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Open Mainframe Project、次世代のメインフレーム エンジニア育成を支援するサマー インターンシップを今年も開催

PR TIMES / 2019年6月5日 17時40分

Red Hat、IBM、Sine Nomine Associates、SUSE のメンターが、学生にdockerHub、Kubernetes、Zoweフレームワークを指導

メインフレーム コミュニティ全体が協力して共通のツールセットとリソースを開発することを可能にする Linux Foundation 傘下のオープンソース イニシアチブ Open Mainframe Project (OMP) は 5月30日 (米国時間)、今年のインターンシップ プログラムを9人のグローバルな学生を迎えて開催することを発表しました。



[画像: https://prtimes.jp/i/42042/40/resize/d42042-40-569147-0.png ]

2019年5月30日 サンフランシスコ発 ー メインフレーム コミュニティ全体が協力して共通のツールセットとリソースを開発することを可能にするオープンソース イニシアチブ Open Mainframe Project (OMP https://www.openmainframeproject.org/ ) は、今年のインターンシップ プログラムを9人のグローバルな学生を迎えて開催することを発表しました。Red Hat、IBM、Sine Nomine Associates、SUSE など Open Mainframe Project メンバー企業のメンターが、特定のメインフレーム開発や研究課題に取り組むプロジェクトを作成し、各インターンとペアで取り組みます。メインフレームは時代遅れのテクノロジーとされることがありますが、実際は金融、小売、保険、運輸、政府の関連組織向けのクリティカルなデータやアプリケーションを処理するコアなITシステムとして使用されており、Forrester ( https://resources.compuware.com/hubfs/Collateral/Analyst_Reports/Compuware_Forrester_%20Survey_12_14_16.pdf?utm_campaign=FY17Q3_Forrester%20Survey&utm_source=web&utm_medium=homepage ) によると96%の新イニシアチブがメインフレームで動いています。Open Mainframe Project は、オープンソースがメインフレームのテクノロジー ドライバーである意識を高め、将来のメインフレーム エンジニアの教育に取り組んでいます。

4年目となる OMPインターンシップ プログラムは、これまで累計32人の学生が Linux、オープンソース、メインフレームに関する知識を深め実習する支援を行いました。今年は約100名の応募者があり、2018年から43%増加しました。その結果 OMP はインターンを9名に増やし、コンプライアンス エンジン、dockerHub開発スタック、BoringSSL、Kubernates on Z、最新のエンタープライズアプリケーションとの統合を強化する Open Mainframe Project のフレームワーク Zowa を含む6つのプロジェクトに取り組みます。メンターは今週から始まる15週間のプログラム内で定期的な評価とフィードバックを提供します。学生は何から着手してもよく、インターンシップの最後に経験を総括する業界のカンファレンスに招待されます。

Linux Foundation と Open Mainframe Project のプログラム マネージメント担当ディレクターである John Mertic は、次のように述べています。
「メインフレームはビジネスの中心であり、Open Mainframe Project は、次世代が有利なキャリアを築くためのメインフレーマーの育成に取り組んでいます。リモートで仕事し現役のリーダーから学習できるため、学生にとってオープンソースとメインフレーム コミュニティに多大な影響を与える大きな足がかりになります。私たちは彼らの進歩を見守り、インターンが何を成し遂げるか期待しています。」

Linux Foundation ( https://www.linuxfoundation.org/ ) がホストする Open Mainframe Project は、協力して次世代のメインフレーム エンジニアを育成する次の組織を含む30以上のビジネス / アカデミック リーダーにより成り立ちます : ADP、Broadcom、Docker、Marist、North Carolina A&T State University、Rocket Software、Ubuntu、VCU、Vicom Infinity、William Paterson University。OMPは、世界中の少数派で不利な境遇にあるグループに対して機会を提供するプログラムへの投資、キャリア開発、イベントを通じてインクルーシブなコミュニティの構築を目指しています。

OMPプロジェクト、メンター、学生の詳細は、以下をご覧ください。

コンプライアンス プロジェクト : 学生はまずルールが追加されたコンプライアンス エンジンを開発し、次にブロックチェーン記録がそれらのルールに適合しているかチェックするコンプライアンス エンジンによって分析します。Petr Novotny氏 (IBM Research エンタープライズ ソリューション グループ リサーチ スタッフ メンバー) と Donna Dillenberger氏 ( IBM Watson Research Center IBMフェロー)の2名のメンターが、Shivam Singhal氏 (ワシントン大学 コンピュータ サイエンス & エンジニアリング 学生、 Mozilla Addons エコシステム バグ修正)と取り組みます。Priyanka Advani氏 (サンタクララ大学 コンピュータ サイエンス修士学生) も同プロジェクトに取り組みます。彼女はメインフレーム業界で7年間以上働いた経験があります。

