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「芳林堂書店と、10冊」企画 第5弾として、鮎川哲也賞受賞作家門前典之先生の代表作『屍の命題』を復刊します。4月1日(月)から予約開始です。

PR TIMES / 2024年4月1日 19時15分

株式会社原書房/株式会社書泉



「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まり、リリースを続けている「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」。この企画は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉と出版社のみなさま、著者のみなさまに協力いただき重版・復刊してお届けしていくものです。
(※企画概要は参考資料の前回リリース内容をご覧ください)

芳林堂書店からはこれまで主に小説の復刊を取り組んでまいりました。飛鳥部勝則先生の『堕天使拷問刑』(早川書房刊)を皮切りに、その後立て続けに3作『黒と愛』(早川書房刊)、『鏡陥穽』(文藝春秋刊)、『殉教カテリナ車輪』(東京創元社刊)を復刊販売させて頂き、大変ご好評を頂きました。現在では4冊で合計10,500冊の増刷となり、既に9,000冊以上をご購入頂くことができております。

芳林堂書店が続いて皆様にご提案させて頂くのは2010年に発売された、『屍の命題』 門前典之著 (原書房刊)となります。

[画像1: https://prtimes.jp/i/16756/5247/resize/d16756-5247-089739c19b60cef0ed18-0.jpg ]


著者の門前典之先生は2001年に第11回鮎川哲也賞を受賞してデビューなされましたが、それ以前に第7回の鮎川哲也賞でも、「舞子悦司」名義にて「啞吼の輪廻」(あくのりんね)という作品で最終候補となっていらっしゃいます。そのときは選考委員の鮎川哲也先生から推されながらも受賞を逃されましたが、作品は『死の命題』と改題され自主出版されたのち、さらなる改題・改稿を経て『屍の命題』として一般読者の手に取りやすい形で世に放たれました。
門前先生は昨年も、新刊『友が消えた夏 終わらない探偵物語』(光文社刊)を発表され、本の雑誌増刊『おすすめ文庫王国2024』国内ミステリー部門第1位を受賞されました。建築士であり探偵の「蜘蛛手」が登場するシリーズは今も愛し、評価され続けています。色褪せない衝撃、代表作である『屍の命題』を、新しい読者の方にも、往年のファンにも手に取って頂きたく、今回は門前先生に新たにお書き頂きました短篇小説を有償特典として同梱したセットもご用意いたしました。
どうぞこの機会に、門前典之作品をご自宅の書架へ加えて下さい。

<この企画を起案した、芳林堂書店高田馬場店 店長 山本さん>
物語の外にもストーリーをもつ小説に惹かれます。タイトルから、表紙から、逸話から。「あの本はヤバイ」という噂が立ち、手に取るためのハードルが高く伝説となってしまった小説。『屍の命題』はそのようにこちらを誘惑する光を放ち続けている一冊です。そして言わずもがなですが、読んだらもっと憑りつかれます。雪に閉ざされた山荘と、ゆっくりと這う兜虫。雪上に少しずつ刻まれていく跡が、私の脳裏から離れてくれません。

<原書房 編集担当 コメント>
物理的トリックに淫しているともいえる『屍の命題』は、刊行当初から一部マニアの間で熱愛されていました。予想不能 のダイナミックな仕掛けと「雪の山荘」がいびつな空間を生み出し、読者さえ閉じ込めてしまう「装置」になっていたのだと思います。心理的トリックが優勢のいま、再評価に繋がるこうした試みに心より感謝いたします。

<著者 門前 典之さん コメント>
敬愛する鮎川哲也先生の名を冠する賞をいただいて20余年、8つの長編と3つの短編、これが私の現到達点です。今回、『屍の命題』が読者ならびに関係者みなさまのおかげで復刻となりました。この上ない喜びです。こだわり続けた(自分流)本格ミステリーが一定数の評価を受けたのだと自己肯定感を高めています。何より書き続けるモチベーションにもなります。まだいくつか大胆なトリックと珍奇な犯行動機をもっています。今後ともお付き合いいただき、ぜひご意見を聞かせていただきたいと思います。ありがとうございました。

今回は書籍のみの通常版と、門前典之先生書下ろし短篇小説「突き当りの家」を収録した小冊子をセットにした有償特典版の2形態で発売致します。4月1日(月)12:00より芳林堂書店・書泉各店と、書泉オンラインにて予約を開始。予約締め切りは4月30日(火)までとなっています。(商品のお届けは5月末予定となります)

【商品情報】
『屍の命題』(著者:門前 典之/原書房 刊)
判型:四六判上製
ISBN: 978-4-562-07419-8

あらすじ:
湖畔に立つ亡くなった大学教授の持つ別荘に集められた人びとは、全員が死体となって発見された。が、殺害時間も死因もバラバラ、「順番」に殺されていったとしか思えない。いったい「犯人」は何を意図していたのか。究極の「嵐の山荘」、ほんとうに誰もいなくなった!

