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宣言解除後の最新調査で明らかになった、With/Afterコロナに企業が注視すべき消費者の新・欲求“ニューノーマル・プラネット2.0”を発表

PR TIMES / 2020年7月27日 20時40分

コロナで変わる消費者行動1,138件を調査し、ニューノーマルに向かって動き出した消費者の40の新・欲求で構成される7つの旅路が明らかに

インサイトリサーチによるアイデア開発支援を手掛ける株式会社デコム(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:大松孝弘)は、この度、With/Afterコロナに企業が注視すべき消費者の新・欲求“ニューノーマル・プラネット2.0”を発表します。
デコムでは、緊急事態宣言下の4~5月に調査を行い“ニューノーマルプラネット”を発表しました。
その続編として、次のことを明らかにするために、宣言解除後の6~7月に調査を行いました。
「緊急事態宣言が発令されステイホームを続けていた時と、宣言が解除された後では、消費者の行動や心理は変わるだろう。もし変化しているとしたら、どのような変化なのだろうか。 」



[画像1: https://prtimes.jp/i/25221/17/resize/d25221-17-703175-0.png ]

■宣言解除後、ニューノーマルに向かって動き出した消費者の“新・欲求”を捉える

消費者は、日々コロナの感染者数のニュースに触れ、感染拡大に注意を払いながらも、ニューノーマルに向かって動き出しています。
新しい欲求が新たな生活/消費行動を生んでいます。
この“新・欲求”と企業が提供する価値にギャップが生じると、ビジネスは縮小に向かいます。
逆に、このギャップをいち早く発見し、埋めて行くことができれば、それは大きな機会となるのです。
いま求められているのは、スピードです。
「消費者の欲求の変化をいち早く捉え、素早く実行に移して頂くための示唆を提示する」これが本レポートに込めた想いであり、パーパス(存在意義)です。


■アート&サイエンスが、“新・欲求”を見つけ出す方法論

「集計された数値を見る前に、ひとりの人間(n=1)を見に行くことで“新・欲求”を発見する」というのが基本的な考え方です。
まず、多数の“ひとりの人間(n=1)”を見ることで“新・欲求”の仮説をできるだけたくさん導き出します。
1つより5つ、5つより10、10より100の可能性(この場合は“新・欲求”)を見つけ出すこと、つまり可能性を広げることがアートの価値観です。
次に、サイエンスの出番です。
統計的に正しい方法で定量調査を行い、それぞれの可能性(新・欲求の仮説)を数値で検証するのです。
誰が行っても概ね同じ結果にならなければならない、再現性が無ければならないというのが“サイエンス”です。
この考え方に沿って、本レポートも作成されています。
サイエンス&アートではなく、サイエンスの前にアートが来なければなりません。


■短期間に大量の定性情報(n=1)を収集する、オンライン調査手法を活用

宣言解除後に、コロナの影響で変化した生活/消費行動(n=1の定性情報)をオンラインで1,138件収集し分析を行いました。(※1)
具体的には、コロナ禍で変わった生活行動に関して、人はいつどんなときに(シーン)/どのような要因によって(ドライバー)/どのような感情を伴う価値や不満を感じて(エモーション)/その背景にはどんな生活や価値観があるか?(バックグラウンド)といったインサイト4要素(※2)について分析を行ないました。

また、明らかにした“新・欲求”に関して、一般消費者(全国15歳~79歳男女)に対して定量調査(※3)を行い、共感度/持続度/未充足度の3つの側面で評価してもらいました。


■消費者は、自分らしく価値あるニューノーマルを探す旅を始めた

緊急事態宣言が発令されステイホームを続けていた時と、宣言が解除された後で、消費者の行動や心理は変化していました。緊急事態宣言下では、現代人が経験したことのないパンデミックの事態に“混乱する中でもがく消費者の姿”が見て取れました。宣言解除後では、コロナ禍での生活が長引く中で、ある種冷静に“自分らしく価値ある新しい日常を模索する消費者の姿”に変化しています。

消費者は、コロナとの長期戦に腹をくくって、自分らしく価値あるニューノーマルを探す旅をはじめています。
それは、世間一般に共通する正解を求める旅ではなく、コロナ前よりもまして“自分らしさ”を重視した旅路です。

私たちは、前回発表の20の新・欲求(共感と非共感の心のスイッチ)に加え、新たに20の新・欲求を明らかにすることができました。これら40の新・欲求は「ニューノーマルへの7つの旅路」として、整理することができました。


