Space BD、株式会社イークラフトマン及び北海道科学大学にISS「きぼう」からの超小型衛星放出サービスを提供
PR TIMES / 2020年8月27日 15時45分
Space BD株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:永崎 将利、以下Space BD)は、株式会社イークラフトマン(北海道札幌市、代表取締役:新山 将督、以下イークラフトマン)が支援する学校法人北海道科学大学 宇宙開発研究同好会(北海道札幌市、代表:高橋 俊暉)の超小型衛星「HMU-SAT1」に関し、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出サービスを提供することで合意し、この度打上げサービス契約を締結いたしました。
Space BD株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:永崎 将利、以下Space BD)は、株式会社イークラフトマン(北海道札幌市、代表取締役:新山 将督、以下イークラフトマン)が支援する学校法人北海道科学大学 宇宙開発研究同好会(北海道札幌市、代表:高橋 俊暉)の超小型衛星「HMU-SAT1」に関し、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出サービスを提供することで合意し、この度打上げサービス契約を締結いたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/50164/12/resize/d50164-12-458231-0.png ]
写真左から:宇宙開発研究同好会 大内広紀、森一茶、芳賀和輝(プロマネ)、Space BD大野和宏、宇宙開発研究同好会 高橋俊暉(代表)、三橋龍一(顧問)、菅原徳人 (※写真は緊急事態宣言前に撮影)
■ 本プロジェクトについて
北海道科学大学宇宙開発研究同好会は小型アンテナと送受信装置を付けたスマートフォンによって衛星を運用する、省電力での衛星通信技術を研究しています。これにより、約20文字程度の短文を衛星と地上の間で送受信することができ、災害時の安否確認や救助要請等において活用することを検討しています。
今回のミッションは、この省電力通信技術を宇宙空間で実証するもので、アンテナ、地上局、衛星を全て北海道科学大学宇宙開発研究同好会によって独自で開発します。
■ 衛星開発の体制について
北海道科学大学宇宙開発研究同好会は、2006年に道内初の超小型衛星開発に携わった同大学三橋教授がアドバイザーとして参画している他、札幌市のIT企業であるイークラフトマンからも支援を受けております。
■ 衛星の打上げについて
「HMU-SAT1」は1Uサイズのキューブサット(10cm立方型;1.3kg)で、家電量販店やインターネット通販で購入できる材料を使って開発します。
「HMU-SAT1」の打上げは衛星打上げサービス事業大手企業のSpace BDにより、2021年度にISS「きぼう」から放出される予定です。Space BDは打上げにあたり、JAXAによる安全審査等の打上げ準備、技術要求等に関する適合性確認、放出機構への搭載、ISSへの衛星打上げ、ISS「きぼう」からの衛星放出までの一貫型打上げサービスを提供します。
株式会社イークラフトマン 代表取締役 新山 将督のコメント
[画像2: https://prtimes.jp/i/50164/12/resize/d50164-12-197798-1.png ]
「北海道にて、宇宙に想いを馳せる高い技術力を持つ指導者たちと、そして世界の未来を創造するエンジニアを志す学生たちとともに、私たちも単に企業として応援するだけでは無くて、一緒に想いを馳せ、共に未来を創造していきたい。この衛星通信と送受信機の試みが近い将来、地域の防災通信の発展に役立ち、日本の子供たちが技術に憧れる機会になることを願っています。イークラフトマンは、創業当初から流通と物流に関する情報通信サービスを自社開発しており、この通信技術とノウハウ、そしてスキームが、今後の製品開発に活かされていくと期待しております。」
北海道科学大学宇宙開発研究同好会 代表 高橋 俊暉のコメント
[画像3: https://prtimes.jp/i/50164/12/resize/d50164-12-504328-2.jpg ]
「私たちは2018年に発生した胆振東部地震でのブラックアウトを経験し、地上の通信網に頼らない次世代の通信技術の必要性を痛感しました。そんな私たちの活動に賛同してくださったイークラフトマン様から多大なご支援、ご協力していただいて開発を進めております。また、北海道の様々な方にもご協力いただいております。新型コロナウイルス感染症の影響拡大で学内での活動が制限を受ける事態に備えて、株式会社北海道霊芝様ならびに央幸設備工業株式会社様からは活動場所や設備を提供していただくなどのご支援をいただき感謝の言葉もありません。今回のプロジェクトでは次世代の通信技術の実験を行い、災害発生地域や紛争地帯で既存の地上通信網に頼らず運用できる無線通信システムを構築したいと考えております。」
Space BDローンチサービス事業本部 マーケティング部 マネージャー 大野 和宏のコメント
[画像4: https://prtimes.jp/i/50164/12/resize/d50164-12-323696-3.png ]
「この度、イークラフトマンと北海道科学大学宇宙開発研究同好会の皆様と共に本プロジェクトに挑戦できることが決まり、大変嬉しく思います。 私が初めて、イークラフトマン社の新山社長、北海道科学大学宇宙開発研究同好会の皆様、そして同学の三橋教授をはじめとした関係者の皆様から本プロジェクトについてお聞かせ頂いた際に、技術力だけでなくメンバーの皆様の情熱の大きさを感じ、『当社も是非一緒に挑戦したい!』とワクワクしたのを、今でも鮮明に覚えております。これから、Space BDはパートナーとして、本プロジェクトの成功に向けて皆様と共に挑戦してまいります。
Space BDの提供するISS『きぼう』を活用したサービスは、本件のような技術実証を目的とするミッションに最適な手段です。経験豊富な当社のエンジニアが衛星開発者の皆様に寄り添って、衛星放出まで一貫してサポートいたします。」
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