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音声感情解析AIのEmpathとコールセンターBPOのTMJが、感情解析コールセンターAIの特許を取得

PR TIMES / 2020年3月18日 12時25分

コールセンターの幅広い現場ニーズに応える汎用版感情解析コールセンターAIの販売開始

音声感情解析AIを開発する株式会社Empath (本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:下地 貴明、以下Empath)は、コールセンター・バックオフィス(事務処理センター)の構築・運営を行うセコムグループの株式会社TMJ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:丸山 英毅、以下TMJ)と共同開発した感情解析コールセンターAIにおけるオペレータ支援・応対評価の技術・仕組みについて、2020年1月17日に特許(特許番号:6647722)を取得したことをお知らせします。また、当初アウトバウンド(発信)業務向けに開発された機能を改良し、コールセンターにおけるインバウンド(受動)・アウトバウンド(発信)業務などの幅広い場面で利用可能な汎用版感情解析コールセンターAI「EmoDaruma」の販売を2020年3月より開始します。



■特許の概要
EmpathとTMJは、共同開発の成果として、感情解析技術の活用における特許(発明名称「情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム」、以下、本特許)を取得しました。本特許は、Empathが持つ音声感情解析技術に、コールセンターでの豊富な運用実績をもつTMJの知見を掛け合わせて開発。通話応対時のオペレータならびに、お客様の感情を解析することで、オペレータの評価を表示する技術が認められ、今回の特許の取得に至りました。今後は、本特許を搭載する製品である感情解析コールセンターAI「EmoDaruma」を、より多くのクライアントへ提供をしていく計画です。お客様の感情に寄り添った応対品質と満足度の向上。また、オペレータ定着支援による働きやすい環境づくりを、Empathの音声感情解析技術を活用することでコールセンター業界全体の価値向上を目指します。


[画像1: https://prtimes.jp/i/30514/31/resize/d30514-31-387130-2.png ]


■本特許を搭載した感情解析コールセンターAI「Emo Daruma」とは
<開発の背景>
『コールセンター白書2019』 によると、現代のコールセンターでは顧客やオペレータの発話音声をテキスト化する音声認識システムや人工知能(AI)を活用したチャット・ボットなどのさまざまなITソリューションが導入されており、センター長ならびに管理者といったマネジメント層は高度なITリテラシーが要求されています〔1〕一方で、オペレータにはITソリューションの活用のみならず、高度な応対スキルが求められるため、コールセンターではオペレータへのモチベーションをケアすることを目的とした、持続的な育成環境の構築に取り組むことがの重要視されています〔2〕。また労働力不足の環境下、53%の回答企業がオペレータの採用難対策として、採用人材の早期育成、定着支援のためにオペレータのモチベーション管理に取り組んでいることもあり、オペレータの採用難はコールセンター業界全体の共通課題となっています〔3〕。TMJは、2015年からの研究で判明しているオペレータのパフォーマンスにおけるモチベーション値の影響や人手不足問題解消に向けた離職防止への効果期待を踏まえ、感情解析技術を開発するEmpathとコールセンター業務の支援ツール「EmoDaruma」を開発しました。

出典:〔1〕月刊コールセンタージャパン編集部『コールセンター白書 2019』(2019年、リックテレコム)P.80、〔2〕同、P.56~57、〔3〕同、P.50~53。

<主な機能>
◆業務支援機能
オペレータ用画面では、オペレータの発話内容から感情をリアルタイムで解析。その結果から「褒め」「労い」などをバーチャル・アシスタントが表情で通話状況を客観的に評価、サポートを行います。
[画像2: https://prtimes.jp/i/30514/31/resize/d30514-31-437174-8.png ]



◆運営管理支援機能
管理者用画面では、お客様とオペレータの感情パフォーマンスを一覧で確認。双方の感情推移をビジュアルで確認しながら、画面を通じて即時フィードバックが可能に。応対中の「褒め」「労い」を遠隔で行うことはもちろん、状況に応じた最適な指示を画面上で行うことができ、オペレータケアの即時性を高めます。
[画像3: https://prtimes.jp/i/30514/31/resize/d30514-31-664158-4.png ]

<期待される効果>
◆新人オペレータの早期業務習得、生産性の向上、定着率の改善
◆管理者(スーパーバイザー)の管理品質向上、工数削減、オペレータケアの充実

■感情解析AIの導入成果事例※
TMJ福岡拠点にて8月よりアウトバウンド(発信)業務で検証を実施。「Emo Daruma」を利用/未利用のオペレータで成果を比較したところ、利用オペレータのSPC(セールス・パー・コンタクト=通話からの制約率)が大きく向上。特に経験値の浅いオペレータでの比較では、利用オペレータの成果が未利用に比べ約1.8倍のSPCを記録※。バーチャル・アシスタントによるリアルタイムでの評価が、オペレータ自身の内省を促し、早期成長を実現したと推測されます。また、管理者による即時・遠隔ケアができることで、就業開始当初の不安払拭や、見守られている安心感につながったことが、利用オペレータのコメントからも多く寄せられています。

※:2019年8月から2019年12月までの実績、TMJ福岡センターで実施のクライアント業務において検証。

■ EmoDaruma汎用版について
2019年のβ版プロトタイプリリースは、アウトバウンド(発信)業務の支援が主たるものでした。今回、多くのクライアントから要望受けて、インバウンド(受電)業務での利用も想定した機能・画面仕様に対応するUI/UXに変更しました。今回発表する、コールセンターにおける幅広い現場ニーズに対応した場面で活用いただける汎用版感情解析コールセンターAI「EmoDaruma」は、2020年3月より販売を開始します。
[画像4: https://prtimes.jp/i/30514/31/resize/d30514-31-882205-5.png ]

◆参考URL:https://daruma.webempath.ai/

<株式会社Empath概要>  (https://webempath.com/
[画像5: https://prtimes.jp/i/30514/31/resize/d30514-31-999799-6.png ]


音声から気分状態を可視化するエンジン「Empath(R)(エンパス)」を利用し、メンタルヘルス対策やマーケティング等に役立つアプリケーションを開発。奈良先端科学技術大学院大学との共同研究や株式会社NTTドコモとの被災地支援事業で採用されたほか、ロボティックスやコールセンターなど幅広い分野で活用されています。海外でも注目を浴びており、アラブ首長国連邦内務省に正式に採用されたほか、開発者向けに提供しているWeb Empath APIは世界50か国以上で利用されています。また国内外の功績が認められ、2019年度の経産省推進のスタートアップ支援プログラム「J-Startup」に選出されました。

<株式会社TMJ概要> (https://www.tmj.jp/
[画像6: https://prtimes.jp/i/30514/31/resize/d30514-31-682856-7.png ]

TMJは、株式会社福武書店(現・株式会社ベネッセコーポレーション)のインハウスコールセンターより独立分社化する形で1992年に設立。世界でも例のない継続型の会員制事業で培った生産管理、品質管理のノウハウを活かし、多種多様なクライアント企業のコールセンターの設計・運営から、調査・分析、人材派遣、人材育成などのサービスを提供しています。2017年には、セコム株式会社の100%子会社となり、より強固で安全性の高いグループネットワークを活かし、クライアントビジネスの成功をサポートします。

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