DockerHub 開発スタック : 同プロジェクトは OpenSUSE と ClefOS (Z向けCentOSクローン) のためのDockerイメージのスイートを作成します。全て ClefOS と呼ばれるCentOSクローン ベースです。Neale Ferguson氏 (Sine Nomine Associates プリンシパルエンジニア) が Vedarth Sharma氏 (2年間オープンソースプロジェクトにコントリビュートしているプログラマー) と Kautila Tripathi氏 (オープンソース コミュニティにコントリビュートした豊富な経験を持つバックエンド開発者) と緊密に協力します。

BoringSSL 向け Big-Endian サポート : Google が OpenSSL を長年にわたりさまざまな方法で使用した時 BoringSSL が人気を集め、Google プロダクト ポートフォリオが複雑になるにつれて多くの OpenSSL のコピーが発生し、複数の場所で全てのこれらのパッチのメンテナンスに従事するプロジェクトが成長しました。このプロジェクトは Z のような Big Endian システム向けのサポートを追加することを目指しています。Neale Ferguson氏が同プロジェクトをリードし、Sladyn Nunes氏 (ムンバイ大学 コンピュータ サイエンス 学生) を指導します。

s390x 向け Boost Context Module の実装 : – boost.context は、シングルスレッド上で協調的なマルチタスクを提供する基本的なライブラリです。同プロジェクトは、不足しているモジュール ブロックを修正し、他のプロジェクトが s390x で利用できるようにすることを目的としています。Dan Horak氏 (Red Hat シニア ソフトウェア エンジニア) が Naveen Naidu氏 (インド在住 コンピュータ サイエンス & エンジニアリング 学生、2018年 Coala の Google Codeメンター) とプロジェクトをリードします。

Cloud Foundry Operator for Kubernates on Z : 同プロジェクトのゴールは、インキュベート中の Cloud Foundry Operator on Z を構築・テストすることです。Vlad Iovanov氏 (SUSE Cloud Foundry テクニカル リード) が Dan Pavel Sinkovicz氏 (ノーサンプトン大学 コンピュータ ソフトウェア エンジニアリング 学生)と取り組みます。

Open Mainframe Project の Zowe の機能追加 : Zowe は、z/OSと対話する最新のインターフェースを提供し、現在のクラウド プラットフォーム上に近い操作で z/OS を使用できるようにします。同プロジェクトの焦点は、Zowe 用の新たなアプリケーション / プラグインを作成することです。Matt Hogstrom氏 (Zowe リーダーシップ コミュニティ チェアパーソン、IBM チーフアーキテクト / 主任エンジニア)が、 Yash Jain氏 (ムンバイ大学 コンピュータ サイエンス & エンジニア 学生) と Usman Haider氏 (科学技術国立大学 修士学生) を指導します。

その他の資料

作業開始のドキュメントサイト https://zowe.github.io/docs-site/latest/
OMP の「I am a Mainframer」ポッドキャスト https://www.openmainframeproject.org/news/podcast
OMP のインターンシッププログラム https://www.openmainframeproject.org/projects/internship-program

Open Mainframe Project について

Open Mainframe Project は、メインフレームコンピューティング環境でLinuxとオープンソースを開発・使用するためのフォーカルポイントとして機能することを目指しています。メインフレーム上のオープンソースがエンタープライズクラスシステム / アプリケーションのスタンダードというビジョンのもと、プロジェクトのミッションは、メインフレーム上のオープンソース採用における障壁を取り除き促進するコミュニティの構築し、メインフレームの価値を技術レベル / ビジネスレベルで実証し、コミュニティが繁栄するためのコラボレーションポイントとリソースの強化することです。プロジェクトの詳細は、https://www.openmainframeproject.org をご覧ください。

Linux Foundationについて

2000年に設立されたLinux Foundationは、1,000を超えるメンバーによってサポートされており、オープンソース ソフトウェア、オープン スタンダード、オープン データ、およびオープン ハードウェアに関するコラボレーションにおいて世界をリードしています。Linux、Kubernetes、Node.jsをはじめとするLinux Foundationのプロジェクトは、世界のインフラに必要不可欠な存在です。Linux Foundationは、ベスト プラクティスを活用し、貢献者、ユーザー、およびソリューション プロバイダーのニーズに対応することにより、サステナブルなオープン コラボレーション モデルを生み出します。詳細については、http://linuxfoundation.org/ をご覧ください。

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The Linux Foundation はさまざまな商標を登録および使用しています。The Linux Foundation の商標一覧はこちらのページ ( https://www.linuxfoundation.jp/trademark-usage/ ) でご確認いただけます。
Linux は Linus Torvalds の登録商標です。

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