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水リスク評価・管理のプラットフォームを展開するWaterplan社と日本企業初の協業を開始

PR TIMES / 2024年3月26日 16時45分

 栗田工業株式会社(本社:東京都中野区、社長:江尻 裕彦、以下:当社)は本年3月25日(米国現地時間)に、日本企業として初めて、企業の水資源に関するリスク(以下:水リスク)を評価し管理するプラットフォームを開発・提供するWaterplan(本社:米国カリフォルニア州、以下:Waterplan社)と、協業に係る覚書(以下:本覚書)を締結しました。今後は、お客様の水リスクを含む水や環境に関する課題解決へのより幅広い貢献を目指し、両社における顧客層の拡大や新規顧客の開拓に向けた協働を進めていきます。

 近年、気候変動などにともなう豪雨や干ばつの発生に起因する、洪水による浸水、渇水による取水制限といった水リスクが深刻化しており、企業にとっては事業の中断や停止の要因になりうるため、水リスクに対する対応策を含めたBusiness Continuity Management(BCM)の重要性が増しています。また、工場などの事業所と本社のサステナビリティ部門とのより密接な連携による、水リスクの想定や評価などに係るステークホルダーへの情報開示も求められています。

 Waterplan社は、2021年に創業した米国のスタートアップ企業で、主に製造業の生産拠点向けの、デジタル技術を活用した水リスクを評価するクラウド型のプラットフォームを開発し、創業2年で大手企業を中心に約50のお客様に本プラットフォームを提供しています。同社のプラットフォームは、衛星画像や気象データ、河川の流域の地理データなどを用いた独自のモデルにより、現地調査をすることなく、オンラインで高精度な水リスクの評価が可能なことが特長です。

 クリタグループは、企業ビジョンの実現に向けた重要課題であるマテリアリティの一つに「水資源の問題解決」を掲げ、節水など水資源の保全に貢献するソリューションの創出・提供に取り組んでいます。また、先述の背景から水リスクの評価や、その評価結果に基づく有効なソリューションの創出に向けた検討を進めています。その一環で、当社は、Waterplan社の創業当初から、効率的かつ確度の高い水リスク評価機能を提供する同社のプラットフォームに着目しており、協業の可能性について2社による協議を行ってきました。その結果、日本市場への参入を視野に入れるWaterplan社と、節水や排水の再利用をはじめとする水資源の保全に貢献するソリューションに加え、水リスクに関する分析や予測とのシナジーを図りお客様に提供するソリューションを拡充したい当社の方向性が一致し、今回の合意にいたりました。

 当社は今後、本覚書にもとづき、主に日系企業の国内および海外拠点への、Waterplan社のプラットフォームの展開を支援していきます。また、同社のプラットフォームを活用して特定された水リスクに対し、排水の再利用など節水に貢献するソリューションと、その効果のモニタリングサービスを提供し、水資源への対応の検討から情報開示までのワンストップでの実施を2社で支援することにより、お客様のさらなる企業価値の向上に貢献することを目指します。

 クリタグループは、顧客価値を起点としたランニングコストの削減や省力化、社会価値を起点とした節水やGHG排出削減、ならびに資源循環に寄与するソリューションの創出と提供を通じ、持続可能な社会の実現への貢献を引き続き目指してまいります。

<参考:Waterplan社プレスリリース>
Waterplan and Kurita Water Industries Forge Strategic Alliance to Accelerate Water Security
https://www.prnewswire.com/news-releases/waterplan-and-kurita-water-industries-forge-strategic-alliance-to-accelerate-water-security-302098177.html

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