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アルペングループ、物流DX促進で6割省人化 2024年初旬に国内最大規模の保管・出庫能力を備えた新倉庫稼働へ

PR TIMES / 2022年6月22日 12時15分

 スポーツ用品販売の株式会社アルペン(本社:愛知県名古屋市 代表取締役社長:水野 敦之)は、迅速かつ効率的な供給ができる物流システムを構築するため、福玉株式会社との協業により、愛知県大口町に43,000平方メートル の大型倉庫(大口ディストリビューションセンター)を2024年初旬に稼働致します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/42346/160/resize/d42346-160-247286c84fbaedd583e6-0.jpg ]

 当倉庫には村田機械株式会社の国内最大規模の搬送機器「シャトル型自動倉庫」と、省スペースで高能力を実現した仕分け機「クロスベルトソーター」を導入し、最新マテハン導入による物流業務削減の省人化効果は既存対比6割を見込んでおります。

■効率的で無駄のない新物流戦略
 アルペンでは、アパレル、シューズ、小物(フィットネス用品やサポーターなど)、大物(キャンプ用品やゴルフキャディバッグなど)と、非常に幅広いカテゴリの商品を取り扱っており、物流においてそれらを効率良く仕分け店舗に届けるには様々な課題がありました。そのため、カテゴリ別に物流網を再整理し、効率的で無駄がなく変化に柔軟に対応できる強固な物流網を構築するという新物流戦略を立案、実行しております。
 その第一弾として、2021年に大物、小物カテゴリの専用倉庫(小牧ディストリビューションセンター)を稼働させました。小物倉庫においては日本初導入となる3Dロボット倉庫システムALPHABOT(村田機械製)が2021年11月より稼働しており、上記の実現を推進しております。
 さらに、第二弾として、アパレル、シューズカテゴリの専用倉庫(大口ディストリビューションセンター)を新設、大規模なマテハン設備を導入し、2024年初旬の稼働を目指します。アパレルとシューズを一つの拠点に集約することで、投資を集中させることができ、高いコスト効率と投資効果を生み出します。これらの新物流戦略を実践することで、以下の3点の実現を見込んでおります。

1.  店舗までの供給リードタイムの大幅短縮化
2.  売場/ブランド別梱包納品による店舗品出しまでの作業簡素化
3.  出荷物量コントロールによる庫内作業人数および配送の最適化

今後も多品種、小ロット化、ECの需要増を含めて、お客様の多様化するニーズに継続的に応えていくため、物流への積極的な投資を行ってまいります。

■マテハン導入による6割の作業削減効果について
 アパレル、シューズは売上構成比が高く、特に物流量、保管量のボリュームが大きい商品群です。圧倒的な品揃えのアイテム群から、オーダー商品を迅速にピッキングし、スムーズに出荷先別に仕分けるために、今回導入するのが村田機械製の「シャトル型自動倉庫」と「クロスベルトソーター」です。

 大口ディストリビューションセンターでは、1階に設置するシャトル型自動倉庫と、3階に設置するクロスベルトソーターを、自動倉庫の入出庫装置で直結します。そのため自動倉庫からの商品の出庫、オーダー商品のピッキングとソーターへの投入、ソーターでのオーダー別仕分けまで、一連の工程がシームレスにつながります。
 従来の手作業によるオーダー商品のピッキング・仕分け運用に比べて、探さない・歩かない・運ばないこと、さらに出荷ケースの自動製函機や自動封緘機、自動サイズ計量器などの機器も導入。自動化レベルの高いラインを構築し、約60%の作業工数削減を実現します。


[画像2: https://prtimes.jp/i/42346/160/resize/d42346-160-27c3cb245941af74fe09-1.png ]

【シャトル型自動倉庫・クロスベルトソーターについて】
 今回大口ディストリビューションセンターに導入する主なマテハン設備は、シャトル型自動倉庫とクロスベルトソーターです。

[画像3: https://prtimes.jp/i/42346/160/resize/d42346-160-cf9aa6489f6c4d89e0df-3.jpg ]

 シャトル型自動倉庫は、保管棚の各段を走行する搬送台車が商品ケースを搬送し、入出庫装置を経由してピッキングステーションに届ける機器です。各段に搬送台車があるため時間当たりの入出庫能力が高いのが特長です。また一定範囲内の荷姿であれば自動移載できるフリーサイズ対応で、様々な商品ケースに柔軟に対応します。今回は棚一間口に奥行2列で商品ケースを保管できる最新型のダブルディープタイプを採用、アルペンが扱う多様な商品アイテムを高密度に保管します。大口ディストリビューションセンターのシャトル型自動倉庫は全長100m超、シャトル型自動倉庫としては国内最大級の約10万ケースが保管可能となります。
 クロスベルトソーターは、水平方向の移載にベルトコンベヤを使用した自動仕分け装置です。様々な荷姿を安定して仕分けられるため高速で運用でき、時間当たりの仕分け能力が高いのが特長です。

 国内最高クラスの出荷能力をコンパクトなスペースで実現した大口ディストリビューションセンターは、将来のマテハン機器の増設も容易な計画で、アルペン新物流戦略を中長期で支える物流センターを目指します。


【マテハン概要】
・シャトル型自動倉庫 7系列 棚総数8,328棚
 搬送台車:84台
 保管能力:49,488~99,456ケース
・クロスベルトソーター 全長364m
 投入ステーション:36カ所
 仕分け間口:404間口

【株式会社アルペン 概要】
創業 : 1972 年 7 月
資本金: 151 億円
業績 : 売上高 2,332 億円、経常利益 168 億円(2021 年 6 月期)
事業内容 : ・スキー用品及びゴルフ、テニス、マリン、野球用品等
各種スポーツ用品、レジャー用品の商品開発、販売
・スキー場、ゴルフ場、フィットネスクラブの経営
ウェブサイト:https://store.alpen-group.jp/corporate/

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