DHLエクスプレスは、完全電気式の貨物航空機を発注。航空産業のサステナブルな未来を形づくります。
PR TIMES / 2021年8月4日 16時15分
DHLエクスプレスは、電気飛行機のスタートアップ企業Eviation社に、史上初めての電気式の貨物機 ”Alice” を12機発注しました。
DHLエクスプレスとEviationは、貨物航空の世界を大きく変革するために立ち上がります。
国際エクスプレスのリーディングカンパニー、DHLエクスプレス(ドイツ・ボン:ジョン ピアソンCEO、以下DHL)と、シアトル地区をベースとする完全電気式の航空機のグローバル製造企業Eviation(アメリカ・アーリントン/WA)は共同で、DHLが12機の完全電気式の貨物航空機を発注したことを発表し、航空の歴史に新たな1ページを刻みました。この取り組みで、DHLは比類ないエクスプレスネットワークの電動化を目指し、持続可能な航空産業の未来に先駆者としての一歩を踏み出します。今回発注したEviationのAliceは、世界をリードする完全電気式の航空機で、貨物・旅客ともにゼロエミッションの運航を可能にします。Eviationでは、2024年までにDHLへのAlice eCargoの納入を予定しております。
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DHLエクスプレスのCEO、ジョン ピアソンは、「当社はゼロエミッション物流の未来を信じており、私たちの投資は常にカーボンフットプリントの改善を目的とする道を追い求めます。クリーンな物流オペレーションの実現を目指す私たちの道には、輸送のあらゆるモードにおいて電動化を取り入れることは非常に重要な意義があり、ゼロエミッションという持続可能性の目標に大きく貢献します。1969年に創業したDHLは、常に航空産業のパイオニアとして知られてきました。私たちの目的を共有する最良のパートナーとしてEviationと共に、新しいサステナブルな航空の時代へ向けて共に羽ばたきたいと思います」。
Aliceは、1名のパイロットで1,200kg(2,600lbs)の貨物を輸送することが可能です。また、フライト時間あたり約30分程度の充電で最大815km (440 海里)の航続距離を有します。Aliceは、現在プロペラ機やジェット機が就航しているすべての環境で運航が可能です。少ない可動部品で構成されるAliceの優れた電気モーターは、信頼性の向上とメンテナンスコストの削減に貢献します。また、運航ソフトウエアは、最適な効率運航実現のために絶えずフライトパフォーマンスを監視します。
「最初の1日から私たちは、航空産業を変革し、電気飛行機の新しい時代を創出するという大胆不敵な目標を掲げてきました。」と、Eviation のCEO、 Omer Bar-Yohay氏は言います。「DHLのようなサステナブルな貨物輸送のリーダーとパートナーになることは、電気の時代がすぐそこにやってきたことの証です。今回の発表は、この地球上でのフライトの歴史を変革する大きなマイルストーンとなります」。
この航空機はステーション施設に関する投資を少なくし、ルート運用に理想的です。Aliceは空港で貨物の積み降ろしが行われている間に充電ができ、DHLエクスプレスのタイトなスケジュールにおいても素早い離発着を可能にします。
DHLエクスプレスのGlobal Network Operation and Aviation のエグゼクティブ・バイスプレジデントのトラビス コブは次のように述べています。「完全電動化された航空機の革新的な開発について、Eviationに賛辞を送りたいと思います。Aliceの航続距離とキャパシティは、私たちのグローバルネットワークにとって素晴らしくサステナブルなソリューションとなります。我々の志は、カーボンフットプリントの削減に大いに貢献することであり、この機材やテクノロジーの進歩は、更なる炭素排出削減の達成に大いに役立ちます。当社と当社のお客様にとって、これは脱炭素に向けた取り組みの重要な一歩であり、航空産業全体にとって大きな前進です」。
革新と共に、パフォーマンスとサステナビリティが目指す道しるべとして、Eviationの完全電気式飛行機Aliceが航空の世界に新たな時代を切り拓きます。Aliceは旅客機にも貨物機にも設定できるように特別に設計されています。Aliceは、今年後半の初フライトに向けて順調に進んでいます。
「皆さんが、次にオンデマンドで小包を注文した際には、DHLのようにゼロエミッションの航空機で届けられるかチェックしてみてください」と、Eviation のExecutive Chairman、Roei Ganzarski氏は言います。「持続的に増加するオンデマンドのショッピングと配達に、Aliceは、より多くのコミュニティーに開かれた素晴らしい機会となるクリーンで静かでローコストなオペレーションをDHLにもたらします」。
ビジネスにおける脱炭素の取り組みは、2021年第1四半期に表明したドイツポストDHLグループのサステナビリティーロードマップの主要な柱のひとつです。グループは2030年までに、二酸化炭素の削減の方策に70億ユーロ(Opex / Capex)を投資します。資金は主に集配車両の電動化や、持続可能な航空燃料、クライメートニュートラルな施設に使われます。すでに4年が経過した2050年のゼロエミッションへのターゲットに向けた途上で、新たな野心的な中間目標を定めました。例えば、世界的に知られたSBTi (科学的根拠に基づく目標)の一部として、パリ協定に沿ってドイツポストDHLグループは温室効果ガスを2030年までに削減します。
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