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愛・地球博記念公園APMネコバスへの補助犬同伴乗車の実地確認を実施

PR TIMES / 2024年4月25日 16時45分



[画像1: https://prtimes.jp/i/58195/161/resize/d58195-161-034ddff7f75aef6e7dcc-0.png ]

2024年4月23日(火)に愛知県長久手市にある愛・地球博記念公園を運行するAPMネコバスに、補助犬を同伴して乗車することに関して実地確認が行われた。
今回の実地確認は、身体障害者補助犬法、および2024年4月1日より全面施行となっている障害者差別解消法による合理的配慮からも、補助犬を同伴しての円滑な利用が出来るよう、必要な情報を収集し、APMネコバスの運営会社およびスタッフに周知することを目的とし企画された。

APMネコバス運営を担うMONET Technologies(株)が主催、(社福)AJU自立の家が事務局とし、豊栄交通(株)、車両製作を担ったトヨタ自動車(株)、愛知県公園緑地課、当事者団体である(社福)中部盲導犬協会、(社福)日本介助犬協会が参加した。
聴導犬使用者と聴導犬、盲導犬使用者と盲導犬、車椅子・電動車椅子に乗った訓練士と介助犬訓練犬(以下介助犬と表記)が、視覚障害者の歩行誘導をする盲導犬と車椅子利用者が主な使用者となる介助犬を同伴して利用するにあたっての注意点や対応方法について、又、盲導犬、介助犬はラブラドールレトリーバーなどの大きな犬が多いことから、両側にドアがない構造をしているAPMネコバスへの乗車に危険がないか、どのような車椅子のサイズや重量であれば乗車可能か等、具体的な確認を行なった。

[画像2: https://prtimes.jp/i/58195/161/resize/d58195-161-e2fb712032952c08a1a9-1.png ]


[画像3: https://prtimes.jp/i/58195/161/resize/d58195-161-9577eeddad77dee99667-2.png ]


[画像4: https://prtimes.jp/i/58195/161/resize/d58195-161-fc1f1d4a82bbb9ceaabb-3.jpg ]








[画像5: https://prtimes.jp/i/58195/161/resize/d58195-161-177e34b0baa204ce758b-4.jpg ]










走行速度が最高時速19キロであることや、走行距離は全部で写真撮影時間を含めて10分程度であること、お客様が立ち入ることのできない森の中を走行することなどが説明され、 盲導犬使用者に、APMネコバスの形状や幅、座席等を手で触って確認し、盲導犬が安全に乗車していられることを確認の上、走行が始まると、盲導犬に「グッド!」、「風が気持ちいいねー」などと話しかけながら乗車を楽しんだ。
 介助犬と車椅子を利用した介助犬訓練士及び電動車椅子利用して介助犬訓練犬と乗車した介助犬訓練士は、別々のAPMネコバスに乗車、電動車椅子はさまざまな大きさのものがあることから、乗り込むスロープの幅や総重量の制限などを確認した。介助犬は車椅子の横に乗車すると落ち着いて座って乗車していた。
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=BTAdWGQq6I0 ]



参加した盲導犬使用者の佐藤さんは「足元が広くて床が滑らない材質なので乗りやすく、快適に乗れて楽しめた。券売機のタッチパネルは視覚障害者にとっては見えないので困るがスタッフのお手伝いがあって助かった。また遊びに来たい」と、聴導犬使用者の荒川さんは「小型犬の聴導犬はペットと間違えられることも多いので、声をかけて確認して頂きたい。聴導犬は車の金属音に敏感になるのではと思ったが、静かに走行して怖がる様子もなく、楽しめました」と話した。介助犬訓練犬と参加した日本介助犬協会の訓練士は「車椅子ごと乗れて犬が横や前に座れるスペースが十分あって安心した。スロープも設置に時間がかからずに乗り込みができるし、車椅子の固定もできるようになっていて素晴らしい」と感想を述べた。
[画像6: https://prtimes.jp/i/58195/161/resize/d58195-161-e00f507cdc4c8c54122d-5.png ]

盲導犬・介助犬・聴導犬の三種の総称を身体障害者補助犬、略して補助犬と呼ぶ。補助犬は身体障害者補助犬法により、公共交通機関は元より不特定多数が利用する施設で、その同伴を拒んではならないとされる。
補助犬の健康・衛生・行動管理は補助犬使用者が責任持って行なっており、各々の性質を理解して、他人に迷惑をおよぼさないよう特別な訓練を終了した上で社会参加をしている。
 実地確認に参加した日本介助犬協会理事長でリハビリテーション科医師の高柳氏は、「補助犬は、飛行機や新幹線、地下鉄やバス等でも落ち着いて座ったり伏せて寝ていられる適性を持った犬が特別な訓練を受けて社会参加していることを理解して頂きたい。今回の実地確認で、安全に補助犬を同伴して乗車できる乗り物であることが確認できてよかった。補助犬にとって危険やストレスがあるかどうかの判断は障害者自身が行うのが適切であることに理解をしてほしい。その判断のためにも、まずは受け入れるために何ができるか、をあらゆる施設で検討を進めて頂き、HP等での情報提供をして頂きたい」と話した。

APMネコバスとは


トヨタ自動車が2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて開発した短距離・低速型モビリティ「APM(Accessible People Mover)」をベースに、スタジオジブリ宮崎吾朗監督監修のもと、スタジオジブリの映画作品『となりのトトロ』に登場するキャラクター「ネコバス」をイメージして製作された車両で、車椅子ごと乗車できる。3月中旬より一般乗車が開始されており、運転者以外には乗客5名、もしくは車椅子1名&乗客2名が乗車可能。

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