■40の新・欲求で構成される「ニューノーマルへの7つの旅路」

→ 個と社会の関わり方を探す旅路
→ 生活の断捨離とチャレンジを探す旅路
→ 自宅で得られる新しい価値を探す旅路
→ 気分のコントロールの仕方を探す旅路
→ 新たな時間の使い方を探す旅路
→ 感覚をバランスさせる方法を探す旅路
→ 身体を健やかに保つ習慣を探す旅路


■ニューノーマルにおける、共感と非共感の消費者インサイト

7つの旅路に体系化された40の新・欲求は、次の情報で構成されています。
・消費キーワード:ニューノーマルにおけるビジネス(マーケティング)機会
・共感スイッチ:企業が応えるべき消費者の欲求
・非共感ポイント:企業が感じさせてはいけないこと
・代表する消費者事象(n=1)とイメージビジュアル:この消費キーワードを象徴する具体的な消費者の行動
・Beforeコロナの価値:変化を理解するための従前の価値
・With/Afterコロナの価値:ニューノーマルにおいて着目すべき価値
・定量調査によるスコア
~共感度:それぞれの“共感スイッチ”に対して共感する人の割合
~持続度:それぞれの“共感スイッチ”が今後も続くと思う人の割合
~未充足度:それぞれの“共感スイッチ”が普段の生活で充たされてないと思う人の割合

一部内容(定量調査のスコアを除く)を紹介します。


『家事ダイバーシティ消費』

<ニューノーマルへの7つの旅路>
個と社会の関わり方を探す旅路
→自分と家族/友人/学校/職場/地域社会との新しい関わり方を探す

<共感スイッチ>
テイクアウトや家事の分担を増やして、家族みんなでハッピーに暮らしたい

<代表する消費者事象(n=1)>
今までは食事をちゃんと手作りが当たり前で、手抜きが許されなかったが、このような状況になり、今まで利用しなかったテイクアウト、デリバリーを頼んでみたら美味しいし、家族も喜ぶし、毎日三食は大変だと、手抜き料理も許されるようになった。夫、子供からの食事へのプレッシャーから解放され、楽になれた。

[画像2: https://prtimes.jp/i/25221/17/resize/d25221-17-424009-4.jpg ]



    女性/42歳/東京都/既婚/2人/パート・アルバイト/観光ホテルの部屋の清掃/550万~700万円未満


<非共感ポイント>
ひとりで上手に家事をこなすことが前提

<Beforeコロナの価値>
ひとりで上手に家事をこなす

<With/Afterコロナの価値>
家事の負担を分け合える


『新発見で地元愛消費』

<ニューノーマルへの7つの旅路>
新たな時間の使い方を探す旅路
→行動パターンや環境の変化にともない意味のある時間の使い方を模索する

<共感スイッチ>
これまで意識していなかった地元の良さを見つけて楽しみたい

<代表する消費者事象(n=1)>
家の近所を歩いて海を眺めたり、知らなかった商店街を見つけてテイクアウトで家族にカレーを買って帰ったりするようになった。これまではふだん近所を散歩することはなく、休みは遠くに出かけてばかりだった。しかし歩いてみると、学校の帰りにぶらぶら寄り道して帰った時のようで、いろいろ発見があり楽しいので今後も続けたい。

[画像3: https://prtimes.jp/i/25221/17/resize/d25221-17-136767-5.jpg ]



      女性/34歳/神奈川県/未婚/子供はいない/正社員/医療関係で事務/1000万円以上

<非共感ポイント>
有名なところばかりにスポットライトが当てられる

<Beforeコロナの価値>
世間的にメジャーなものを楽しむ

<With/Afterコロナの価値>
地元の良さを発見して楽しむ


『風を感じるオープンテラス消費』

<ニューノーマルへの7つの旅路>
自宅で得られる新しい価値を探す旅路
→存在感の増す自宅に求める機能とそれを具現化するスタイルを求める

<共感スイッチ>
家にいながら、アウトドアで過ごしているような解放感を贅沢に味わいたい

<代表する消費者事象(n=1)>
ベランダをおしゃれに整備して、夕方6時頃から夕陽を見ながら一人で大好きなビールを飲むのが楽しい。
心地よい外の空気を感じながら、アルコールに酔ってリラックスできる。好きなように外出できないのでその苦痛を解消するため、ベランダにガーデンプールや植物を置いたら、居心地のいい場所になり、無駄に人混みに行ってお金を使うよりも、家にいるのが好きになった。

