ヤマハ発の浄水装置ネパールへ
PR TIMES / 2024年3月28日 10時45分
大腸菌に侵されていた飲用水を自然界の浄化システムを取り入れた装置できれいに。安心して飲める水がネパール西部バルティヤ郡へ
人の健康を左右する水。ネパール西部のバルディヤ郡ではその水が安心して利用できるものではなく、下痢や嘔吐などの体調不良の一因ともなっていた。水衛生環境の改善に取り組んでいるADRAは、ヤマハ発動機株式会社が製造する太陽光発電付き浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」を導入し設置を進めてきた。飲料水水質基準値を満たしていることが確認できた2月に引き渡し式を行い、この地域で暮らす人々は安心して飲める水を手にできるようになった。
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認定NPO法人ADRA Japan (アドラ・ジャパン、 所在地:東京都渋谷区神宮前1-11-1 理事長:柴田俊生)は、ヤマハ発動機株式会社(所在地:静岡県磐田市新貝2500 代表:日高 祥博)の協力のもと、ネパール西部のバルディヤ郡バルバルディヤ自治体ダケラ村でのヤマハクリーンウォーターシステムの設置を完了し、2024年2月27日に引き渡し式を行いました。
引き渡し式には、ヤマハ発動機の関係者とADRAスタッフのほか、バルディヤ郡バルバルディヤ自治体職員や村人が約100名集まりました。住民は、この日初めて、浄化された水を飲み「おいしい水が私たちの村に来て嬉しい!」と声をあげ笑顔を見せました。
バルディヤ郡バルバルディヤ自治体長は「この浄水装置は、地域住民の健康増進に貢献する」と感謝の言葉がありました。区長からは「これから長きにわたって、日本からいただいたきれいな水を飲んでいきましょう」と住民への呼びかけがありました。
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以前より、この村では住民の下痢や嘔吐などの体調不良も起こっており、その一因は水にあるのではないかと考えられていました。実際に住民が利用する水源の水質検査をすると、大腸菌が含まれており、健康にも被害が及んでいることがわかりました。浄水装置を通した水は、水質検査の結果、ネパールの飲料水水質基準値を満たしていることが確認され、今後は近隣住民の健康を支える役割が大きく期待されています。
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この活動は、ADRAが日本NGO連携無償資金協力の助成を受け、水衛生環境の改善に3か年計画で取り組む活動の一つです。その他、ヘルスポストなど医療施設の改善、医療スタッフや保健ボランティアの能力の強化を目的とした研修、地域の人々を対象とした栄養や衛生に対する意識の向上など、人々の健康を守る支援活動に包括的に取り組んでいます。
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■■■認定NPO法人 アドラ・ジャパンについて■■■
アドラ・ジャパン(ADRA Japan)は、世界中約120ヶ国に支部を持つ世界最大規模の国際NGO、ADRAの日本支部です。各国ADRA支部や国連等のパートナー団体と連携し、「ひとつの命から世界を変える」をモットーに人種・宗教・政治の区別なく、紛争や自然災害の被災地また途上国において、一人ひとりに寄り添い、自立を助ける支援に取り組んでいます。
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