受領します。
PRISMはBIとの協業を通じて、さらなる難病の根治を目指し、明日救える命のために邁進して参ります。
【PRISM ライブラリーについて】
PRISMライブラリーは、自由度の少ない独自の骨格テンプレートで蛋白質の代表的二次構造であるα-ヘリックスとβ-ターンを擬態する技術を用いた低分子化合物のライブラリーです。
この擬態技術は、細胞内情報伝達、転写・翻訳領域などにおける蛋白質間相互作用で主体となるαヘリックスだけでなく、創薬分野で汎用される特殊環状ペプチド(サイクリックペプチド)が結合界面で形成するβターンや架橋ペプチド(ステープルドペプチド)で重要なαヘリックスに対応した低分子化合物を、容易に得ることを可能にします。困難であった蛋白質間相互作用に関する創薬や特殊環状ペプチド・架橋ペプチドの低分子化のブレークスルーとして注目を集めています。この技術を用いて、PRISMは既に二つのパイプラインを導出し、臨床試験を実施しています。また、これまで薬にできなかった多くの創薬ターゲットに対するパイプラインならびに研究テーマを創出しています。
【ベーリンガーインゲルハイム社について】
ベーリンガーインゲルハイムの中核をなすのは、人と動物のためにより良い医薬品をお届けすることであり、生活を変える画期的な医薬品や治療法を開発していくことが当社の使命です。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態を維持しています。将来のヘルスケアにおける課題を見据え、ベーリンガーインゲルハイムが最大限の力を発揮できる分野で貢献できるよう、長期的な視点をもって邁進していきます。
ベーリンガーインゲルハイムは、世界有数の研究開発主導型の製薬企業として、51,000人以上の社員が、医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。2019年度、ベーリンガーインゲルハイムは約190億ユーロの純売上高を達成しました。研究開発に約35億ユーロを投じてイノベーションに注力し、生命を救いクオリティオブライフ(生活の質)を向上させる新しい医薬品の創出に注力しています。
ベーリンガーインゲルハイムはパートナーシップを重視し、ライフサイエンス分野における多様な知見を活かして科学的な可能性を広げていきます。様々な協働を通じて、現在そして未来の患者さんの生活を変えるような画期的な治療法を提供していきます。
https://www.boehringer-ingelheim.com/ (Boehringer Ingelheim)
http://www.boehringer-ingelheim.jp/ (Boehringer Ingelheim Japan)
【株式会社 PRISM BioLabについて】
株式会社PRISM BioLabは、独自に開発したαヘリックス・βターン擬態技術を活用して、低分子化合物による蛋白質間相互作用の制御による創薬を目指しています。最近、この擬態技術が創薬分野で汎用される特殊環状ペプチド(サイクリックペプチド)が結合界面で形成するβターンや架橋ペプチド(ステープルドペプチド)で重要なαヘリックスにも適用可能であることが実証されて注目を集めています。
[画像: https://prtimes.jp/i/56143/2/resize/d56143-2-527647-0.jpg ]
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