[画像4: https://prtimes.jp/i/25221/17/resize/d25221-17-844428-6.jpg ]



     男性/40歳/静岡県/既婚/2人/正社員/鉄道関係で車両整備の仕事/700万~850万円未満

<非共感ポイント>
家の中に閉じ込められそうな気分にさせられる

<Beforeコロナの価値>
外出して心地よい風を感じる

<With/Afterコロナの価値>
家にいても心地よい風を感じられる

■「ニューノーマル・プラネット」の無料サンプルレポート(40の新・欲求で構成される“ニューノーマルへの7つの旅路”の解説も収録)はこちらから
https://decom.org/download?id=1686


■「ニューノーマル・プラネット2.0」のフルレポートの購入はこちらから
https://decom.official.ec/items/32070261

■オンラインセミナー(事前登録制/無料)で「ニューノーマル・プラネット2.0」を解説します
宣言解除前には無かった、新たな生活/消費行動が出現 “ニューノーマルにおける消費者インサイトと新・習慣”とは?

◆開催概要◆
2020年7月28日(火)11:00~12:00
https://20200728amdecom.peatix.com/

2020年7月28日(火)14:00~15:00
https://20200728pmdecom.peatix.com/

2020年8月6日(木)11:00~12:00
https://20200806amdecom.peatix.com/

2020年8月6日(木)13:00~14:00
https://20200806pmdecom.peatix.com/

会場 :東京都品川区東五反田5-25-16 HF五反田ビル5F
主催 :株式会社デコム
参加費:無料(事前登録制)
定員 :各300名

■「ニューノーマル・プラネット」の活用方法と今後の調査研究について

ニューノーマルへの7つの旅路と40の消費キーワードをテーマに、自社の事業やブランドの機会を見つけ出し、具体策を導き出す必要があります。
デコムではNew Normal Planet2.0を活用したインサイトリサーチやアイデア開発、研修・コンサルティングを提供します。

また今後の情勢変化を見つつ、 さらなる続編「New Normal Planet3.0」の調査実施を検討していきます。
こちらのメールニュースに登録して頂ければ、発表の際にお知らせが届きます。
https://decom.org/mail-news/


■株式会社デコムについて

インサイトリサーチによるアイデア開発の支援を、企業のマーケティング部門、R&D部門、事業開発部門や
公共セクターに対して提供しています。
2004年の設立以来、業種を超えた実績は700案件以上。
2006年には国内初となるインサイトリサーチの専門書を執筆し、海外でも翻訳されるなど、
常に日本のインサイトリサーチをリードし続けてきました。

インサイトリサーチ/アイデア開発プログラム/データサイエンスの3つのコア技術で
リサーチプロジェクト事業、メディア事業、教育研修事業の3つのビジネスを展開しています。


■代表者プロフィール

代表取締役 大松孝弘
大手広告会社を経て、2002年デコムを創業。
大学院にてMBA(データサイエンスコース)を修了。
インサイトやアイデア開発支援に関する著書、講演は、海外も含め多数。
2006年に日本初のインサイトリサーチに関する書籍「図解やさしくわかる
インサイトマーケティング」(共著、日本能率協会マネジメントセンター) を上梓する。
近著に「ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚~インサイトのシンプルな見つけ方~」(共著、宣伝会議)。


■会社概要
商号 株式会社デコム
代表者 代表取締役 大松孝弘
所在地 〒141-0020 東京都品川区東五反田5-25-16 HF五反田ビル5階
設立 2004年3月
資本金 5,000万円
事業概要 インサイトリサーチによるアイデア開発支援
会社URL https://decom.org/

※1.定性調査の実査概要
形態:インターネットを通じたアンケート調査
手法:心理学の投影法の一つである文章完成法
アンケートページ上で虫食いの不完全な文章を提示し、自由に補って全文をつくってもらう調査手法
調査対象者:全国の15~79歳男女
期間・件数:
1)2020年6月12日~6月15日 556人
2)2020年6月29日~6月30日 572人

※2.インサイトの構成4要素
デコムが定義するインサイトの要件。
シーン(場面)/ドライバー(源泉要因)/エモーション(感情)/バックグラウンド(背景要因)の4つの情報を一連の文脈として捉えてはじめてインサイトを呼べる。

※3.定量調査の実査概要
形態:インターネットを通じたアンケート調査
手法:質問紙調査
調査対象者:全国の15~79歳男女
期間・件数:2020年7月10日~7月13日 600人

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