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「大阪発・多胎妊産婦を地域につなげるオンラインサポート」子育て支援NPOがクラウドファンディングをスタート。

PR TIMES / 2022年5月13日 12時15分

双子・三つ子の多胎児ママパパを孤立させない。クラウドファンディング調達額に応じて村上財団が最大500万円をマッチング寄付。

ふたりの乳幼児を抱え、外にも出られず孤立しがちな双子ママパパ。コロナ禍でより一層、社会との「つながり」が得にくい状況が続いています。10年前と変わらない多胎育児の状況を変えるため、多胎児ママパパ同士をオンライン上でつなげ、多胎育児特有の悩みや支援策を知ることができるサポートを行っていきます。



『育児を、みんなで育てよう』を合言葉に、双子や三つ子などの「多胎児」の妊婦さんや子育て中のママパパや養育される方々の“孤育て”を防ぎ、オンライン上での「つながりづくり」をサポートしているNPO法人つなげる(兵庫県尼崎市、代表理事:中原美智子)は、大阪府下の約650組の多胎妊産婦を対象とした事業の資金調達のためのクラウドファンディングを開始します。


[画像1: https://prtimes.jp/i/87597/8/resize/d87597-8-83613af955cc4a10aa5b-6.png ]


■クラウドファンディングプロジェクト概要
プロジェクトページ:https://readyfor.jp/projects/tatai-tsunageru
目標金額:500万円 (村上財団によるマッチング寄付により活動は1,000万円規模で実施)
資金使途: オンライン交流広場の運営、多胎プレパパママ教室・両親学級のオンライン開催、多胎ピアサポーターの養成を実施。(対象者:大阪府の多胎妊産婦)
形式:通常型 / Allin形式
※Allin形式は、期間内に集まった支援は目標到達の有無にかかわらず実行者が受け取れる仕組みです。

[画像2: https://prtimes.jp/i/87597/8/resize/d87597-8-0eca80407b0a10e791b3-5.png ]


【10年前と変わらない現状】

代表理事の中原自身が、次男と三男が双子で生まれ、小さな双子を抱え、育児支援も増えているといわれているこの社会で、なぜこんな状況に陥ってしまうんだろうと思っていました。

夕方、泣き止まない双子を抱え、お向かいさんのリビングに電気がつくのを待っていました。「何かあったら言うてね。」その一言があったから、お向かいさんが帰ってくるのを外で待っていました。泣き止まない双子を抱えて、自宅へ戻ると、わたしは何かしてしまうかもしれない。そんな恐怖を抱えながら、双子の子育てをしていました。これだけ子育てにかかわるサービスが色々あるのに、なぜわたしには、何一つ心から解放されるものがないんだろう、とも。

近くの子育てひろばに行くのも、双子をひとりで連れていくのは大変。予防接種で訪れた小児科は、入口でベビーカーをおき荷物をかかえ、小さな双子をひとりで抱っこしないと入れなかった。 カウンターの向こうでは看護師さんが待機しているだけだった。感染症でうつしあいをする子ども達の世話を、どうすればその連鎖を断ち切れるのか分かりませんでした。

あっという間に無くなる紙おむつに、大缶のミルク。 泣き続けるもう一人に「ごめんね」と言いながら、 泣き止まないひとりを抱っこしていると、わたしは心の行き場を失っていました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/87597/8/resize/d87597-8-eec4d781272c9a23e4ab-1.jpg ]

 [中原の当時の育児日記:青ラインが私の睡眠時間、まとまめて寝れるのは3時間が最長でした]


【子育てに対する弱音を吐き出せず孤立してしまう方も】

命を授かり嬉しい気持ちとともに、「多胎」に特化した悩みは生まれる前から始まります。

周りに双子の妊娠や子育てをしている人がおらず、本当に2人、場合によっては3人も同時期に育てられるのかイメージがわかなかったり、相談できなかったり。また多胎妊娠は、単胎妊娠と比べて母体への負担が大きくハイリスクで、いわゆる「安定期」はないと言われており妊娠中に管理入院になる可能性が高く、孤独に感じてしまうことが多かったり。

出産後も、育児負担が重く同時育児でどうすれば良いのかわからない、また双子の7割近くが、約1ヶ月ほど早く生まれるため低出生体重で生まれることが多いです。しかし、通常の母子健康手帳による保健指導がおこなわれ、身体発育や運動、言語発達などの遅れを指摘され、小さく生んでしまったとママ自身が自分を責めて悩んでしまうこともあります。そのように、多胎だからこその子育て中の悩みはつきません。

妊娠時に多胎を同時で育てる大変さ周りに心配されつつも「産むことに決めたのは自分だから」と、産後、子育てに対する弱音を近しい方にこそ吐き出せない方も多くみてきました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/87597/8/resize/d87597-8-213465360a7540ecc86f-2.png ]

(2021年にNPO法人つなげるで独自に集めたアンケート結果はこちらから → https://bit.ly/3KT6cUQ


【オンラインで相談できる居場所が孤立感の解消に】

双子ママたちが社会や人とつながりを保ち続けるために、人と人が支え合う居場所をつくりたい。そんな思いで、2019年にLINEオープンチャット「ふたごのへや」を開設しました。

私自身も過去にいくつかの双子サークルに入ったことがありますが、リーダーの方と仲良くなれなくて情報をもらえなかったり、相談しづらい雰囲気がありました。だからこそ「ふたごのへや」は、多胎ママパパなら、だれもがあたたかく迎え入れてもらえる場所として、オープンしました。

ここでサポートしてくれるつなげるピアサポーターの皆さんや、参加されている一般のママパパの思いやりあるコメントやフォローがあり、安心して多胎ならではのうれしいことや、相談したいことなどを書き込むことができています。

「ふたごのへや」は現在1800名以上の方が参加しており、多くの同じ月齢年齢のママパパや先輩ママパパからのアドバイスがもらえる状況になっています。

オンラインで相談できる居場所をつくったことで、「育児において孤立感を感じるか」のアンケートでは、利用前は「孤立感をよく感じていた」と5割近くの方が回答されていましたが、利用後は1割程度まで減少しており、孤立感の解消につながっています。

孤立感は減りつつも、コロナ禍に入り入院中の面会謝絶や外出機会の喪失、行政の妊産婦教室や育児サークルの中止などにより社会との顔と顔をあわせたつながりが失われ、育児情報の入手も難しい状況にあります。

実際に、これまで開催されてきた地域での多胎サークル活動も、閉鎖もしくは参加人数を絞った状態での開催が続いています。コロナ禍となり、サークル活動の閉鎖、妊婦教室の中止などで、横のつながりや、充分な多胎向けの情報提供の場がなく多胎の出産育児をされている方が、コロナ前に比べて多くいらしゃいます。

[画像5: https://prtimes.jp/i/87597/8/resize/d87597-8-9f998a3de9e48947b35e-3.png ]

[オフラインのサークルの活動、本格的にコロナ禍に入ってからは中々継続が難しくなりました]


【より地域に特化したサポートへ】

現在は「ふたごのへや」「ふたごのいえ」「ふたごのひろば」をはじめとして、どこに住んでいるか地域などを問わずに多胎妊産婦がつながる入り口をつくっていますが、今後はより各地域の制度や状況を踏まえた情報提供と支援を行いつつ、育児環境が近い方との横のつながりを作っていきたいと思います。

そこで、今回大阪府さんにサポートいただき、まずは大阪の約650組の双子や多胎児ママパパをつなげる、オンライン交流広場の開設とオンライン多胎プレパパママ教室を行います。

大阪府が対象となると関係がないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大阪府内で自治体と多胎支援を連携するモデルケースをつくることで、みなさんのお住いの自治体でも多胎支援サービスが導入される大きな糸口にしたいと考えています。

また、この事業で多胎支援に少しでも協力してもらえる方を募っています。多胎育児の経験を役立てながら継続的に仕事として協力して下さる方には、ピアサポーター養成講座の受講料が無料となりますので、ぜひご参加いただければと思います。

私たちNPO法人つなげるは、「誰もが命の誕生を当たり前に喜べる社会の実現」を目指して活動をしています。いつの間にか孤立し、無力感に襲われ、厳しい状態におかれてしまった多胎ママが、他のママとつながり、支援者とつながり、社会とつながることによって、自立した育児ができるようになること、そしてそうしたママが今度は自ら新しい多胎ママを支援するような循環する社会 (エコシステム) を作っていきます。

[画像6: https://prtimes.jp/i/87597/8/resize/d87597-8-21aca8140113b81788db-4.png ]

[NPO法人つなげるのToC(セオリーオブチェンジ) → https://tsunagerunpo.com/news/7992/ ]


■村上財団が協力・最大500万円をマッチング
本プロジェクトは大阪府の実施する「NPO等活動支援によるコロナ禍における社会課題解決事業」に採択されており、大阪府・村上財団のサポートのもと行われています。目標金額を達成すると、マッチング寄付として村上財団から500万円が追加され、総額1000万円での活動を展開することができます。( https://www.pref.osaka.lg.jp/suishin/npo/index.html


[画像7: https://prtimes.jp/i/87597/8/resize/d87597-8-0eca80407b0a10e791b3-5.png ]



命の誕生を当たり前に喜べる社会へ

『命の誕生を当たり前に喜べる社会であること』というのが、私が最終的に目指していることです。そのためには、いま生きている私自身・自分自身が、この社会で生きていることに対して、自分の存在自体を喜べることが必要です。そして、それがあって初めて、産まれてきた子どもたちに対して「産まれて、ありがとう」って思えると考えています。

その中で、『育児を、みんなで育てよう』というのを合言葉に、ママ・パパ、企業・行政など「みんなで育児を育てていこうよ」って前のめりになってくれる人たちといっしょに、活動を進めていきたいなと思います。

◎毎月1,000円~継続的に応援していただけませんか。
ご寄付はこちらから → https://congrant.com/project/tsunageru/3619

◎つなげるの活動の様子を月に1回メルマガで配信しています。
ご登録はこちらから → https://bit.ly/31MFi0A

◎公式サイトで最新の活動情報を公開中!
詳細はこちらから → https://tsunagerunpo.com/

◎2020年3月11日『多胎ママパパ1,000人会議』を開催しました
https://youtu.be/7d4Ij_iBHtM

◎NHKなど多数取材を受けています

『なんで双子を産んじゃったんだろう』|NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/special/kosodate/article/feature/article_201027.html


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運営団体について
NPO法人つなげる
所在地:兵庫県尼崎市塚口町1-25-2
設立:2018年6月28日
URL:https://tsunagerunpo.com/
事業内容:双子・三つ子などの多胎育児家庭支援


本件に関するお問い合わせ先
NPO法人つなげる
担当者名:大野祐一
E-Mail:tsunageru.npo@gmail.com

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