VicOne×NXP(R) セミコンダクターズN.V.最先端の自動車メーカー向けAIソリューションを発表
PR TIMES / 2025年1月9日 11時0分
~車両、ドライバー、機密データだけでなく、自動車製造業界全体のセキュリティー強化へ~
トレンドマイクロ株式会社(東京都新宿区、代表取締役社長 (CEO) エバ・チェン)の子会社で、自動車向けサイバーセキュリティ分野のリーディングカンパニーであるVicOne株式会社(ヴィックワン、東京都新宿区、最高経営責任者(CEO)マックス・チェン)は、1月7日(火)~10日(金)に米国で開催中の「CES 2025」にて、NXP(R)セミコンダクターズN.V.(NXP)と協業し、AIを活用した先進的な自動車向けのサイバーセキュリティソリューションを提供することを発表しました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/150132/9/150132-9-3b51f241efa2a6281c28489ec83a310e-1379x775.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この協業により、VicOneの自動車サイバーセキュリティ技術とNXPのAIソリューションを統合し、自動車サイバーセキュリティへのエッジAI処理の導入に取り組んでいます。これにより、自動車業界がますますAIとソフトウェアに依存していく中で、車両自らがサイバー攻撃から身を守り、より安全な運転体験を提供することを可能にします。
また、この提携の一環として、VicOneの次世代フリクションレス侵入検知・防止システム「xCarbon」は、NXPの「OrangeBox Automotive Connectivity Domain Controller Platform」と統合し、機能が強化されます。これにより、社内外の複数の電子制御ユニット(ECU)に搭載されたデータと検知された不審な動作を共有することが可能となり、分散しているデータは実際のインシデントから得られた脅威インテリジェンスに基づいて、攻撃経路として文脈化されます。これらの処理は全て最先端AI技術によって高速で行われ、被害が及ぶ前に不審な動きを検知し、攻撃を阻止します。
加えてVicOneの車載「AI Guardian」は、NXPの「eIQ(R) Neutronニューラル・プロセッシング・ユニット」に搭載された「i.MX 9シリーズのプロセッサ」を活用し、データ漏洩からAI搭載アプリケーションを保護します。NXPの自動車向け「i.MXアプリケーション・プロセッサ」は、高性能かつ低消費電力の機能を提供し、安心で安全な拡張性を実現します。
■NXP自動車エッジプロセッシング担当シニアディレクター ジム・ブリッジウォーターのコメント
今日の自動車はかつてないほどサイバー攻撃の脅威にさらされており、複数の無線接続が車載ネットワークへの侵入経路となっています。そのため、これまでになかった新しい攻撃手法を検知できるサイバーセキュリティソリューションが求められています。VicOne社との協業により、自動車メーカーがAIを活用したコックピットを安全に革新し、サイバー脅威のリスクを効果的に軽減するために必要なエッジAI処理を提供します。
■VicOne最高経営責任者(CEO) マックス・チェンのコメント
私たちは長年にわたり、インテリジェントシステムを革新し続けるNXP社と協業してきました。同社はエッジコンピューティング分野において卓越した技術を持つパートナーであり、自動車業界がAIやソフトウェア基盤へと移行する中で、私たちが共同開発してきたソリューションに対する明確な需要の高まりを実感しています。NXP社との協業により、車両が自ら学習し、脅威を認識し、AIを搭載したSDV(ソフトウェア・デファインド・ビークル)、スマートコックピット、IVI(車載インフォテインメント)などの先進機能へのサイバー攻撃を事前に阻止して防御できるような車両の実現を目指しています。こうした機能は、自動車メーカーが将来、自社の車両を差別化し、顧客からの信頼を獲得する上で欠かせない要素となるでしょう。
自動車はコネクティビティ、AI、自動運転システム(ADS)、先進運転支援システム(ADAS)の導入が進むにつれますます複雑化し、サイバー脅威への脆弱性も高まっています。この分野におけるサイバー攻撃は増加の一途をたどり、その手口は巧妙化しており、自動車製造のサプライチェーンが犯罪者の主要な標的となっています。
VicOneは、自動車サイバーセキュリティ分野におけるイノベーションを牽引し、業界最先端かつ包括的なソリューションを提供しています。また、業界をリードする企業との連携により、各社の専門知識の結集し、自動車メーカー(OEM)やサプライヤーが進化するサイバー脅威に先んじ、車両、ドライバー、そして機密データを保護できるよう支援しています。
CES 2025は、1月10日(金)まで開催されます。VicOneのCES 2025(https://www.ces.tech/)における取り組みの詳細については、https://vicone.com/jp/cesをご覧ください。
VicOneについて
VicOneは、これからの自動車を守るというビジョンを持ち、自動車産業向けに幅広いサイバーセキュリティソフトウェアやサービスを提供しています。自動車メーカーの厳しい要求に応えるために開発されたVicOneの各ソリューションは、現代の車両が必要とする高度なサイバーセキュリティの各種要件に適合し、大規模な運用にも応えるように設計されています。VicOneは、トレンドマイクロの子会社であり、トレンドマイクロが30年以上にわたって培ってきたサイバーセキュリティ技術をベースにしています。自動車サイバーセキュリティのグローバルリーダーとして、サイバーセキュリティにおける独自の深い知見を活かした先見性を提供し、お客様が安全でスマートな車両を開発できるよう支援しています。
〈会社概要〉
日本法人名 VicOne株式会社(英語名:VicOne Corporation)
グローバル代表CEO マックス・チェン
日本法人役員 会長 マヘンドラ・ネギ、 マックス・チェン等
設立日(台湾) 2022年6月
設立日(日本) 2023年6月(登記月)
従業員数(グローバル) 約120名
本社所在地 東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー
事業内容 自動車向けサイバーセキュリティソリューションの開発
U R L https://www.vicone.com/jp
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