世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島の出土品等をモチーフとした学習キットを開発
PR TIMES / 2024年4月3日 12時15分
地域の方々の文化資源に対する誇りと愛着の醸成に寄与
大日本印刷株式会社(DNP)は、世界遺産である「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡県宗像市・福津市)の出土品等をモチーフとした学習キットを開発しました。ペーパークラフトとポップアップ(飛び出す)カードを作成する過程で、楽しみながら世界遺産の価値や魅力について学ぶことができます。こうした取り組みを通じ、地域で大切に守り継がれてきた文化的な財産・資源に対する誇りと愛着の醸成に寄与していきます。なお、今後は学習キットの販売も検討しています。
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【学習キット開発の背景】
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、九州北部から約60km離れた沖ノ島と約10km離れた大島および九州本土に所在する8つの構成資産からなり、2017年7月にユネスコにより世界遺産に登録されました。古代の東アジアで対外交流が活発化した時期に発展した「神宿る島」を崇拝する伝統が、本日まで継承されていることを物語る世界でも例のない遺産群です。本遺産群の保存管理や公開活用を行っている「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群保存活用協議会では、2021年度に採択された文化庁「文化観光推進法に基づく地域計画」に基づき、本遺産群の文化観光を促進する事業を行っています。
同協議会では、遺産群の価値の中核である沖ノ島への上陸が原則禁止であることから価値や魅力を体感しづらいことや、古代からの信仰の伝統といった目に見えない価値をわかりやすく伝える必要があることなどを課題として捉え、様々な方法で遺産群の価値発信に取り組んでいます。
DNPはこうした課題の解決の一助として、地域住民等の文化資源に対する誇りと愛着の醸成を目的とし、沖ノ島の出土品や沖ノ島周辺の地理をモチーフとした学習キットを制作しました。現地観光ガイド等と連携し、世界遺産ガイダンス施設「海の道むなかた館」(福岡県宗像市)で2023年11月に開催された「海の道むなかた館 いいいさん祭り」で、本学習キットを用いた来訪者向けワークショップを実施し、アンケートや参加者の意見から今後に向けた課題を抽出しました。アンケート結果では、本学習キットに対しては、96.8%の方が「大変満足」「満足」と回答しました。
【学習キットの概要と特長】
DNPは今回、沖ノ島や出土品等の価値・魅力をわかりやすく伝える、紙で作成した2種類の学習キットを開発しました。企画・設計は、専門的なスキル・ノウハウを有する社員を対象としたDNPの社内資格制度「マイスター」*1に、「立体造形」の分野で認定された社員が携わりました。はさみ等の刃物を使わないため、子供も安心して工作に取り組むことができます。また、この他にも沖ノ島で出土した鉄製冑(かぶと)をテーマとしたキットの検討も行いました。
1.金銅製龍頭ペーパークラフト
沖ノ島で出土した国宝「金銅製龍頭」をモチーフとしたペーパークラフトです。段ボールを折る・差し込むといった工程で完成します。金銅製龍頭と制作方法の説明がセットになったガイドブックで、ペーパークラフトを作成しながら祭祀の歴史や形状、当時の精巧な技術などを学べます。
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2.沖ノ島ポップアップカード
宗像大社沖津宮(沖ノ島および周辺海域の岩礁を含む宮)をモチーフとした“飛び出す”ポップアップカードです。本殿・拝殿、巨岩群をはじめとした沖ノ島とその周辺を立体的に作成することで、地理関係や、古代東アジアにおける沖ノ島の位置付け、沖ノ島への信仰などについて学べます。
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【今後の展開】
DNPは、地域の歴史・文化の魅力を発信する施策として、地域の方々や観光客など、多様な生活者が楽しみながら学びを深められる体験型プログラムの企画・運営やミュージアムグッズの開発などを行っています*2。これらの実績とも連動し、今後もさらに、地域の方々等に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の価値を楽しみながら学習できるキットなどを提供し、本遺産群への理解と愛着を深める取り組みを進めていきます。
*1 マイスター制度:モノづくり関連の職人的技能を有する製造技能職者を認定するDNP社内の制度です。「専門知識・技能・創造力」「知名度・信頼感」「指導力」の三つの要件を満たしていることが条件。2022年度に1名が認定され、制度発足以来の累計で81名が認定されています。
*2 地域文化等への理解と愛着を深める「体験型文化プログラム」や「オリジナルグッズ」の開発について:
https://www.dnp.co.jp/biz/case/detail/10158218_1641.html
※記載された製品の仕様、内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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