2020年上半期台湾金属加工機械設備製造業の振り返りと今後の展望<ワイズ機械業界ジャーナル10月第1週号発行>

PR TIMES / 2020年10月8日 13時45分

~台湾機械業界の動向が分かる~

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の10月第1週号を発行しました。今週号では、事務機械設備業界、製造業の輸出変化、揚重機老舗メーカーのチェンダイマシナリー、金属加工機械設備製造業界について紹介します。



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<201008号内容案内>

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●今週号の記事を一部紹介します。
台湾金属加工機械設備製造業の振り返りと今後の展望—2020年上半期

一、産業概況
 新型コロナウイルス感染症の流行は、世界経済に大きな打撃を与えた。複数の国で都市封鎖・辺境封鎖が実施されたことから、多くの産業が休業・営業停止に追い込まれた。とくに自動車市場の景気は大幅後退し、製造業メーカーも資金繰りが悪化したことから、機械設備に対する需要も大きく減少した。また、台湾元高が続いていることが、工作機械の輸出に悪影響を及ぼした。
 台湾市場については、2020年の台湾自動車市場は好景気を維持しているが、これは主に輸入車販売の好調によるものだ。一方、台湾生産車の生産は利益が見合わないため、多くの自動車メーカーが台湾生産を中止している。また、自動車部品産業は海外のアフターマーケット(AM)市場と台湾OEM(相手先ブランドによる生産)市場における需要が減少したことから、自動車産業全体の工作機械に対する需要は弱まっている。さらに、台湾機械産業の景気低迷により、機械産業メーカーは工作機械の調達に後ろ向きになった。これらの要因から、20年1~6月の台湾金属加工機械設備製造業の生産額は前年同期比30.21%減の426億4,900万台湾元、販売額は同28.35%減の428億7,300万台湾元とそろって大幅減少した。
 第3四半期に入って世界経済は回復の兆しを示したが、新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しがなく、従来型製造業の投資意欲は依然として低いままだ。台湾工作機械メーカーの受注も回復しておらず、多くのメーカーは週休3~4日の生産体制をとっている。このため、2020年第3四半期の台湾当産業の生産額と販売額も大幅減少が続くと懸念される。
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二、カテゴリー別概況
 川下メーカーが設備支出を縮小した影響で、2020年1~6月は多くのカテゴリーで販売額が大幅減少した。このうち、大きな販売比率を占めるマシニングセンターの販売額は前年同期比34.36%減、NC旋盤の販売額は同31.48%減、その他NC工作機械の販売額は同38.92%減だった。また、▽その他旋盤▽ボール盤▽研削盤▽フライス盤──の販売額の減少幅も20%以上となった。
 その他金属加工成形工作機械製造業については、世界のスマートフォン市場が飽和状態となっていることや新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、川下産業からの需要が大きく減少したため、2020年1~6月の販売額は前年同期比20.93%減の103億1,200万台湾元となった。このうち、▽プレス機▽液圧プレス機▽その他金属成形機械▽その他金属加工機械・部品──の販売額はいずれも同20%以上の減少となった。表面処理設備の販売額のみ、同23.75%増の14億7,900万台湾元と成長した。
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三、輸出入概況
輸入
 新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、2020年に入ってから台湾自動車部品産業の生産額は大きく減少した。また、台湾機械産業の景気も影響を受けているため、台湾金属加工機械設備製造業の関連需要は大幅減少し、20年1~8月の輸入額は前年同期比21.06%減の161億3,800万台湾元と大きく減少した。
 第3四半期に入って台湾経済は回復の兆しを示したが、主に政府の経済振興政策が民間の消費意欲を高めた結果で、従来型製造業の投資意欲は低いままだ。また、自動車産業と機械産業の需要低迷も好転の見込みがないため、2020年第3四半期の台湾当産業の輸入額は依然として減少傾向が続く見通しだ。ただし、減少幅は20年上半期より緩やかになるとみられる。

輸出
 新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、世界自動車産業は景気低迷が続き、機械産業の景気も大きく後退した。さらに、2020年に入って台湾元高が続いていることが、台湾製工作機械の輸出に大きな打撃を与えており、中国と米国からの発注が減少、新南向(東南アジア諸国連合やインドを含む)市場からの調達需要も大幅減少した。このため、20年1~8月の台湾当産業の輸出額は前年同期比34.24%減の420億7,200万台湾元となった。 新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しがないため、川下メーカーの設備投資意欲は低いままだ。加えて、台湾元高が続いていることから、2020年第3四半期の台湾当産業の輸出額も大幅減少となると予測される。
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四、今後の展望
 新型コロナウイルスの民間消費に対する影響は徐々に少なくなっているが、ワクチンなど有効な予防手段が確立されていないため、メーカーの多くは投資意欲が弱まっており、製造業の機械設備に対する調達需要の低迷は依然として続いている。自動車産業については、2020年第3四半期に入ってから世界自動車市場の景気は上半期より好転したものの、自動車産業の生産額は過去の水準まで回復していないため、自動車産業の工作機械に対する需要は弱っている。とくに、台湾元高が続いていることが、台湾製工作機械の輸出にとって大きな打撃となっている。 台湾市場では、自動車産業からの需要減少を受けて、台湾金属加工機械設備製造業の内需規模は縮小した。しかし、政府の政策によって政府機関および専門学校などにおける機械設備の更新需要が増加する見通しで、販売額減少を一部相殺できるだろう。 総合すると、世界経済の低迷が続く中、製造業の機械設備に対する需要は依然として低い水準が続いている。また、台湾元高によって台湾当産業の輸出競争力が弱まっているため、2020年第4四半期の台湾当産業の生産額と販売額も大幅減少となる見通しだ。

<ワイズ機械業界ジャーナルとは>
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