マルチフィジックス解析ソフトウェア「Ansys 2024 R1」販売開始のお知らせ
PR TIMES / 2024年4月8日 17時15分
AIソリューションの拡大と新しいユーザーエクスペリエンスにより、生産性向上と製品開発のさらなる加速を支援します。
サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役 社長執行役員:白石 善治、以下「サイバネット」)は、ANSYS, Inc.(本社:米国ペンシルベニア州、以下「Ansys」)が開発・販売・サポートするマルチフィジックス解析ソフトウェア「Ansys(R)(アンシス、以下「Ansys ソフトウェア」)」の最新バージョン、Ansys 2024 R1の販売および技術サポートを開始することをお知らせします。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4714/487/4714-487-b1993344d1bce1e41f32a5196abcd59d-401x244.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Ansysソフトウェアとは
構造・熱流体・電磁界・回路・システムなどのさまざまな物理現象やそれらを組み合わせた連成問題を目的に合わせて柔軟にシミュレーションすることができる、マルチフィジックス解析ソフトウェアです。
■主なバージョンアップの内容
Ansys 2024 R1では、AI対応ソリューションが拡大しました。また、新しいユーザーエクスペリエンスにより操作環境の生産性が強化され、製品開発のさらなる加速を支援します。
Ansys AI+(TM)アドオンにより、AI対応のソリューションが拡大
Ansysは、過去のシミュレーション結果を使用して、新しい設計案の性能予測結果を数分以内に表示することができる「Ansys SimAI(TM)」や、24時間体制でAnsys製品の問い合わせに対応するための人工知能チャットボット「AnsysGPT(TM)」など、AI技術を採り入れたソリューションの開発・提供を進めています。
今回のバージョンでは、クリックするだけで実行可能な「Ansys AI+(TM)」アドオンである「Ansys optiSLang AI+(TM)」、「Granta MI AI+(TM)」、および「CFD AI+(TM)」が利用可能になりました。
ルック&フィールの再定義により、解析業務の生産性向上に貢献
Ansysソフトウェアのルック&フィールが再定義され、すべてのAnsysアプリケーションを使った解析業務の生産性が向上しました。例えば、GUIには視認性を重視した「ライト」と、長時間利用時の目の疲れを軽減する「ダーク」の2つのテーマが新たに追加され、従来の「クラシック」を含む3つのテーマから選択することができます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4714/487/4714-487-29969b53dd2f560667909fd1d8c6ef18-607x263.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Ansys 2024 R1では、「ダーク」「ライト」「クラシック」の3つの表示テーマが利用できる。
計算能力のさらなる向上で、計算負荷の高い解析がより高速に
・設計者向けリアルタイム・シミュレーション「Ansys Discovery(TM)3D」がバースト計算に対応し、最適な設計案の探索にかかる時間を大幅に削減
Exploreステージ(リアルタイムシミュレーション)において、パラメータスタディをローカルのGPUではなく、クラウド環境のGPUで計算するバースト計算機能が利用可能になりました。これにより、10分間で1000ケース以上の莫大な設計案をまとめて評価することができます。さらに、プロセス自動化・設計最適化ソリューション「Ansys optiSLang」の最適化解析を活用すれば、短時間で最適な設計案まで導き出すことが可能です。
・流体解析でGPUソルバーの適用範囲が拡大
流体解析ソフトウェア「Ansys Fluent」において、GPUソルバーがCoupledソルバーやスライディングメッシュ等でも対応可能になり、計算負荷の高い解析をより高速に実行できるようになりました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4714/487/4714-487-7a82da378abd7db390c08ab043ad10d8-540x273.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
車体周り流れ解析における、CPU利用時とGPU利用時のスピードを比較した例。同じ問題を計算した結果、GPU利用では11倍(左)もしくは9倍(右)のスピードアップが確認できた。
・フォトニクス解析において、GPUによる計算速度が向上
フォトニクス解析ソフトウェア「Ansys Lumerical」 のソルバーの一つであるFDTDソルバーがマルチGPUに対応し、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)環境における計算のスケーラビリティが大幅に向上しました。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4714/487/4714-487-ffa25bf1798e6ed9955d1c3f3128a82d-560x248.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
FDTDによる微粒子散乱解析の計算時間の比較。CPUを1倍としたとき、GPUでは最大28倍高速化される。
安全分析プロジェクトの進捗管理を効率化するWebアプリケーションが利用可能に
安全分析ツール「Ansys medini analyze(TM)」においてデジタル安全管理機能「Ansys Digital Safety Manager」が提供され、複数の安全およびサイバーセキュリティのためのプロジェクトの進捗を同時進行で管理できるようになりました。Ansys 2024 R1の詳細については、下記 Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/ansys/product/release/release/ansys2024r1/index.html
サイバネットについて
1985年の創業以来、物理学などの科学技術とデジタル技術の両面に精通した技術者集団として、製造業の研究・開発・設計部門や大学・政府の研究機関を中心に、コンピュータシミュレーションやサイバーセキュリティ、AR/VR、医用画像処理などに関わるデジタルソリューションおよび技術コンサルティングサービスを提供しています。
近年は、CAE、MBD、MBSEを中心とした製造業におけるエンジニアリングチェーンの革新に加え、PLMやIoTを活用したサプライチェーンの高度化に関わる分野にもソリューションの提供範囲を拡大しています。また、サイバーセキュリティ分野では、最新の脅威に対応した先端的なソリューションを複合的に提供できる体制を構築してきました。さらに、AIを活用したプログラム医療機器の分野において国内で初めての医療機器承認ならびに公的医療保険の適用を受けるなど、医療AIのパイオニアとして業界をリードしています。サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.cybernet.co.jp/
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4714/487/4714-487-54eb57f36dd3720c0b8130857caa49a4-644x250.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【本件に関するお問い合わせ】
サイバネットシステム株式会社
- 内容についてデジタルエンジニアリング事業本部 マーケティングソリューション事業部担当:氣仙E-MAIL:anssales@cybernet.co.jp
- 報道の方はコーポレートマーケティング室担当:宮本E-MAIL:prdreq@cybernet.co.jp
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