WILLERがニューノーマルに対応した自動運転サービス実証実験を開始
PR TIMES / 2021年2月5日 11時15分
~コロナ禍でも安心して外出できるサービスにより、地域全体の健康増進と経済活性化を目指します~
WILLER株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:村瀬茂高、以下「WILLER」)とST Engineering(本社:シンガポール)、株式会社けいはんな(本社:京都府相楽郡精華町、代表取締役社長:荒木康寛)、株式会社ピノス(本社:京都府向日市、代表取締役:小澤博史)は、京都府(知事:西脇隆俊)と精華町(所在地:京都府相楽郡、町長:杉浦正省)の協力のもと、公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構(所在地:京都府相楽郡精華町、理事長:堀場厚)が推進するK-PEP(※¹)を活用し、関西文化学術研究都市(愛称:けいはんな学研都市)の公道において、2月13日(土)から19日(金)までの15日(月)を除く6日間、ニューノーマルに対応した自動運転サービス実証実験(※²)を実施します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/27749/95/resize/d27749-95-757373-4.png ]
現在、在宅勤務や巣ごもりなどのコロナ禍による外出機会の減少により、運動不足やストレスの増加、地域経済の鈍化が問題視されています。
本実証実験では、これらの課題を解決するため、コロナ禍でも安心して外出することができ、地域住民の健康増進と経済活性化を図る「けいはんなモデル」の検証を実施します。
具体的には、移動に健康プログラムや快適なテレワーク環境などの地元プログラムを掛け合わせた高齢者向けと在宅勤務者向けのサービスを提供し、既存交通の代替としての自動運転ではなく、目的に合わせた新たな移動サービスとして提供します。
昨年12月に自動運転の技術実証実験を実施しており、安全性ならびに運行計画の妥当性を検証しました。本サービス実証実験では、運行コストの明確化ならびに受容性・利便性・事業性の評価を行います。
実証実験を通じて、地域に還元できる新たなビジネスモデルの確立と、人口減少や少子高齢化による将来的な運転手不足に対応できる新たな交通サービスの確立を目指します。
※¹ 関西文化学術研究都市推進機構は、日本初の企業乗合型、住民参加型の「けいはんな公道走行実証実験プラットフォーム(K-PEP)」 を提供し、自動運転等の新技術や新たな交通システムの確立を支援しています。
※² 京都府による「コロナ社会対応ビジネスモデル創造事業補助金」の「チャレンジプロジェクト」として採択され、一部補助を受けています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/27749/95/resize/d27749-95-900877-3.png ]
■ルート
自動運転車両は、精華台1~5丁目の住宅地とけいはんな記念公園をまわる約4.8キロを走行します。けいはんな記念公園からけいはんなプラザホテルまでは、健康増進を目指しシェアサイクルで移動します。
■提供するサービス
・高齢者向けプラン:2月16日(火)~19日(金)
自動運転に乗車し、プロのトレーナーによるフィットネス
プログラムを受講(受講後は継続的な運動を行えるフィットネスアプリを提供)。
・在宅勤務者向けプラン:2月13日(土)・14日(日)
自動運転とシェアサイクルで移動し、プロのトレーナーによるフィットネスプログラムの受講(受講後は継続的な運動を行えるフィットネスアプリを提供)と、ホテル一室でテレワークを体験。
■役割
WILLER株式会社:サービス企画、自動運転バス導入・運行
公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構:関係各所調整、モニター募集(Clubけいはんな)
株式会社けいはんな:けいはんなプラザホテル運営、テレワーク体験提供
株式会社ピノス(ピノスけいはんな):健康プログラム開発・運営、フィットネスアプリ提供、モニター募集
株式会社オーシャンブルースマート:PIPPA:シェアサイクル導入
※「ピノスけいはんな」ならびに「けいはんなプラザホテル」は、京都府「新型コロナウィルス感染予防ガイドライン推進宣言事業所」です。
■自動運転バスの運行について
WILLERが全体の統括管理、実証内容の企画およびオペレーションを行い、ST Engineeringが自動運転の技術設計やナレッジの共有、BOLDLY株式会社がセーフティオペレーターのトレーニング、3Dマッピング、およびルート設定等の技術提供、地元交通事業者である奈良交通株式会社と安全に係る検証を行っています。
■使用するNAVYA ARMA(ナビヤアルマ)の概要
[メーカー/車両名称] NAVYA SAS/ ARMA
[基本情報] 完全電気自動車。自動運転モード/手動運転モードでの走行が可能
[車体寸法] 全長:4755mm/全幅:2100mm/全高:2640mm
[位置把握] RTK GNSS測位、LiDAR測位、オドメトリ
[最高速度] 19km/h ※今回の実証実験では安全のため最大速度15km/hで走行します。
[最大斜度] 12%
[定員] 14名(着席7名、立席5名、セーフティオペレーター1名、補助員1名)
[航続時間] 9時間(エアコン利用時4時間)
[航続距離] 約80km(エアコン利用時約40km) ※バッテリー残量20% まで航続走行可能として算出しています。
■車両の安全性について
・前方約3m以内に障害物を検知した場合は、自動で緊急停止します。
・常にセーフティオペレーターが監視し、危険を察知すればスムーズに手動運転モードに切り替えて走行を続行します。
・緊急時、車内外のドアリリースレバーでドアの開錠が手動で可能、緊急脱出ハンマーで窓ガラスを割って脱出可能です。
■車両詳細スペック
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[画像4: https://prtimes.jp/i/27749/95/resize/d27749-95-795467-5.png ]
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■ST Engineeringとは
ST Engineeringは防衛及びエンジニアリングサービスを提供するグローバル企業で、アジア、ヨーロッパ、中東そして米国にオフィスを有し、その顧客は世界100か国以上に及んでいます。航空宇宙やスマートシティ、防衛や公安等の多様なビジネスポートフォリオを活用し、テクノロジーやイノベーションを通して世界で起きている様々な問題を解決し、生活の向上に寄与しています。
ST Engineeringは、自動運転バスの領域において、多くの実績があります。2019年には、NAVYA ARMAを含む自動運転バスを使用した、シンガポール国内では初となる公道での実証実験を実施し、2021年1月には複数の地元交通事業者と共同で、中型バスおよび路線バスを含む自動運転バスを使用した商業運行サービスをシンガポール国内で初めて開始しています。
所在地:シンガポール/設立:1967 年/サイト:https://www.stengg.com/
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