「SGLT2の分子同定とその阻害剤の開発」により「第3回日本医療研究開発大賞/内閣総理大臣賞」を受賞
PR TIMES / 2020年1月14日 15時45分
田辺三菱製薬株式会社は、大阪大学医学系研究科 金井好克教授とともに、「SGLT2の分子同定とその阻害薬の開発」により、第3回日本医療研究開発大賞/内閣総理大臣賞を受賞し、1月10日に開催された表彰式にて授与されましたので、お知らせします。
[画像: https://prtimes.jp/i/19597/17/resize/d19597-17-814783-0.jpg ]
日本医療研究開発大賞/内閣総理大臣賞は、医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に関して、功績を称えることにより、国民の関心と理解を深めるとともに、研究者等のインセンティブを高めるための賞です。内閣総理大臣賞は、その中でも、極めて顕著な功績が認められる事例が平成29年度より毎年1件決定されています。
○賞名: 内閣総理大臣賞
○受賞者名: 大阪大学医学系研究科 教授 金井好克
田辺三菱製薬株式会社
○タイトル: SGLT2の分子同定とその阻害薬の開発
○受賞のポイント: 腎臓で糖再吸収を担うタンパク質SGLT2を同定。それを阻害し、糖の再吸収を抑え、血糖値を下げる新たな作用機序の2型糖尿病治療薬のコンセプトを確立し、治療剤として実用化。
金井教授は、腎臓で糖再吸収を担うタンパク質である「SGLT2」を同定し、田辺三菱製薬と共に、SGLT2の機能を抑制することで尿中への糖の排泄が促進され、血糖値が低下する効果が得られることを確認しました。田辺三菱製薬は、SGLT2阻害薬であるカナグリフロジン(国内製品名:カナグル)を2型糖尿病治療剤として完成させました。カナグリフロジンは、「尿中に糖が出る」病気を「尿中に糖を出す」薬剤にて治療する、という逆転の発想から生まれたまったく新しい2型糖尿病治療剤であり、日本、米国、欧州など世界88以上の国と地域で承認され、2型糖尿病の患者さんに使用されています。
今回の受賞は、医薬品の研究開発において大きな励みになるとともに、当社は今後もカナグリフロジンに関する新たなデータを提供していくことで、より多くの患者さんの治療に貢献できるよう努めてまいります。
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