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アパホテルがIoT換気制御により電力使用量24%削減に成功 札幌大通駅前南店でcynapsの「BA CLOUD」を導入

PR TIMES / 2024年4月12日 13時40分

営業を止めずに設置でき、わずか9台で全262室の換気制御を実現



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64082/36/64082-36-7bca6396ae25e7a5cb229a4e97f73208-1115x676.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
左:通常運転(11/29~12/21)/ 右:換気量を10%削減した省エネ運転(12/22~2/29)
 IoTプラットフォームの研究開発を行うcynaps株式会社(よみ:シナプス、本社:東京都墨田区、代表取締役:岩屋 雄介、以下「cynaps」)は、アパグループ株式会社が運営する「アパホテル〈札幌大通駅前南〉」にIoTビルオートメーション・システム「BA CLOUD(ビーエークラウド)」を試験導入し、約2ヶ月で24%の電力使用量削減に成功しました。またこれを受け、3月下旬より同ホテルでの本格運用を開始したことをお知らせします。試験導入では安全を考慮し換気抑制量を10%以下に抑える運転を行っており、本格運用後の省エネ効果は試験導入時の約2~3倍になる見込みです。

 2050年の脱炭素社会実現に向け、CO2削減ポテンシャルの大きい「既存の業務用建築物」が注目されています。cynapsでは営業を止めずに低コストで既存の建物に導入できる強みを活かし、2027年までに30万室への導入を目指します。
■アパホテル〈札幌大通駅前南〉での導入背景
 ホテルはエアコンを24時間365日稼働させる必要があることから、同じ業務用建築物の中でも、オフィスや商業施設に比べエネルギー使用量が高くなる傾向があります。cynapsの調査では、同程度の大きさの建物で比較した場合、ホテルのほうがオフィスより3.7倍消費エネルギーが多いというデータも出ています。このため、換気制御による電力使用量削減効果を出しやすい業種であると言えます。

 アパホテルでも、数年前より換気の無駄に関する課題認識があり、さまざまな換気制御システムの導入検討がされてきました。しかし、削減効果が導入費用に見合わないものや、営業を止めなくては導入できないものしかなかったことから、これまで導入に至りませんでした。

 そのような中で、独自のサーバーレス・制御盤レスの仕組みにより、建物の営業を止めず、費用も抑えて省エネ換気を実装する「BA CLOUD」をご評価いただき、まずは「アパホテル〈札幌大通駅前南〉」にて導入いただくことになりました。

■ 換気制御の概要
 「アパホテル〈札幌大通駅前南〉」では、2023年11月下旬に工事を行い、館内全体で9台のセンサーを設置しました。これにより全客室262室とロビー、フロント、レストラン、廊下など、すべてのエリアの換気制御を行っています。

 試験導入では期間を区切って、換気を制御しない通常運転(100%運転)と、換気量を10%削減した省エネ運転(90%運転)を行い、換気量を削減してもビル管理法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)の基準を満たす空気環境(温度・湿度・CO2濃度)を維持できることを確認しました。また、この省エネ運転では電力使用量で24%の削減効果を確認しました。

※電気と比較してデータ量が少ないため計測対象に含めていませんが、この他にガス使用量も削減しています

 業務用空調はON/OFFの切替のみで微調整できないものが一般的ですが、cynapsが開発したIoTインバーター制御技術では、空気環境に応じた換気量の調整が可能です。本格運用開始後は換気削減量を徐々に増やし、快適な空気環境を保ちながら無駄な空調エネルギーを最大限削減していく予定です。

■ アパグループ 常務取締役 梅田 浩司様のコメント
 建築における省エネ対策は、建築外皮性能、空調性能、換気性能のバランスがとても大事なことですが、換気を制御することにより、前述に加え「人」という要素が加わり、快適で安全に、これまで以上に現実的な省エネ対策を施せるようになったと思います。

■ IoTビルオートメーション・システム「BA CLOUD」について
 「BA CLOUD」は、換気状態を監視し自動制御するIoTソリューションです。累計1,000ヶ所以上に導入実績のあるCO2濃度・温度・湿度の複合センサーにより室内の人の減少や不在を検知し、人がいない時の無駄な換気をカットします。1契約で、1部屋だけの小規模な店舗から15階建程度のビルまでカバー可能で、平均的なコンビニであれば、1店舗あたり年間36万円程度、5年間で180万円の電気代削減が期待できます。料金体系は、削減できた電気代の一部をいただくモデルのため、導入に伴う新たなコストが発生しません。また、換気状態を監視する中で、換気設備の故障や老朽化なども検知できるのが特長です。
https://www.cynaps.jp/ba-cloud/
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/64082/36/64082-36-4a7fd92dade32be6c25accc1d13b67ca-600x300.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]cynaps株式会社(Cynaps Inc.)
代表取締役:岩屋 雄介
設立:2020年3月
本社所在地:〒130-0003 東京都墨田区横川一丁目16番3号 センターオブガレージ Ground08
事業内容:IoTプラットフォームの研究開発及び販売、IoTコンサルティング及び受託開発
URL:https://www.cynaps.jp/・IoTビルオートメーション・システム「BA CLOUD」:https://www.cynaps.jp/ba-cloud/
・換気アラートシステム 「hazaview」:https://hazaview.com/site/
・IoT開発運用クラウド「LIMZERO(リムゼロ)」:https://www.cynaps.jp/service/iotsupport/

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