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東日本大震災後に石巻で生まれた支え合いの仕組みを全国へ。日本カーシェアリング協会が佐賀県武雄市に九州支部を設立します。

PR TIMES / 2020年6月2日 9時55分

東日本大震災の発災からまもなく丸10年を目前としたタイミングで、創立以来初めて支部を設立。

日本カーシェアリング協会は、2020年6月1日に佐賀県武雄市に九州支部を設立致しました。東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で生まれた、寄付車を活用した支え合いの仕組みを佐賀県武雄市を拠点に全国へ広げていきます。



一般社団法人日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市 代表理事 吉澤武彦/以下「協会」)は、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で設立され、全国から寄付いただいた車を活用したカーシェアリングや、生活再建のサポートを仮設住宅及び復興住宅などで行ってまいりました。また、過去の災害の際には、被災者と支援団体を対象とした無料の車の貸出支援等を行っています。

▼2020年6月1日、佐賀県武雄市に九州支部を設立
協会は、2020年5月20日に佐賀県及び公益財団法人佐賀未来創造基金(以下、佐賀未来創造基金)と「佐賀県への進出に関する協定」を結びました(佐賀県のCSO誘致第10号)。そして、協定に基づき、同年6月1日、佐賀県に協会の九州支部を設立する運びとなりました。協会が宮城県石巻市以外に支部を設置するのは、今回が初めてです。


[画像1: https://prtimes.jp/i/47113/7/resize/d47113-7-535622-6.jpg ]



九州支部所在地: 佐賀県武雄市東川登町大字永野6766番地1 小山路窯内
※支部設立時は令和元年佐賀豪雨で活用した27台の車を使い活動を行っていきます。今後、必要に応じて車の寄付を募り、活動を広げていく予定です。活動初期は案件に応じて随時の対応とするため、現地スタッフは常駐せず、当面の間、連絡の窓口は石巻で行います。

[画像2: https://prtimes.jp/i/47113/7/resize/d47113-7-328707-2.jpg ]



協会は、佐賀県や佐賀未来創造基金との協働のもと、佐賀県内の自治体やCSO(市民社会組織)と連携して、以下の事業を佐賀県内で進めていきます。


▼協会が佐賀県で実施する予定の事業内容


移動に課題を持つ地域でのコミュニティ・カーシェアリング(地域住民による車の共同利用で高齢者の移動支援等をおこなう仕組)の実施
車を使った災害支援体制(災害で車を被災した方や支援団体へ向けた寄付車の無償貸出支援体制)の構築
生活困窮者へむけた寄付車の低価格貸出支援
地域を元気にする人や組織(移住者や非営利団体、起業者など)への寄付車の貸出支援



▼九州支部設立の背景と意義について
佐賀県では、県外のCSOを誘致し、人材の流入や雇用を生み出すとともに、交流を通じて事業拡大や新たな事業創出など活性化を図っています。この度、佐賀県のCSO誘致第10号として協会が佐賀県に進出することになりました。協会では、2019年8月に発生した「令和元年佐賀豪雨」で、佐賀県武雄市を拠点に 64 台の寄付車を活用し、被災者、支援団体へ向けて 105件の車の無料貸出支援を実施しました。この時の支援活動が、今回の佐賀県への九州支部設立のきっかけとなりました。

また、九州ではここ数年大規模な災害が続いており、これまで協会は平成28年の熊本地震や平成29年の九州北部豪雨においても災害支援活動を行ってきました。ただ、東北の宮城県石巻市に拠点を置きながら遠く離れた九州に車を集めて対応するには多くの時間とコストが必要でした。今回の九州支部設立によって、九州で災害が起こった際に、これまでよりも迅速に対応を行うことができるようになります。また、上記で紹介したコミュニティ・カーシェアリングなどの寄付車を活用した支え合いの仕組みを九州に広げるための拠点にもなります。

協会では、活動の当初から「東日本大震災後、多くの支援を受けた石巻で生まれた支え合いの雛形を全国で役立たせる」ということを目標として活動してきました。東日本大震災の発災から丸10年を目前としたこのタイミングでの九州支部設立は、その達成に向けた大きな一歩であり、協会にとって節目の出来事になります。災害が多発し高齢化がすすむ日本社会の一助となれるように、大きな災害を経験した石巻市と武雄市から、寄付車を活用した支え合いの仕組みをつくってまいります。


[画像3: https://prtimes.jp/i/47113/7/resize/d47113-7-554424-4.png ]



▼ふるさと納税について
 佐賀県への支部設立により、佐賀県の県のふるさと納税(NPO支援)で、協会の活動を支援していただくことができるようになります。佐賀県に寄付いただいた金額のうち、90%をNPO等に渡される仕組みとなっており、NPO等の大きな課題の一つである資金調達の手法として期待されています。協会では、ふるさと納税で集まった寄付金を活用して、寄付車を活用した社会貢献活動を全国で推し進めていきます。


支援の方法:ふるさと納税サイト(外部サイト:ふるさとチョイス)から寄附が可能です。
https://www.furusato-tax.jp/city/product/41001/182
[画像4: https://prtimes.jp/i/47113/7/resize/d47113-7-830632-5.png ]


ふるさと納税で応援してくれた方へのお礼の品
協会から令和元年8月豪雨で被災された生産者さんの商品をお届けできるよう準備を進めております。


▼日本カーシェアリング協会について
2011年4月、東日本大震災後の宮城県石巻市で設立された非営利団体。自動車の寄付を募り、仮設住宅の住民で車を共同利用するカーシェアリングを開始しました。今までに延べ400台超の車の寄付が集まっており、その車を活用し、コミュニティ・カーシェアリングの普及促進や災害支援、生活困窮者やNPOへの車の貸し出しなどを行っています。

▼寄付車を活用した事業内容


コミュニティサポート事業 車の共同利用を通して支え合う仕組みを地域につくる*
ソーシャルカーサポート事業 寄付車を貸し出すことで人や地域を元気にする
モビリティレジリエンス事業 災害時に車で困らない仕組みを作る

*コミュニティサポート事業で実施している「コミュニティ・カーシェアリング」は、高齢者の移動手段の確保に悩みを抱える自治体、地域の方から、解決手段として期待を受けています。宮城県から始まったこの取り組みは、滋賀県、鳥取県、岡山県など全国に広まっています。

参考記事
【日本初】日本カーシェアリング協会が滋賀県大津市と超高齢社会の新たな移動手段となるコミュニティ・カーシェアリングの普及に関する連携協定を締結
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000047113.html

とっとり県政だより(2020年4月) コミュニティ・カーシェアリングの利用者の声を紹介
https://www.pref.tottori.lg.jp/290753.htm


▼団体情報
一般社団法人日本カーシェアリング協会 代表理事 吉澤武彦
住所:宮城県石巻市駅前北通り1丁目5‐23
電話:0225-22-1453
メール:info@japan-csa.org
FAX:0225-24-8601
HP:https://www.japan-csa.org/
団体紹介動画:
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=v5k6OttGJ2s ]


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