GSSIによるBAP認証プログラムの承認が更新
PR TIMES / 2023年11月15日 13時15分
魚類・甲殻類に加えて、新たに貝類等を対象とした軟体動物養殖場基準も承認されました
BAP認証を運営する世界水産物連盟(GSA: Global Seafood Alliance、代表:ウォーリー・スティーブンス)は、2023年11月9日、世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI: Global Sustainable Seafood Initiative)のグローバル・ベンチマーク・ツールのバージョン2.0において、BAP認証プログラムの承認が更新されたこと事をご報告いたします。
BAPは2017年に世界で初めてGSSIに承認された養殖認証プログラムです。
2023年11月7日のGSSIの発表により、BAPは養殖場基準(3.0版、2021年)、サーモン養殖場基準(2.3版、2016年)のベンチマーク承認が更新され、加えて軟体動物養殖場基準(1.1版、2021年)が初めてGSSIによってベンチマーク承認されました。
BAPのGSSIベンチマークレポートは以下よりダウンロード頂けます。
https://www.ourgssi.org/wp-content/uploads/2023/11/Benchmark-Report_BAP.pdf
[画像1: https://prtimes.jp/i/86653/8/resize/d86653-8-8f90530866c8a63badd8-0.png ]
GSSIのグローバル・ベンチマーク・ツールは、厳格で透明性の高いベンチマーク・プロセスを完了した水産物認証プログラムを正式に承認するものです。このツールは、FAOの「責任ある漁業のための行動規範」、FAOの「養殖業及び内水面漁業に関する認証スキームの国際的ガイドライン」、FAOの「養殖認証に関する技術的ガイドライン」に支えられています。GSSIによれば、グローバル・ベンチマーク・ツールは、「増大する世界的な需要に応えるため、水産物の生産、漁獲、供給方法が環境に与える全体的な影響を最小限に抑えることを目的としている」といいます。
GSAの市場開発担当シニア・ディレクター Deniseのコメント
「養殖場基準およびサーモン養殖場基準のGSSI承認の継続と、軟体動物養殖場基準の新たなGSSI承認により、甲殻類、サーモンを含むヒレ科魚類、軟体動物は、BAP認証が2つ星以上であればGSSI承認となります(BAP認証加工工場およびBAP認証養殖場によって生産されたものに限る)。」
GSA日本マーケット担当 芝井のコメント
「GSSIを調達方針に掲げる日本企業様の目標達成に向けて、エビ、サーモン、パンガシウス、真鯛、ブリ、牡蠣、ホタテ、ムール貝など日本でも馴染みの深い魚種でのBAP認証導入を積極的に促進していきたいと思います。」
[画像2: https://prtimes.jp/i/86653/8/resize/d86653-8-9798c58ab64f0ee03927-1.png ]
BAP認証について
BAP(Best Aquaculture Practices)認証は、養殖水産物のふ化場、飼料工場、養殖場、加工工場を対象とし、その全ての段階において環境や社会への責任、養殖される魚介類の健康、食品安全を保証する認証制度です。
生産現場では36カ国で30魚種、3,053施設で認証を取得しており、BAP認証水産物の世界合計は 282万6576トンです。
BAP認証の基準は、以下の4つの柱により構成されています。
-環境への責任(生息地の保全、水質、排水などの問題に対応)
-養殖される魚介類の健康と福祉(疾病管理などの問題に対応)
-食品安全(禁止されている抗生物質やその他化学物質を不使用)
-社会への責任(生産者や従業員の人権と安全が守られた労働環境の整備と運営の徹底)
GSSIについて
世界水産物持続可能性イニシアチブ(GSSI)は世界各国の水産物企業や非政府組織、専門家、国際連合食糧農業機関(FAO)など国際機関、政府団体などが協力、参加する組織。さまざまな水産物認証制度がある中、統一基準を基に各認証の信頼性、透明性を判断する。その目的は供給面の信頼性確立と認証水産物の販促、水産物認証基準の改善推進。ドイツ国際協力公社(GIZ)を中心に、世界の大手水産企業、小売企業、環境団体などが参加している。
※https://www.minato-yamaguchi.co.jp/minato/e-minato/articles/58304より引用。
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