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奈良県立医科大学、MBTコンソーシアム、スイスLaurastar社、シロカの共同研究により、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 ※1)の99.99%以上の減少効果を実証

PR TIMES / 2020年12月3日 20時15分

Laurastar社のドライマイクロファインスチーム(DMS)技術により、綿・プラスチック素材等に付着した新型コロナウイルス不活性化実証

Laurastar SA(本社:スイス、以下:Laurastar社)およびシロカ株式会社(本社:東京都千代田区、以下:シロカ)は、公立大学法人奈良県立医科大学 微生物感染症学講座(以下:奈良医科大学)、一般社団法人MBTコンソーシアム(以下:MBTコンソーシアム)との共同研究(以下:本研究)により、Laurastar社が開発したドライマイクロファインスチーム(DMS)技術搭載のスチーム噴射装置を用いて、高温のスチームを5秒間連続噴射することで、綿・ポリエステル・プラスチック素材に付着した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 )が99.99%以上減少することを実証しました。



SARS-CoV-2は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因となるウイルスであることが知られています。当該試験では、ご家庭で一般使用される布・プラスチック素材を用いており、DMS技術の活用が、日常的に使用される布製品・日用品のウイルスの除菌に有効であることが期待されています。また、ウイルスは自己増殖能力を持たないため、スチームによるウイルス減少効果はスチーム噴射以後ずっと持続するといえます。※2

Laurastar社は、スイスで創業以来40年以上の歴史を持つアイロンの世界的ブランドです。世界トップクラスの技術力と世界40ヵ国以上の販売実績を持ち、高い技術力と品質への信頼から、ファッションデザイナーなど、プロが扱う逸品として愛用されています。DMS技術は、Laurastar社が開発した独自の技術であり、高温かつ高圧の非常に細かい霧状のスチームを噴射することができます。この技術をスチームアイロン製品に活用することで、短時間に布製品のしわを伸ばし、繊維の奥深くに潜むウイルスや細菌まで除去することができます。

※1 Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(略称:SARS-CoV-2)。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因となるSARS関連コロナウイルス(SARS-CoV)に属するコロナウイルス。
※2 ウイルスは細胞への感染なしに自己増殖できないことが一般に知られており、スチームにより減少したウイルスが自己増殖することはないといえます。但し、布地等への外部からの新たなウイルスの侵入を防ぐものではありません。
[画像1: https://prtimes.jp/i/41147/56/resize/d41147-56-405448-0.png ]

Laurastar社は、DMS技術の効果を世界の第三者試験機関と共同で実証する取り組みを実施しており、これまで「ヒトコロナウイルス229E(HCoV-229E)※3」「大腸菌」「黄色ブドウ球菌」「カンジダ菌」などのウイルスや細菌類の除去、「生きたダニ」の死滅、「スギ花粉」「ダニアレルゲン」などのアレルギー物質の除去、「脱臭」等の効果を実証しました。今回は、医学知識で新産業の創生を目指す奈良県立医科大学とMBTコンソーシアム、およびLaurastar社製品の日本における販売代理店であるシロカと共同で、新たに、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」に対する効果を実証しました。

奈良県立医科大学、MBTコンソーシアム、Laurastar社、およびシロカは、Laurastar社が独自に開発したDMS技術および本研究の成果を活用し、社会の安心、安全の回復に貢献してまいります。

※3 Human coronavirus 229E(略称:HCoV-229E)。ヒトに日常的に感染するコロナウイルスの1つであり、アルファコロナウイルス属(第1群コロナウイルス)に属するコロナウイルス。


【新型コロナウルス(SARS-CoV-2)に関する実証試験の概要】

■ 試験実施機関:奈良県立医科大学
■ 検証装置:Laurastar社のDMS技術搭載スチーム噴射装置
■ 対照試験:上記装置を利用しない場合との比較
■ 試料:綿片、ポリエステルの布地(衣類を裁断した布片)、プラスチック材
■ 検証ウイルス:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
■ 試験方法:
 1. ウイルスを付着させた試料面から1mmの距離に検証装置の噴出口を設置
 2. スチームを5秒間連続で噴射
 3. ウイルス回収液を用いてウイルス感染価をプラーク法にて測定
 4. 3日間培養後細胞を観察し、ウイルス感染価ならびにウイルスの不活性化効果を算出
[画像2: https://prtimes.jp/i/41147/56/resize/d41147-56-831742-1.png ]

■ 試験結果:
検証装置を利用した場合、利用しない場合に比べてウイルス感染価が99.99%以上減少した。また、ウイルス不活性化効果(Mv)は4.42以上を示し、ISO 18184付属書G(参考)およびSEKマーク認証基準において「十分に効果がある」とされる基準値3.0を上回った。
[画像3: https://prtimes.jp/i/41147/56/resize/d41147-56-898354-2.png ]

※本試験はDMS技術搭載スチーム噴射装置の基礎的な研究データであり、実使用環境での効果を示すものではありません。


【Laurastar DMS技術に関する国内・海外での実証試験結果一覧】


[画像4: https://prtimes.jp/i/41147/56/resize/d41147-56-446464-3.png ]

*ドライマイクロファインスチーム(DMS)技術搭載のスチーム噴射装置を用いて、高温のスチームを連続5~15秒間噴射することで、試料(綿、ポリエステル、プラスチック等)に付着した対象検体の減少率を測定。


【会社概要】

公立大学法人奈良県立医科大学(奈良県橿原市)
1945年4月創立、2007年4月地方独立行政法人化理事長・学長 細井 裕司
Medicine-based Town(医学を基礎とするまちづくり)をコンセプトに、産業創生やまちづくりに医学の知見を注入するという構想のもと活動に取り組んでおります。
[画像5: https://prtimes.jp/i/41147/56/resize/d41147-56-547628-7.png ]

一般社団法人MBTコンソーシアム(奈良県橿原市)
2016年4月設立、理事長 細井 裕司奈良県立医科大学及び会員企業約150社とともに、MBT構想の具現化に向けた活動を行っております。
[画像6: https://prtimes.jp/i/41147/56/resize/d41147-56-411976-8.png ]


LAURASTAR SA(ローラスター社)
Laurastar社は、40年以上をかけて、衣類や内装品の品質と衛生のケアにおいて、技術革新、情熱、卓越さを追求して参りました。Laurastar社のミッションは、生活者の皆様ご自身と愛用される身の回りの製品を病気や有害物質から守る衛生製品を創ることです。Laurastar社は、衛生スチームシステムに関する独自の高度な技術を有しており、世界40ヵ国以上で合計300万製品以上の販売実績を有しております。本社所在地のスイスにおいては、全世帯のうち約25%がLaurastar社の主要製品を1つ以上保有しています。スイス以外に、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダ、ハンガリーに子会社を有し、合計約250人の従業員を有しています。
[画像7: https://prtimes.jp/i/41147/56/resize/d41147-56-909189-5.png ]


シロカ株式会社
2000年に創業したシロカは、コーヒーメーカ―、オーブントースター、炊飯器といった調理家電やクリーナー、ヒーターといった生活家電を中心に製造・販売を行う日本の家電メーカーです。忙しい時間の中でもひと手間を大切にする「ていねいな暮らし」、自分だけでなく家族も笑顔にする「うつくしい暮らし」、心の贅沢を知っている人が持つ「こだわった暮らし」を考えたものづくりを通して、お客様の心が豊かになるような暮らしの実現を目指します。


[画像8: https://prtimes.jp/i/41147/56/resize/d41147-56-364276-6.png ]


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