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カーメロ・アンソニー「ロケッツからクビにされた気分だった」

NBA Rakuten / 2019年8月5日 13時33分



カーメロ・アンソニーが、ヒューストン・ロケッツからトレードされた当時の状況を「クビにされた気分だった」と振り返った


2018年にオクラホマシティ・サンダーからアトランタ・ホークスにトレードされた直後に解雇されたカーメロ・アンソニーは、2018年のカンファレンス・ファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズをあと一歩のところにまで追い詰めたヒューストン・ロケッツの一員として2018-19シーズンを迎えた。そのロケッツで、彼はジェームズ・ハーデンとクリス・ポールを助けるキープレイヤーになると期待されていた。

しかし、彼のロケッツ時代は僅か10試合で終わった。

その年、ロケッツは開幕から4勝6敗という成績だったが、アンソニーは4試合で20得点以上を記録していた。しかし、2018年11月15日(現地時間)にロケッツのダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)は「アンソニーとチームが別の道を進むことになった」という声明を発表した。そして、2019年1月22日にアンソニーはシカゴ・ブルズにトレードされ、2月1日にブルズから解雇された。彼はブルズでは1試合も出場しなかった。

10度のNBAオールスター出場歴を誇るアンソニーは、まだどのチームとも契約していない。

ESPNのFirst Takeに出演したアンソニーは、ステフィン・A・スミス記者のインタビューに対して、ロケッツで居場所を失った当時について以下のように語った。

「GMと面談をした時、彼は俺に『もう君に働いてもらう必要がないんだ』と言ったんだ。その言葉は、俺のエゴとプライドを深く傷つけた。それで、俺は『この状況で、まだプレーすることができるのか?俺が何をしたというんだ?』と自問した。そして、彼に『俺が何かしたっていうのかい?』と聞いたんだ。すると、彼は『君は何もしなかった。ただ、上手くいかなかっただけだ』と答えたんだ。
この時、俺は偉い人から『もう働かなくていい』と言われた気がした。俺は今まで何年も精一杯プレーしてきた。それなのに『もう働かなくていい』と言われるなんて、まるで『お前はクビだ』と言われたも同然の気分だったよ」

この放送で、アンソニーは色々なトピックについて語った。その中には、将来的にマイアミ・ヒートやクリーブランド・キャバリアーズで親友のドウェイン・ウェイドやレブロン・ジェームズと一緒にプレーすることよりも、2006年にデンバー・ナゲッツと大型長期契約を結んだ経緯に関する話もあった。このアンソニーの決断の結果、クリス・ボッシュがウェイドとジェームズと『ヒートルズ』を結成し、2010年から2014年まで4年連続でNBAファイナルに進出し、2度チャンピオンに輝くこととなった(2012年と2013年)。

当時、アンソニーは親友たちが将来のフリーエージェントについて話し合っていたことを知っていたが、彼は当面の契約と収入、そして自分の競争心やデンバーでプレーすることの快適さを優先したそうだ。



(C)2019 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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