ダッソー・システムズ、新型コロナウイルスの感染リスクを軽減すべく、仏病院で流体シミュレーションを実施
PR TIMES / 2021年4月9日 14時45分
・集中治療室やカフェテリアにおける空気感染のリスク検証
・流体シミュレーションを活用して、院内の暖房、換気、空調システムの一時的な運用の変更を含む既存の安全対策を最適化
・医療スタッフ、施設管理技術者、建築家、シミュレーション技術者による強力な連携を実現
[画像: https://prtimes.jp/i/6067/372/resize/d6067-372-643918-0.jpg ]
ダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は、世界中が新型コロナウイルスの感染拡大に直面している中、ヨーロッパ最大の大学病院連合AP-HPに加盟するピティエ=サルペトリエール病院 (パリ市内13区の総合病院) に対し、流体シミュレーション技術を使った感染リスクの検証を行っています。AP-HPは既存の安全対策の強化にダッソー・システムズの3Dシミュレーションを活用し、治療現場と院内環境における感染リスクの軽減に取り組んでいます。
2020年10月、フランスが2度目の全国的なロックダウンに突入した際に、ダッソー・システムズのシミュレーション・チームは、病院チームと建築家のArnaud Delloye氏らと連携し、支援に乗り出しました。はじめに術後回復室の改修計画を検証すべく、同室に感染者を含む10数名がいる様子を異なる条件でシミュレーションし、感染していない患者やスタッフがウイルスに晒されるリスクを軽減できるよう、既存の安全対策を補完できる解決策を検討しました。
ダッソー・システムズのSIMULIAシミュレーション・ソフトウェアは、室内の空気の流れと飛沫の沈着をモデリングし分析するために活用されました。シミュレーションの結果、Delloye氏がパリのレストランのために考案したような換気扇を感染した患者のすぐ近くに設置し、パーティションを組み合わせることで最善の解決策になることが分かりました。病院運営側の専門知識とダッソー・システムズのシミュレーションを組み合わせたことで、科学に基づいた新しいアプローチが可能になりました。
このプロジェクトは、パンデミック宣言以来、ダッソー・システムズが進めている無償プログラムの中でも直近の取り組みとなります。他にも流体シミュレーションを活用し、ビシャ - クロード=ベルナール病院 (AP-HPに加盟するパリ市内18区の総合病院) での救急処置室の再配置、病床配置の最適化、表面汚染の状況の把握、空気ろ過システムの増設などを実現させました。それぞれのプロジェクトが集中的な取り組みの一部であり、空間ごとに異なるリスクや解決策を特定するためには、区画の特性を考慮しなければなりません。この取り組みの一環として、フランスを代表する工科大学、エコール・ポリテクニークの学生のアイデアや意見も、各プロジェクトに生かされています。今後、ダッソー・システムズがAP-HP加盟病院の2つのカフェテリアにおけるウイルス拡散リスクをシミュレーションで特定し、既に病院職員のために実施されている安全対策を強化する手段を提案する予定です。
ダッソー・システムズのライフサイエンス業界担当バイスプレジデントであるクレール・ビオットは、次のように述べています。「ウイルスの感染拡大によって市民や医療システムが受ける被害を最小限に抑えるには、常に先を見越した取り組みを続けていかなければなりません。シミュレーションは病院や介護施設などの安全性を高めるためだけでなく、着工前の見取り図の段階で病棟を最適化するためにも活用されています。こうした連携による取り組みのすべてが、『製品・自然環境・生命の調和』、『安全で健やかに暮らせるより良い社会づくり』というダッソー・システムズの使命につながります」
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ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEカンパニーとして、人々の進歩を促す役割を担います。当社は持続可能なイノベーションの実現に向けて、企業や人々が利用する3Dのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを使って現実世界のバーチャル ツイン エクスペリエンスを生み出し、さらなるイノベーション、学び、生産活動を追求しています。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の29万社以上のお客様に価値を提供します。より詳細な情報は、www.3ds.com(英語)、www.3ds.com/ja(日本語) をご参照ください。
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