1. 『屍の命題』復刊本 書籍単品  価格 3,080円(税込)
2. 『屍の命題』復刊本 + 有償特典小冊子(書き下ろし小説) 価格 4,180円(税込)
有償特典:「突き当たりの家」小冊子(A6文庫サイズ)

[画像2: https://prtimes.jp/i/16756/5247/resize/d16756-5247-3f8c054bd5d440cdad6f-2.jpg ]


■予約開始日:2024年4月1日(月)
 書泉オンライン:https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2958589
 書泉オンライン楽天市場店:https://item.rakuten.co.jp/shosen/c/0000001009/
 芳林堂書店高田馬場店/芳林堂書店みずほ台店
 書泉グランデ/書泉ブックタワー
■予約〆切日:2024年4月30日(火)
■商品お届け予定日、店頭発売日:2024年5月末予定

株式会社原書房
ミステリ小説をはじめとする文芸書や、国際連合の統計集、「朝日新聞」の名物コラムを対訳にした『英文対照 天声人語』、文化史中心とした人文書など幅広いラインナップを持つ。

株式会社書泉
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。

<参考>「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」 企画概要と、これまでの販売実績数

昨今、さまざまなネットサービスで過去に出版され、探しても見つからない数々の本が法外な値段で取引されています。「欲しい人が払える分の値段を払う」ということは一見、今の世の中の「当たり前」に見えますが、私たちは「そうではない」と考えます。
ファンの方が熱望するあの名作、私たちも是非お勧めしたいあの名著を「適切な価格」でお届けすることに私たちは挑戦していきます。

そして、それは私たち“本屋”だけでは実現できません。
著者の方々、出版社のみなさま、ファンのみなさま、などご縁のある方と協力しながら、少しずつでもこの挑戦をカタチにしていけると信じています。

この企画を「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」という名前にしました。
「書泉・芳林堂書店と、ご縁ある方で世に送り出す10冊」という願いを込めての企画タイトルです。
まずは、10冊。この企画で改めておススメしたい本をお届けしていきます。
https://shosen.tokyo/?mode=grp&gid=2906197&sort=n

第1弾:『鉄腕ゲッツ行状記-ある盗賊騎士の回想録-』白水社刊も順調にご予約いただき、933冊の予約に店頭販売分を含め1,400冊の重版となりました。
第2弾:『復刻版バスジャパンハンドブック 東京交通局』『同 神奈川中央交通』『同 東急バス』も3冊累計で700冊を超える販売数となっております。
第3弾:『堕天使拷問刑』早川書房刊は、3,440冊のご予約で5,000冊を重版。既に4,500冊以上が読者の方にお届けできています。また、ここから「芳林堂書店と、10冊」というスピンオフの企画に発展し、同作の著者である 飛鳥部勝則先生 の『黒と愛』 早川書房刊、『鏡陥穽』文藝春秋刊の復刊に繋がっています。
第4弾:『影の獄にて』 復刊ドットコム刊は戦場のメリークリスマスの原作本の完全復刊。BDやサントラCDも一緒にお届けしました。
第5弾:『人間をお休みしてヤギになってみた結果』新潮社刊、『少数言語としての手話』東京大学出版会刊は、人気YouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」とのコラボ企画でした。
第6弾:『キハ56物語』は、この企画初の鉄道ジャンルの復刊で、特別冊子をセットにした特別版。
第7弾:多くのファンがいるシャーロック・ホームズからインスパイアされた作品『シャーロック・ホームズ家の料理読本』は、収録されているレシピを再現したレトルトスープをセットにしたユニークな商品も開発。
第8弾:『世界史と西洋占星術』は、占いを趣味とされている方、本格的に通史を学びたい方、自ら創作をされる方すべてにおススメの一冊です。
第9弾:オスプレイ戦史シリーズとして2002年に出版された『グラディエイター』『イングランドの中世騎士』『馬上槍試合の騎士』新紀元社刊の3冊を3月31日(日)まで予約受付をしております。

また「書泉と、10冊」第3弾『堕天使拷問刑』を販売後に「飛鳥部先生の、他作品も読みたい!」と多くのお客様の声を受けて、ミステリー、ホラーなどの小説や一般書ジャンルを中心に「芳林堂書店と、10冊」として企画を始動致しました。

第1弾は「書泉と、10冊」第3弾にもカウントされている『堕天使拷問刑』早川書房刊になり、第2弾『黒と愛』早川書房刊と第3弾『鏡陥穽』文藝春秋刊を合わせた“ゴシック復興三部作”を届けさせて頂きました。
第4弾も飛鳥部勝則先生のデビュー作第9回鮎川哲也賞受賞作『殉教カテリナ車輪』を復刊させて頂きました。

引き続き、企画に賛同いただける出版社・著者のみなさまからのお声かけもお待ちしております。

<掲載記事リンク>
長年の「重版未定」から2カ月で2万冊 奇跡を生んだ書店員の情熱(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASR616T0YR5ZULLI001.html?iref=pc_extlink
ファン熱望の品切れ本、書泉が復活計画 書店員の目利きで魅力再発見(朝日新聞デジタル)
https://www.asahi.com/articles/ASR664DR4R65ULLI006.html
人文書「中世への旅」復刊でヒット 書店員の推しに共感(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD09BFI0Z00C23A6000000/
重版未定本の復刊を実現、売り切った書店員の情熱:書泉グランデ・大内学さん(じんぶん堂)
https://book.asahi.com/jinbun/article/14965068
書泉を「来る理由」がある場所にする(文化通信デジタル)
https://www.bunkanews.jp/article/343123/
「この本を再重版してください、全部買って売り切ります!」 書泉グランデの名作復刊企画が実現したワケ(ねとらぼ)
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2309/13/news035.html

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