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トビラシステムズ 特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート(2024年3月)

PR TIMES / 2024年4月30日 16時15分

国際電話番号からの詐欺電話が高止まり。「SNS型投資詐欺」LINE誘導SMS増加

特殊詐欺やフィッシング詐欺の対策サービスを提供するトビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市、以下「トビラシステムズ」)は、2024年3月に当社調査で確認された詐欺電話や詐欺SMSに関する独自調査レポートを公開します。(調査期間:2024年3月1日~3月31日)
また、直近の当社調査で確認された傾向についてもお知らせいたします。



<調査サマリー>
迷惑電話番号の種別割合で国際電話が67.6%、昨年のピーク超え急増

モバイルへの詐欺電話が高止まり、発信元の大半が国際電話

国番号ごとに異なる手口の傾向、架空料金請求詐欺での利用も

詐欺SMSはKDDI・三菱UFJ銀行・東京電力かたる文面が移り変わり発生

「SNS型投資詐欺」LINE誘導の詐欺SMSが3月から4月にかけ1.5倍増



1. 詐欺電話レポート
○国際電話の割合が67.6%、昨年のピーク超え急増
[画像1: https://prtimes.jp/i/34282/118/resize/d34282-118-728e7f3e1532c9913e56-0.png ]

2024年3月に新たにトビラシステムズの迷惑電話番号データベースに登録された番号の種別割合は、昨年末から緩やかな減少傾向にあった国際電話番号の割合が再び増加し、67.6%に上りました。昨年のピーク時(2023年11月、62.2%)を超える急増となっています。

一方で、横ばい傾向が続いていた特定IP電話番号(050番号)の割合は、前月から減少し13.3%となりました。2024年4月からは、契約時の本人確認義務の対象に050番号が含まれた改正後の携帯電話不正利用防止法が施行されています。今後の社会情勢や規制の変化によって迷惑電話番号の種別割合も変化する可能性があります。

○モバイルへの詐欺電話が高止まり、発信元の大半が国際電話
[画像2: https://prtimes.jp/i/34282/118/resize/d34282-118-a92932ba6394dec80e2a-0.png ]

2024年に入り、モバイル(携帯電話)へ着信する詐欺電話が急増し、高止まりが続いています。特に、国際電話番号を利用した詐欺電話が大半を占めています。

国際電話番号を利用した詐欺手口の例として、被害者の携帯に国際電話の着信履歴を残し、折り返し電話をさせることで発生する高額な通話料金を狙う「国際ワン切り詐欺」、実在する企業を装った自動音声ガイダンスや偽のオペレーターが架空の未納料金等の支払いを求める「架空料金請求詐欺」などがあります。

○国際電話番号を使った詐欺、国番号ごとに異なる手口の傾向
2024年3月に確認された国際電話着信で特に多かった発信元番号は、アメリカ合衆国やカナダなどの北米地域、スリランカ、キリバス、イギリス、フィリピンでした。

トビラシステムズの調査では、国番号によって発生しているとみられる詐欺手口に異なる傾向が確認されています。全体的に「国際ワン切り詐欺」の発生が多いとみられる中で、北米地域(+1)やフィリピン(+63)の電話番号は「架空料金請求詐欺」、イギリス(+44)の電話番号は「還付金詐欺」や「オレオレ詐欺」などでも使用されている可能性があります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/34282/118/resize/d34282-118-5b51071afa4126a82553-0.png ]


2. 詐欺SMSレポート
○宅配事業者をかたる詐欺SMSが増加、全体の8割占める
トビラシステムズの調査で、2024年3月に確認されたフィッシング詐欺のSMSの種別割合は、宅配事業者をかたる手口が前月から増加し82.7%を占めました。2月に急増した通信事業者をかたる手口は、3月は減少し9.5%となりました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/34282/118/resize/d34282-118-72d8673525da616f5b3c-0.png ]


