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2021年第2四半期台湾医療器材産業の振り返りと政策動向<ワイズ機械業界ジャーナル2021年9月第4週号発行>

PR TIMES / 2021年9月23日 10時45分

~台湾機械業界の最新動向と分析~

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の9月第4週号を発行しました。今週号では、医療器材業界、金型業界、自動車部品メーカーのSAI、水回り金物業界を紹介します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/59899/96/resize/d59899-96-fee2cb9a601c844341cb-0.jpg ]

<210923号内容>

[表: https://prtimes.jp/data/corp/59899/table/96_1_cba11edbdf4d71741a4b38599afab7af.jpg ]



●今週号記事の一部を紹介します。


台湾医療器材産業の振り返りと政策動向ー2021年第2四半期

一、産業概況
2021年第2四半期の台湾医療器材産業の生産額は前期比12.1%増の341億3,000万台湾元だった。メーカーの海外生産拠点の稼働状況は回復しつつあったが、台湾で新型コロナウイルスの市中感染が拡大して防疫レベルが第3段階(レベル3)に引き上げられたため、非緊急医療行為の需要が減少したことから、医療器材の関連需要は縮小した。一方、海外市場でワクチン接種率が上昇して輸出受注が回復したため、産業全体の生産額は小幅成長となった。
1.診断・測定医療器材産業
 2021年第2四半期の診断・測定医療器材の生産額は前期比18.8%増の45億5,000万台湾元だった。第1四半期は営業日が少なかったことに加えて、医療器材産業の非需要期にあたり、比較基準の数値が低かったことから、第2四半期の成長率が高くなった。
 また、主要メーカーの豪展医療科技(AViTA)と優盛医学科技(rossmax)は、中国の感染状況が落ち着いて中国工場の稼働状況が回復したことに加えて、台湾で新型コロナウイルスの市中感染が拡大して血液酸素濃度測定器の需要が増加したことから、売上高が成長した。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響で、20年第2四半期から個人用診断・測定医療器材の需要が成長し、比較基準の昨年数値が高かったことから、21年第2四半期の診断・測定医療器材の生産額は前年同期比36.4%減となった。

2.手術・治療医療器材産業
 2021年第2四半期の手術・治療医療器材産業の生産額は70億1,000万台湾元で前期比18.7%増、前年同期比3.1%増だった。このうち、動力手術器材は歯科と眼科用その他器材が主要輸出品目で、20年は非緊急医療行為の需要減少で輸出額が縮小したものの、21年に入ってからは需要が回復しつつある。
 呼吸器治療器材と麻酔器治療器材は、新型コロナウイルス感染症流行の影響で2020年第2四半期から需要が大幅増加したことから、比較水準となる前期の数値が高かったため、21年第2四半期の輸出額は前年同期比47.5%減となった。
 理学療法器材はその他理学療法・按摩器材が主要輸出品目で、主に米国に輸出されている。非緊急医療用医療器材にあたるため、新型コロナウイルス感染症流行以降、需要が減少しており、2021年第2四半期の輸出額は前期比12.4%減だった。
[画像2: https://prtimes.jp/i/59899/96/resize/d59899-96-5e4a5757bbe6893976bf-1.jpg ]

3.補助・補填用医療器材産業
 2021年第2四半期の補助・補填用医療器材の生産額は86億2,000万台湾元だった。このカテゴリーは非緊急医療用医療器材が多いため、新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響で20年の需要は落ち込んだ。21年に入って各地の感染状況が落ち着きつつあることから、市場需要が徐々に回復してメーカーの売上高も好転したため、21年第2四半期の生産額は前期比26.4%増、前期同期比24.3%増と大きく伸びた。
 台湾当産業はコンタクトレンズの輸出額が最も高く、主に日本と中国に輸出されている。新型コロナウイルス感染症流行の影響で、2020年から需要低迷が続いているが、大手メーカーの精華光学(St.SHINE)と晶碩光学(ペガビジョン)は中国の電子商取引(EC)サイトへの進出に成功し、中国がコンタクトレンズの最大輸出相手国となった。また、▽多くの国で都市封鎖が解禁されたこと、▽日本からの受注が回復したこと、▽台湾のコンタクトレンズ大手、金可国際(Ginko)の中国工場の稼働率上昇、▽中国市場のコンタクトレンズブームなどの好条件から、21年の台湾製コンタクトレンズの生産額は大幅増加すると予測される。

4.体外診断用医療器材産業
 体外診断用医療器材は血糖値測定・検査用製品が大きな販売割合を占め、主要製品は血糖値測定器や血糖試験紙などだ。輸出額は2020年に新型コロナウイルス感染症流行の影響で大幅減少したものの、血糖値測定・検査用製品の需要が一定規模を維持したことから、21年第1四半期から回復している。しかし、これらの製品は輸出に海運を利用しており、世界的な海運の輸送能力の低下を受けて、欧州市場への輸出額は減少した。さらに電子部品と原材料不足の問題が生産能力に影響を及ぼしたため、21年第2四半期の血糖値測定・検査用製品の輸出額は前期比13.7%減、前年同期比8.5%減となった。


ワイズ機械業界ジャーナルとは


[画像3: https://prtimes.jp/i/59899/96/resize/d59899-96-ab30d4e27e7dba44bf44-2.png ]

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