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【環境省主催モデル事業初】イベントのカーボンフットプリント(CFP)算定に挑戦!

PR TIMES / 2024年3月13日 11時45分

環境省による2023年度「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」に参加

株式会社ハースト婦人画報社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ニコラ・フロケ)は、サステナビリティ活動の取り組みとして、環境省が実施する2023年度「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」に参加しました。2023年11月11日に実施したイベント「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2023」を対象に、イベントの企画から当日運営、使用資材の廃棄・リサイクルまでのライフサイクルを通じて排出された「カーボンフットプリント」(以下、CFP)を算定した結果と、今後のCFP削減に向けた活動施策を報告します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/8128/628/resize/d8128-628-99e352095fd1e18ae5f1-0.jpg ]

■環境省による「製品・サービスのカーボンフットプリントに係るモデル事業」において初の無形商品(サービス)の算定
環境省が主催する本事業は、製品・サービスのCFPの算定及び表示・活用の取り組みに関する先進的なロールモデルを創出することで、日本国内におけるCFPの取り組みの拡大や、脱炭素に貢献する製品・サービスの選択を国民に促すことを目指しています。本事業において、製品以外の無形商品(サービス)を対象とした算定は当社が初めてです。

当社のサステナビリティ活動では気候変動を最重要課題とし、脱炭素に向けた取り組みを推進しています。2026年には当社メディアでの宣伝、イベント実施に際して排出されるCFPを算定して実質ゼロにできる広告プランの提供を通じ、広告主様のプロモーション活動における脱炭素化支援を目指していることから、本事業への参加を決めました。また、イベント開催時に排出されるCFPを算定することで、CFPに対する参加者や読者の認知を向上し、気候変動問題の解決に向けた行動変容を促すことに貢献できると考えました。

■CFP算定対象としたイベント
イベント名:ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2023(エル アクティブ フェスティバル 2023)
概要:メディア『ELLE』が主催する、サステナビリティに特化したリアル開催イベント。5つのトークセッション、協賛社ブースを開催。併設カフェでは来場者に飲食を提供。
開催日:2023年11月11日(土)11:00-19:00
開催場所:シェアグリーン南青山
総来場者数:約650名(関係者含む)

■CFP算定結果
総来場者約650名(関係者含む)規模の1日開催のトークイベントから排出されたGHG(温室効果ガス)の排出量は、「7,167kg-CO2eq」でした。

人の移動によるGHGの排出量が全体の54%であり、一番大きな排出源でした。そのうち算定対象者の15%が利用した車からの排出量が90%を占め、主に関係者による利用でした。車移動からの排出を減らすには電動車両(EV)の普及がキーポイントとなり、関係者への働きかけも重要となります。

飲食物や来場者へのギフト等「原材料」が約30%を占めていました。食事については環境負荷の低いビーガン弁当を手配し、削減の工夫を行いましたが、妥当な排出係数がなく、算定結果に反映されませんでした。

イベントで使用する機材・資材は出来る限りシングルユースの制作物を避け、繰り返しの使用やレンタル製品を採用したことで、「廃棄・リサイクル」からの排出量は全体の1%未満となりました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/8128/628/resize/d8128-628-73c2bcefc22cc55d6a0d-2.jpg ]

■CFP算定結果から見えた課題と今後の方向性
今回の算定を通して、1.1次データ入手の困難さ、およびその解消に向けた啓発強化の必要性、2.算定にかかる工数、運営チームへの負荷の軽減策の策定、3.イベントというサービス特性上のCFP削減限界項目の存在、が浮き彫りになりました。

また、現時点では、サービス(無形商品)の算定事例が少なく、イベントにおけるGHG排出量の平均値が存在しません。よって、今回の算定結果におけるGHGの多寡は判断できません。まずは、比較が可能な算定事例を増やすため、当社はイベント開催におけるCFP算定事例を増やし情報公開に努めてまいります。

さらに、CFPの認知を高め、算定を容易にしていくためにも、広く一般消費者にも働きかけていくことが重要です。当社はメディア企業という特性を活かし、読者やイベント参加者に前向きな行動変容を促す情報発信に取り組んでいます。今回のCFP算定結果は本モデル事業参加の他4企業の取り組みとともに、2024年4月26日発売の『ELLE Japon(エル・ジャポン)6月号』と、『ELLE Digital(エル デジタル)』で公開予定です。なお、2024年6月29日に開催される「ELLE ACTIVE! FESTIVAL 2024」においても、CFPの算定を行います。

ハースト婦人画報社「カーボンフットプリント算定報告書」
https://www.hearst.co.jp/api-server/uploads/hfg_cfpreport_240313_9ae8c865c4.pdf

■ハースト婦人画報社/ハースト・デジタル・ジャパンについて
株式会社ハースト婦人画報社は、アメリカに本社を置き、世界40か国で情報、サービス、メディア事業を展開するグローバル企業、ハーストの一員です。株式会社ハースト・デジタル・ジャパンは、デジタルビジネス拡大のため2016年に設立された株式会社ハースト婦人画報社の100%子会社です。
1905年に創刊した『婦人画報』をはじめ、『ELLE(エル)』、『25ans(ヴァンサンカン)』、『Harper’s BAZAAR(ハーパーズ バザー)』、『Esquire(エスクァイア)』などを中心に、ファッション、ライフスタイルなどに関する多数のデジタルメディアの運営と雑誌の発行を手掛けています。『ELLE SHOP(エル・ショップ)』をはじめとするEコマース事業も収益の柱に成長。近年はクライアント企業のマーケティング活動をトータルにサポートする『HEARST made (ハーストメイド)』 、データに基づくブランドマーケティング支援を行う『HEARST Data Solutions(ハースト データ ソリューションズ)』を立ち上げるなど、コンテンツ制作における知見にデジタルとデータを融合した企業活動を展開しています。またISO14001を取得しサステナビリティに配慮した経営を実践しています。

https://www.hearst.co.jp
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