○KDDI・三菱UFJ銀行・東京電力かたるSMSが移り変わり発生
2024年3月は、詐欺SMSの文面に悪用される企業やブランドの名前が移り変わっていく動きが見られました。3月上旬は「KDDI」、中旬は「三菱UFJ銀行」、中旬から下旬にかけて「東京電力」をかたるSMSの発生が目立ちました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/34282/118/resize/d34282-118-b92b265efb1a0f891bf9-0.png ]


<参考資料>
auサポート よくあるご質問
https://www.au.com/support/faq/detail/61/a00000000161/
三菱UFJ銀行発表 注意喚起
https://www.bk.mufg.jp/info/security/caution_phishing.html
東京電力エナジーパートナー発表 注意喚起
https://www.tepco.co.jp/ep/support/sms/phishing/index-j.html

詐欺SMSの検知状況をリアルタイムに観測し可視化する「詐欺SMSモニター」で、詐欺SMSに関する最新情報をご確認ください。

詐欺SMSモニター
https://smon.tobila.com/

3. <トピック>「SNS型投資詐欺」LINE誘導の投資詐欺SMSが増加傾向
SNSなどを使って非対面で接触し、投資名目で金銭をだまし取る「SNS型投資詐欺」が社会問題となっています。著名人の写真を悪用した偽広告などからLINEグループに誘導し、メッセージのやり取りを通じて信頼させ、架空の投資話を持ちかけて金銭をだまし取る事犯が多発しています。

偽広告に加え、SMS(ショートメッセージ)も投資詐欺の接触手段として悪用されています。トビラシステムズの調査では昨今、「株」「新NISA」など投資関連のキーワードを含む詐欺SMSの増加が確認されています。これらの詐欺SMSにはURLが添付され、投資名目のLINEグループに誘導するものが大半を占めています。

2024年4月における投資関連の詐欺SMSの検知件数は、4月24日時点で前月比1.5倍に増加しています。多い時には1日あたり数万件規模で発生しており、引き続き注意が必要です。
[画像6: https://prtimes.jp/i/34282/118/resize/d34282-118-de5264c91685fc5e0865-0.png ]

[画像7: https://prtimes.jp/i/34282/118/resize/d34282-118-240f77bc74126c1c1759-0.png ]

身に覚えのないSMSやメールが届いた場合は文面に添付されたURLにアクセスしないでください。また、見知らぬSNSグループ等に招待されたり、見知らぬ人から投資の勧誘をされたりしても、決して応じないでください。

<詐欺SMSの対策>
身に覚えのないメールやSMSが届いた場合、文面に添付されたURLに触らない

日頃利用するサービスは、公式アプリやブックマークしたサイトから情報を確認

迷惑SMS対策サービスを活用し、フィッシング詐欺などの不審なSMSを自動で遮断



<参考資料>
トビラシステムズ、「SNS型投資詐欺」の独自調査レポート公開 投資名目LINEに誘導の「詐欺SMS」は7.2倍に急増
https://tobila.com/news/release/p1834/
LINEみんなの使い方ガイド 迷惑なトーク・人を通報する
https://guide.line.me/ja/security/report-chatroom.html
警察庁 SNSなどを利用した「もうけ話」に注意!!
https://www.npa.go.jp/bureau/sosikihanzai/tokusyusagi/SNSmouke_tyuui.html

4. トビラシステムズについて
[画像8: https://prtimes.jp/i/34282/118/resize/d34282-118-28539b742e18134c8295-8.png ]

テクノロジーで社会課題の解決を目指し、特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪撲滅のためのサービスを提供しています。詐欺電話・詐欺SMS等の情報を収集・調査してデータベースを構築し、自動でフィルタリングする「迷惑情報フィルタサービス」は、固定電話、モバイル、ビジネス向けに展開し月間約1,500万人にご利用いただいています。

公式サイト:
https://tobila.com/

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