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書籍「海のレジャー的利用と管理―日本と中国の実践―」刊行のお知らせ

PR TIMES / 2024年4月11日 13時15分

婁小波・中原尚知・原田幸子・高翔 編著

公益財団法人笹川平和財団(東京都港区 理事長・角南篤)の海洋政策研究所は、2024年3月31日、書籍「海のレジャー的利用と管理―日本と中国の実践―」を刊行致しました。



[画像: https://prtimes.jp/i/56619/45/resize/d56619-45-1a335fad024012b2e52b-0.jpg ]

 休みの日に、ゆったりと糸を垂らし旬の魚でも釣ってみたい、コバルトブルーの海を潜って美しいサンゴを覗いてみたい、大海原を思いっきりセーリングしてみたい…。豊かになればなるほど、海を楽しみたいというニーズは高まり、その結果、海洋レジャー産業は発達します。1980年代以降の日本や、2000年代以降の中国がそうでした。しかし、海洋レジャーの勃興や多様化のもたらす効果や影響には、ほとんど注意が払われてきませんでした。果たして、日中両国において海のレジャー的利用はどのような形で存在し、どのように展開してきたのか、それによってどんな問題が惹起され、どのように解決が試みられてきたのでしょうか。本書では、日中両国の研究者の協力を得て実施した「日本・中国におけるレジャー漁業に関する調査研究」の成果の一部を取りまとめ、そうした課題に挑みました。漁業や漁村の持続可能な成長を求めて、中国では2000年代に入ってから「休閑漁業(レジャー漁業)」を推進し、日本では2022年から「海業(うみぎょう)」の振興が水産基本政策の柱の一つとして打ち出されています。本書ではそうした政策的背景も踏まえつつ、多様化する海のレジャー的利用をめぐる日中両国での実践的な取り組みを分析しています。海洋や漁業への理解を深めたい方には、ぜひお近くの書店またはオンラインにて入手し、一読をお勧めします。

定価:本体2,800円(税抜)
発行:東海教育研究所
ISBN:978-4-924523-43-2 C3031

【目次】
まえがき

第I部 日本における海のレジャー的利用と管理
第1章 日本人の余暇生活と海のレジャー的利用の展開
第2章 海のレジャー的利用とコンフリクトの調整
第3章 遊漁船業の展開と利用調整
第4章 沿岸域におけるプレジャーボート・マリーナの利用と管理
第5章 海洋文化を活用した海洋レジャーの展開と管理
―帆掛けサバニを事例として―
第6章 小規模漁業者による海業への取り組みと共同体バイアビリティ
―静岡県伊豆半島「稲取漁港稲荷丸漁船観光クルーズ」の挑戦―
第7章 渚泊の政策的展開とビジネスモデル
―ブルーパーク阿納を事例として―
第8章 魚食レストランの政策的展開と課題
―静岡県初島と沼津市を事例として―
第9章 海洋レジャーをめぐる調整と環境管理
―沖縄県座間味村の取り組みを実例として―

第II部 中国における海のレジャー的利用と管理
第10章 中国経済の構造転換と海のレジャー的利用の展開
第11章 中国レジャー漁業研究の展開とレジャー漁業を取り巻く環境
第12章 上海市レジャー漁業の現状と金山嘴漁村の構造転換問題
第13章 浙江省におけるレジャー漁業への転換とマネジメント
第14章 山東省におけるレジャー漁業発展の現状と特色
第15章 海南島におけるレジャー漁業政策の展開過程
第16章 海南島レジャー漁業の実践と発展のポテンシャル
第17章 中国民宿業の展開と漁家民宿「漁家楽」の可能性

終章 日中における海のレジャー的利用の特徴と課題

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