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【プレスリリース】西アフリカ・ギニア共和国 エボラ出血熱で少なくとも子ども3人が死亡

PR TIMES / 2014年3月24日 16時35分

感染拡大防止のために支援活動実施中



※本信は、ユニセフ・ギニア事務所からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳
したものです
※原文をご入用の際は、広報室(後述)までお問い合わせください


【2014年3月22日 コナクリ(ギニア)・ダカール(セネガル)発】

ギニアで発生したエボラ出血熱で、これまでに80名の感染が確認され、子ども3人を含む
少なくとも59名が死亡しました。この数日で、感染エリアはマセンタ(Macenta)、
ゲケドゥ(Gueckedou)、キシドゥグ(Kissidougou)から首都コナクリまで拡大して
います。

ユニセフは22日に到着した医療品を含む緊急物資5トンを、ギニア保健省の協力の下、
最も多くの感染者が出ている地域へ直ちに輸送しました。これらには、医薬品、医療
機器、医療関係者と患者用の緊急備品(ビニール手袋、防水シート、ビニールマット、
点滴、経口補水液)などが含まれます。

ユニセフ・ギニア事務所のモハメド・アヨヤ代表は「エボラ出血熱は極めて危険な病気
です。ユニセフは子どもたちの感染リスクを下げるため、緊急の取り組みを行って
います。ギニアの医療インフラは弱く、エボラ出血熱の感染が拡大すれば、壊滅的な
結果を招きます。ユニセフは、必要な物資を手配し、医療関係者と住民にエボラ出血熱
予防のための情報を発信し、啓発活動を進めています」と述べました。

先週、初期段階の兆候が表れ始めた際に、ユニセフはせっけん5万個、補水用の
ナトリウム溶液1,000ボトル、塩素5,500ボトル、経口補水塩と粉末状の塩素5,000袋を
エボラ出血熱が発生した地域の医療関係者に提供しました。

今回の集団発生では、最初の犠牲者に医療関係者が含まれています。これまでに感染
した患者と接触したヘルスワーカーが少なくとも8名死亡。ギニアは、もともと医療
スタッフが乏しく、医療関係者が感染・死亡している事態が、拡大阻止・治療を阻み、
通常の医療ケアをも脅かしています。

ユニセフは、ポスターやリーフレットでせっけんを使った手洗いや自宅で塩素を
使った水処理の啓発活動を展開し、ウイルスとの接触を避ける情報を提供しています。
また、保健センターや感染者の自宅を消毒するための資材も提供しています。

アヨヤ代表は「子どもの世話をする人は、帽子やマスク、ゴーグル、手袋、ブーツ、
エプロンやコート、消毒スプレーといったものが直ちに必要です。そして最悪の事態に
備え、遺体を包む袋も用意せねばなりません。医療関係者に、常に最新の情報を確認し、
掃除と排せつ物の処理を強化するように依頼しました」と述べました。

住民に対しては、慎重に行動し、適切な衛生習慣とトイレの利用を呼び掛けています。

「病気にかかっている人や亡くなった人との接触を避け、自分や子どもの手をこまめに
洗ってください。食べ物は常にふたをして保存しましょう。できうる限り葬儀への
出席を取りやめるように」と呼び掛けています。


エボラ出血熱は、感染した人や動物との接触で拡大します。エボラ出血熱が発症する
前に、ユニセフはギニア政府とともに、コレラ、はしか、髄膜炎の3つの感染症の対応
にあたってきました。

今回、エボラ出血熱が確認されたことで、ギニアの保健システムにさらなる負担が
かかります。ユニセフは、国際社会に対し、エボラ出血熱とこれら3つの感染症を食い
止めるために、救命物資の提供と輸送支援、資金協力を緊急に呼びかけています。


* * *


同国では、日本人スタッフ(教育専門官)1名が活動をしています。
取材をご希望の際には、広報室までお問い合わせください。


■ユニセフ・ギニア事務所 SNSなどのアカウント

Tumblr : http://unicefguinea.tumblr.com Twitter : @unicefguinea
Facebook : http://facebook.com/unicefguinea
Flickr: http://flickr.com/unicefguinea
Instagram: unicefguinea Google+: unicefguinea


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Timothy La Rose, UNICEF in Guinea, Tel (+224) 621 350 251,
tlarose@unicef.org
Laurent Duvillier, UNICEF in Dakar, Tel (+221) 77 740 35 77,
lduvillier@unicef.org


■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を
促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと
協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場
にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての
子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会
のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ
活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。
(www.unicef.or.jp)

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