NTTと協業し、展示会OFC 2024でIOWN Open APN向けエンドツーエンド400Gテスタを展示
PR TIMES / 2024年3月25日 18時45分
アンリツ株式会社(社長 濱田 宏一)は、日本電信電話株式会社(NTT)との協業により、2024年3月26日から3月28日まで米国サンディエゴで開催される世界最大の光通信の展示会「The Optical Fiber Communication Conference and Exhibition 2024 (OFC 2024)」で、最先端ネットワークのデモ環境「OFCnet」に参画し、IOWN Open APN [※1] に対応した400Gテスタを展示します。
生成AI、クラウドサービスの急速な普及、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進等を要因として、データセンター間の通信容量が急増しています。遠隔に分散配置されたデータセンターを超大容量、低遅延、低消費電力で接続するデータセンターエクスチェンジ(DCX)を実現するため、IOWN Global Forumが規定するOpen All Photonic Network (Open APN)アーキテクチャのネットワークへの適用が進められています。
今回のデモ展示では、OFCnetを活用した相互接続ブースIOWN Networking Hub(ブース912番)が開設され、IOWN APNのユースケースであるDCXが、マルチベンダ構成でデモンストレーションされます。 OpenZR+[※2]に準拠した400G光トランシーバーは、データセンタースイッチに搭載され、OpenROADM MSA [※3]および テキサス大学ダラス校(UTD)のOpenLabにより隣接ブースに構築されるOpenROADMネットワークを介して相互接続されます。アンリツは、小型軽量で400Gbps信号を2ポート同時送受信できるハンドヘルド測定器MT1040Aを対向で配置し、高負荷なトラフィックを生成することで、マルチベンダによるネットワークの通信品質をエンドツーエンドで評価します。MT1040Aは、400Gイーサネット、OpenZR+、OpenROADM 、ITU-T、OIFなどさまざまな標準規格に柔軟に対応し、物理層(レイヤ1)のPre/Post FEC BERやイーサネット(レイヤ2)の遅延、スループットなどの測定結果をリアルタイムに表示します。
[画像: https://prtimes.jp/i/109169/83/resize/d109169-83-0887412aedf8247cef1f-0.png ]
今後は、この測定機能を上位管理システムと統合することで、ネットワーク障害の検知および要因分析の実現が期待されています。アンリツはIOWN Global Forum、Open ROADM MSA、OpenZR+ MSAなどと連携し、IOWN Open APNアーキテクチャを用いたDCXの実現に貢献してまいります。
製品概要
ネットワークマスタ プロ(400Gテスタ) MT1040A / MU104014B 400G (QSFP-DD) マルチレートモジュール
拡張性、操作性に優れたB5サイズの400G対応ポータブルテスタで、片手で運べるサイズの筐体に9インチスクリーンを搭載したタッチパネル操作のフィールド測定器です。10M~400Gまでのインタフェースをサポートします。
MU104014Bはそのテストモジュールで400ZR/ZR+試験向けに以下の機能をサポートします。
・十分な給電能力冷却能力による400ZR/ZR+トランシーバー試験
・さまざまなネットワーク環境に適した柔軟な設定
- グリッド、波長、送信光パワー設定
- OIF CMISを経由したコヒーレントモニタ(OSNR, SOP, CD等)
- OIF CMISを経由したメディア側FEC訂正モニタ(PreFEC BER)
- 1x 400G, 4x 100G, 2x 100G, 1x 100Gクライアント信号送受信
- レイヤ2~4の柔軟なフレーム構成
・ヒストリ機能を用いたライブネットワークモニタ
- モニタ結果を1秒間隔で自動セーブ
- 結果はCSV形式で出力可能
MT1040Aについてもっと詳しく
https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/products/MT1040A
用語解説
[※1] Open APN
Open-All Photonic Networkの略称。Open APNは、IOWN Global Forumで提案されたオープンアーキテクチャ。全区間をフォトニックネットワークで構成することにより、低消費電力、大容量、低遅延なサービスを提供する。
[※2] OpenZR+
データセンターインターコネクト(DCI)構築で主に用いられるトランシーバーのインタフェース規格の一つ。100G、200G、300G、400Gのデータレートに対応し、OFEC(エラー訂正機能)により120kmを超える大規模なリンクにも対応する。従来の波長分割多重(WDM)システムを用いた伝送に比べて、低コストでデータセンター同士を接続可能とする。
[※3] OpenROADM MSA
OpenROADM Multi-Source Agreementの略称。OpenROADMを推進するために設立された国際団体。OpenROADMは、光伝送装置(ROADM)や光トランスポンダ、着脱型光部品などの相互接続仕様、YANGデータモデル仕様を規定しており、光伝送ネットワークの各機能部間の相互接続を実現し、マルチベンダ環境で運用するためのインタフェースを定義。
アンリツの製品・ソリューション・その他の情報は、Facebookでもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/AnritsuTandM/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
ワイヤレスジャパン2024×ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)2024に出展
PR TIMES / 2024年4月23日 18時45分
-
IP Infusion、コンバージドIP/White Box型光伝送ソリューション向けCienaの400G ZR/ZR+対応光技術の認証を完了
PR TIMES / 2024年4月17日 17時15分
-
NTT、イギリスおよびアメリカで遠距離データセンター間を接続する実証にそれぞれ成功
マイナビニュース / 2024年4月12日 13時55分
-
イギリス・アメリカ各国にて遠距離データセンタ間を接続する実証実験に成功
Digital PR Platform / 2024年4月12日 0時0分
-
スパイレント、OFC 2024で先進の800G検証ソリューションを展示
PR TIMES / 2024年4月3日 16時45分
ランキング
-
1中国、日本の輸出規制案は通常貿易に悪影響 「企業の正当な権利守る」
ロイター / 2024年4月29日 16時6分
-
2メニューたった3種類で急成長「鰻の成瀬」 東京チカラめし、いきなり!ステーキを反面教師にできるか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月29日 6時15分
-
3失業率3月は2.6%で横ばい、有効求人倍率1.28倍で0.02ポイント上昇
ロイター / 2024年4月30日 9時31分
-
4一時1ドル=160円台突破も一転154円台 “為替介入”の見方広がる 神田財務官「いつでも対応できる準備をしている」と市場けん制
日テレNEWS NNN / 2024年4月29日 20時16分
-
5なぜ、JR東は「銀行化」するのか? 運賃4割引きなど、破格の特典も懐が痛まないワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月30日 10時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください