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救急隊員向けシミュレーションプログラム「プロスト」全国発売【東北大学クリニカル・スキルスラボ、 仙台市消防局救急課 と共同開発】

PR TIMES / 2020年9月1日 9時45分

救急活動時間の短縮と臨床推論能力の向上を目指す活動記録システムを用いた救急隊員向けシミュレーショントレーニング

医療用機器輸入・販売を行うレールダル メディカル ジャパン株式会社は、救急隊員向けシミュレーションプログラム「プロスト」を2020年9月1日より全国発売します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/62713/2/resize/d62713-2-233517-0.jpg ]


報道関係者各位
2020年9月1日

医療用機器輸入・販売を行うレールダル メディカル ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表:スヴェン ホーコン クリステンセン)は2020年9月1日に東北大学クリニカル・スキルスラボ、仙台市消防局救急課と産学連携事業として共同開発した救急隊員向けシミュレーションプログラム「プロスト」を全国発売します。

「プロスト」は救急隊が判断に迷いやすい症例、特に内科的疾患や複合的要因による疾患の訓練により、傷病者を観察する時の病態評価能力を高め、アセスメントに基づく病院選定と早期搬送による救急活動時間短縮と臨床推論能力の向上を目指すプログラムです。

救急現場活動時間の短縮は常に救急の重要な課題です。そのために救急隊員は個別のスキルの習熟を目的としたタスクトレーニングだけではなく、特定の状況を想定したシミュレーショントレーニングを少しずつ繰り返し行うのが有効とされています。しかし日々の救急活動を行いながら指導者を手配してシミュレーション学習に取り組むのは容易ではありません。「プロスト」なら経験値の高い指導者がいなくても、救急隊員同士の少人数で、いつでも手軽に隙間時間にシミュレーション学習に取り組めます。

共同開発の経緯
・東北大学クリニカル・スキルスラボ(以下クリニカル・スキルスラボ)は、東北大学内に設置された医療研修施設として、全国の医療従事者及び医療系学生への教育を展開しており、シミュレータ(病気にかかった人体の症状をシミュレーションで再現できる人形)を用いた研修に豊富なノウハウを持っています。一方で、シミュレーション教育を実践する指導者は、シミュレータの特性や操作、教育手法に関して一定の理解が必要であるため、指導者の育成に課題を抱えていました。複雑な操作を必要とせず、指導者がシミュレーション教育を簡便に導入できるシステム開発の必要性を感じていました。
・レールダル メディカル ジャパン株式会社(以下LMJ)は、救急現場を想定したトレーニングができるシミュレータの販売など、60年以上にわたり世界規模で救命医療の教育サービスを展開しているレールダル メディカル社の日本法人です。近年、教育ソリューションにも注力しており、販売のみならず、シミュレータを用いた教育方法や教材などの提供も行っています。その中で製品バリエーションの拡大を検討していました。
・これらの課題を克服するため、両者は2018年7月に共同研究契約を締結。教育システムの共同開発に着手し、その一環として救急隊への教育プログラムを開発することになりました。
・一方、仙台市消防局救急課では、救急車の出動件数の増加と救急現場の活動時間の延伸が問題となっていました。この問題は全国的にも社会問題となっており、活動時間を短縮するための訓練が必要でした。そこで仙台市消防局救急課は2019年8月にクリニカル・スキルラボとLMJが共同開発する救急隊教育プログラム開発に相互連携を行う協定を締結しました。
・クリニカル・スキルスラボと仙台市消防局救急課は、救急現場で救急隊が判断に難渋する症例シナリオを検討しました。その後、LMJとクリニカル・スキルスラボが、各シナリオにおける学習者の評価を行うための評価項目と、学習後の活動反省会(ディブリーフィング)における振り返り項目を策定し、その内容をLMJが販売する既存システムに搭載する作業を行い、合計30症例のコンテンツを開発しました。

製品概要
トレーニングの対象は救命士や救急隊員で、指導者役1人と受講者3人(最少人数4名)です。あらかじめ設定されたシナリオに沿って出動準備から、救急活動、判断・処置・特定行為、収容依頼のシミュレーションを行い、終了後に全員で振り返ります。シナリオは豊富で、合計30種類が用意されています。取り扱うのは糖尿病を患っているくも膜下出血、高カリウム血症、肺塞栓症血栓症など救急現場でよく遭遇する典型的な症例です。また、現在はCOVID-19のシナリオ開発も進めており、今後もシナリオのバリエーションを増やしていく予定です。

製品特徴
シナリオの概要、受講者情報、学習目標など、通常は指導者自身が用意する項目はあらかじめプログラムに設定されています。またシミュレータシステムにはトレーニング中の行動を時系列で記録する機能と評価する機能が付いています。またシミュレーション中に指導者役が入力したコメントも残ります。これらの記録をもとにシミュレーション後に簡単にディブリーフィングが行えます。さらにチェックリスト機能があるので、事後評価がしやすく、現場活動時間を自動的に測定できる機能も付与されています。このように「プロスト」は専門の指導者が不在でも救急隊員同士で手軽にシミュレーション学習を行いスキルアップできるのが特徴です。
【救急隊員向けシミュレーションプログラム:プロスト】
https://www.laerdal.com/jp/services-and-programs/educational-services/prost/

提供コース
「プロスト」の導入を検討される施設に対しては、シミュレータの基本的な機能と操作や活用方法を実践して習得する「プロスト 基本コース」(1日)、シミュレータを弊社より貸し出し、基本コースを体験する「プロスト コミコミコース」(1日)、オンラインでプロストの概要を学び遠隔でコースを体験できる「プロスト オンラインコース」(半日)の3種類のトレーニングコースを提供します。
製品名:プロスト (PROST*)*PRehospital Orbital Simulation Training
提供コース:
「プロスト オンラインコース(半日)」 90,000円(税抜)
「プロスト 基本コース(1日)」350,000円(税抜)
「プロスト コミコミコース(1日)」450,000円(税抜)
発売日:2020年9月1日
販売地域:全国

レールダル メディカル ジャパン株式会社
レールダル メディカル ジャパン株式会社は、レールダル メディカル社の日本法人です。レールダル メディカル社は1940年創業。本社はノルウェーのスタバンガーにあり、世界25カ国で業務を展開しています。1960年に近代的な蘇生技術(レサシアン)を発売するなど、「救命への貢献」のミッションのもと60年以上にわたり患者の転帰を改善し救命率を高めるためのトレーニング製品、医療教育サービス、ソリューションを提供し、救命医療に貢献しています。
・社名:レールダル メディカル ジャパン株式会社
・ウェブサイト:https://www.laerdal.com/jp
・本社所在地:〒102-0082東京都千代田区一番町8 住友不動産一番町ビル5階
・代表者:代表取締役 スヴェン ホーコン クリステンセン
・事業内容:医療用機器輸入ならびに販売

救急車内における救急現場活動シミュレーションの様子


[画像2: https://prtimes.jp/i/62713/2/resize/d62713-2-188818-1.jpg ]

救急隊員による実際のトレーニングの様子(6:54)
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=p-4BwfI8PII ]



本文のダウンロード
https://prtimes.jp/a/?f=d62713-20200831-9706.pdf

本件のお問合わせ先
レールダル メディカル ジャパン株式会社
〒102-0082 東京都千代田区一番町8 住友不動産一番町ビル
担当者:マーケティング部 吉田/後藤
メール:info.jp@laerdal.com

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