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一言もしゃべらない男の子が主人公の絵本『やましたくんはしゃべらない』発売! 刊行記念イベントも決定!

PR TIMES / 2018年11月12日 13時40分

株式会社岩崎書店(代表取締役:岩崎弘明、本社:東京都文京区)は、ちょっと変わった子を主人公にした絵本シリーズ「こんな子きらいかな?」の第2弾となる『やましたくんはしゃべらない』(山下賢二 作・中田いくみ 絵)を、2018年11月10日に発売しました。刊行を記念して、作者・山下賢二さんのトークショーと、画家・中田いくみさんの原画展も開催いたします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/35751/36/resize/d35751-36-254362-0.jpg ]

◆作者・山下賢二さんの子ども時代のエピソードを絵本化
作者の山下賢二さんは、幼稚園入園から小学校卒業までの9年間、人前では一言もしゃべらなかったそうです。
きっかけは、幼稚園の入園日。先生から「お名前言えるかな?」と促されたときのこと。恥ずかしかったのもあるようですが、自己紹介というものになぜか憮然としてしまい、それ以来、家ではペラペラ話しているのに、家の外では一切声を出さない生活を送ることになりました。
絵本『やましたくんはしゃべらない』は、そんな山下さんの子ども時代のエピソードをもとに作られました。

◆画家・コミック作家の中田いくみさんが絵本に初挑戦
絵を手がけたのは、画家・コミック作家として活躍する中田いくみさん。
初めての絵本となる今作では、ときに大きな一枚絵で、ときにコマ割りで、ジェスチャーと筆談のみで過ごしたという山下くんの学校生活を、ありありと描き出しています。
やわらかな線とセピア調の独特な色使いの絵からは、当時の山下くんの気持ち――戸惑いや割り切れなさ、あるいは無言を貫く覚悟――が伝わってくるよう。繊細に描写された子どもたちの表情やしぐさからは、クラスメイトが「しゃべらない子」山下くんをありのままに受け入れている様子、そのクラス全体の温度感まで感じられます。

◆ストーリー:学校で一言もしゃべらなかった山下くんの物語

[画像2: https://prtimes.jp/i/35751/36/resize/d35751-36-697013-1.jpg ]

クラスに、ちょっとかわった男の子がいる。
小学校に入学した時から、今まで一言もしゃべったことがない山下くん。
その子の声を聞いた友だちは、誰ひとりいない。
[画像3: https://prtimes.jp/i/35751/36/resize/d35751-36-826182-2.jpg ]

山下くんは一言もしゃべらないけれど、授業中ずっとふざけているし、
合唱コンクールでは口パクで歌う。
しゃべらないけれど、友達もたくさんいる。
[画像4: https://prtimes.jp/i/35751/36/resize/d35751-36-594967-4.jpg ]

ある日、授業参観の作文発表で、山下くんはラジカセを持ってきた。
テープの中に吹き込んだ声で、山下くんは作文を読んだ。
そして、卒業式が来て…。

一言もしゃべらない不思議な男の子・やましたくんの学校生活を、クラスメイトの女の子の目線で綴ります。

◆「話さない」のではなく「話せない」子もいる
家庭では問題なくおしゃべりしているのに、学校や公共の場所など、特定の場面では話せない/話さない。
このような症状は専門用語で「緘黙症(かんもくしょう)」あるいは「場面緘黙症」と呼ばれています。
この本の山下くんは、言葉こそ発しないけれど、クラスメイトと良好なコミュニケーションを取れています。しかし、多くの場合、場面緘黙症の子どもは、何を考えているのか伝わりづらいため、学校で孤立することも少なくないそうです。

◆「こんな子いたら、どうする?」と問いかけてみて
話さない子/話せない子が、自分のクラスにいたら、どうだろう。
どう接する? どうやって仲間になる?
そういうことに思いを巡らせてほしい、そう願ってこの本は作られました。

「こんな子きらいかな?」シリーズは、絵本ではあまりメインになることのない、ちょっと嫌われそうな子を主人公にし、その子たちが、どういう行動をし、周囲はどう感じているか描いています。
ともすると、嫌われそうな子どもたちを、「排除」「矯正」するのではなく、「どう受け入れるか」考える一つのきっかけになることを願っています。

学校で、遊びの場で、はたまた道徳の授業で、「こんな子がいたら、きらいかな?」と問いかけてみてください。すぐに好きにはなれないかもしれない。けれど、こういう子もいるよね、と子どもなりに受け入れる心の準備になることでしょう。

同調圧力が、大人だけでなく、子どもにまで影響をおよぼしている今、
息苦しさ、生き辛さを感じている子どもを理解するために、ぜひ読んでほしい絵本です。


刊行記念イベント

◎山下賢二「やましたくんはしゃべらないトークショー」
本書発売を記念して、「しゃべらないやましたくん」が復活。
HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE 店長・花田さんの質問に全部、筆談で雄弁にトークを繰り広げます。
【日 時】2018年12月15日(土)18:00~
【会 場】HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGE 
東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテ3F TEL:03-5157-1900
【参加費】1,000円
イベント詳細はコチラ https://bit.ly/2qHBwzb

◎中田いくみ「やましたくんはしゃべらない」ミニ原画展
【会 期】2018年11月9日(金)~11月18日(日)
【会 場】ブックギャラリー・ポポタム
東京都豊島区西池袋2-15-17 TEL:03-5952-0114
【時 間】平日/1:00~8:00pm 土日/1:00~7:00pm ※水・木休み、11/18(日)は5:00pm終了。
【入場料】無料
イベント詳細はコチラ https://bit.ly/2AZqxXY

[画像5: https://prtimes.jp/i/35751/36/resize/d35751-36-818177-5.jpg ]


◆書籍情報
書名:『やましたくんはしゃべらない』
シリーズ名:こんな子きらいかな?
作者:山下賢二
画家:中田いくみ
定価:本体1,600円+税
判型:A4変型判/32頁/ハードカバー
ISBN:978-4-265-08643-6
対象年齢:5、6歳~小学校高学年
発売日:2018年11月10日
◎岩崎書店HP https://bit.ly/2RKm9la
◎Amazon https://amzn.to/2DVmVtI
◎紹介動画 https://bit.ly/2De7wmb


◆作者紹介
山下賢二(やました・けんじ)・作
1972年京都生まれ。2004年に「ガケ書房」をオープン。2015年4月1日、「ガケ書房」を移転・改名し「ホホホ座」をオープン。著書に『ガケ書房の頃』(夏葉社)、編著として『わたしがカフェをはじめた日。』(小学館)などがある。

中田いくみ(なかた・いくみ)
1982年、埼玉県生まれ。日本と台湾を主な拠点として個展などで作品を発表している。また、2013年頃から漫画を描きはじめ、2017年に単行本『かもめのことはよく知らない』(KADOKAWA)発売。芸術集団「画賊」のメンバーでもある。今作が初めての絵本となる。

◆シリーズ情報
こんな子きらいかな?(全3巻)
1.『いじわるちゃん』たんじあきこ・作・絵(本書 2018年10月刊)
2.『やましたくんはしゃべらない』山下賢二・作/中田いくみ・絵(2018年11月刊)
3.『ごろうのおみせ』ごろう・作/死後くん・絵(2018年12月刊)

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