日本初の「アプリの治験」開始へ:ニコチン依存症治療アプリ「CureApp禁煙」の治験開始を発表
PR TIMES / 2017年10月3日 15時32分
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2017年10月3日
報道関係各位
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株式会社キュア・アップ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:佐竹 晃太)は、「アプリが病気を治療する効果を持つ」という新しい医療アプローチを実現するために、医学的エビデンスに基づいた「病気を治療するアプリ=治療アプリ」の開発に取り組んでおります。
この度、これまで臨床研究を行って参りましたニコチン依存症治療アプリ「CureApp禁煙」の多施設臨床試験の結果と、PMDA(医薬品医療機器総合機構)をはじめ各方面のご専門家の方と綿密な協議を重ね、日本初となる「アプリの治験」を開始することになりました。
* 本治験は、ニコチン依存症に対する治療アプリの無作為化比較対照試験となります
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喫煙によるニコチン依存症は、薬物依存症(精神疾患)の一種であり、「身体的依存」と「心理的依存」の2種類の依存があると言われています。そのうち「身体的依存」に対しては医薬品(禁煙補助薬)が有効である一方、「心理的依存」は長年の喫煙習慣によって身についたタバコを欲する習慣や癖からの離脱ができない心理状態が原因のため医薬品が効果を持たず、その克服に対しては医学的サポートが不足していると言われています。
また、禁煙外来での治療では3ヶ月のうち5回の診療の時にしか、医師・看護師による医学的サポートが受けられず、診療時以外の在宅や勤務中など多くの時間は自分一人での孤独な闘いとなってしまい、その間に生じる離脱症状の苦しさなどから断念してしまうことが多くあります。
以上の要因などから禁煙外来の禁煙成功率は、治療開始後1年では30%未満にとどまっており(*1)、より有効な治療法の登場が待たれていました。
弊社のニコチン依存症治療アプリ「CureApp禁煙」は、スマートフォンを通じて個々の患者様の治療状況や体調の変化に応じてカスタマイズされたサポートを行い、正しい知識の習得や心理的依存を克服する為の支援を強化します。加えて、常に患者様の身近にあることができるスマートフォン・アプリの特性を最大限に活かし、在宅や勤務中などの現行医療制度における「治療空白」期間においても医学的なサポートを届けることで治療介入の頻度を増やし、よりきめ細やかにサポートすることを可能にします。
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この度、日本で初めてとなる「アプリの治験」を開始することになり、今後はニコチン依存症治療アプリとしては日本初となる薬事承認・保険償還を目指して参ります。さらに、日本での薬事承認を得た後はグローバルにも展開を行い、日本発のイノベーティブな治療法として世界に広めていく予定です。
また、本邦での医療費高騰は大きな社会的問題として認識されています。喫煙に起因する超過医療費や労働力損失等による経済損失は約4.3兆円と概算され、本治療アプリを通じて効果的な禁煙治療を行うことによる喫煙者の減少は、将来の医療費抑制につながると考えています。
*1:ニコチン依存症管理料算定保険医療機関における 禁煙成功率の実態調査 報告書(平成21年度調査より)
【株式会社キュア・アップ 会社概要】
社名:株式会社キュア・アップ(CureApp,Inc.)
代表取締役社長:佐竹 晃太
本社所在地:東京都中央区日本橋小舟町1番3号 CASTELLINO O.T. NIHONBASHI 7階
資本金・資本準備金:484,100,000 円
設立: 2014年7月31日
事業内容: プログラム医療機器開発、PHR(パーソナルヘルスレコード)事業、モバイルヘルス関連サービス
事業URL:http://cureapp.co.jp/
【株式会社キュア・アップ 事業内容】
医学的エビデンスに基づいた疾患治療用プログラム医療機器の研究開発から製造販売まで行うMedTechベンチャーであり、日本初の「病気を治療する効果を持つアプリ=治療アプリ」の開発に取り組んでいます。慶應義塾大学医学部と共同開発・研究を行っているニコチン依存症治療アプリ「CureApp禁煙」の他、東京大学医学部附属病院と共同開発・研究を行っている非アルコール性脂肪肝炎NASH治療「CureApp脂肪肝」を開発。その他の疾患についても順次開発中です。
また 、「治療アプリ」開発で蓄積した知見を民間企業でも活用頂けるよう「法人向け モバイルヘルス(mHealth)プログラム」の提供もしています。本年4月に第一弾として「ascure(アスキュア)禁煙プログラム」(URL:https://www.ascure.technology/)の提供を開始している他、第二弾としてアプリを軸にした「メンタルカウンセリングプログラム」の提供開始も予定しています。
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