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「あえて非正規社員になる日本の若者が増加」韓国メディアの報道に、韓国ネット「若いうちはいいが…」

Record China / 2024年3月6日 20時0分

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4日、韓国メディア・アジア経済は「日本では都合のいい時間に働きたいとの理由で、あえて非正規の働き方を選ぶ20~30代の若者が増加している」と伝えた。写真は渋谷。

2024年3月4日、韓国メディア・アジア経済は「日本では都合のいい時間に働きたいとの理由で、あえて非正規の働き方を選ぶ20~30代の若者が増加している」と伝えた。

記事は日本メディアの報道を引用し、昨年の総務省の労働力調査の結果を詳しく紹介している。非正規で働く25~34歳のうち「都合の良い時間に働きたいためあえて非正規になった」と答えた人は73万人で、10年前より14万人増えたという。25~34歳の全非正規職従事者は237万人。「正社員の仕事がないから非正規になった」と答えた人は30万人で、10年前より54万人減少した。また、20~30代だけでなく全ての年代で「正社員になれなかったのでやむなく非正規になった」人は減少している。昨年は196万人で、10年前より145万人少ない。

日本は14年から完全失業率が4%を下回る。少子高齢化による働き手不足も重なり、求職者に対する求人数を示す有効求人倍率も1倍を超える。日本メディアは「日本は完全雇用に近く、こうした雇用環境の改善により『仕方なく非正規になる』人が減少した」と説明している。政府も正社員への転換を促している。正社員への転換を進める事業主に厚生労働省が金銭的な支援を行う政策を取ったことで、13~22年度に78万人以上の正社員への転換が実現したという。

記事は「こうした状況にあっても、自発的に非正規を選択した20~30代が増えている」と強調している。大手IT企業の正社員から音楽業界の非正規社員に転職した20代の女性は「給料が多少減って安定しなくても、やりたいことをやりたい」と理由を語っている。芸能事務所に所属している20代の女性は、芸能活動と両立するために飲食店でのアルバイトを選択。「一定ではない仕事に合わせて時間を調整できる」のが利点だと話している。

東京大学大学院の山口慎太郎教授は「プライベートを重視する人が増えた。仕事への価値観が変化している」と分析しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「日本は早くから、バイトで稼いで自分らしい生活を楽しんでいる人が多かったよね」「お金より大切なのは健康。ほどほどに稼ぎながら、身も心も健康で安らかでいられるのが一番だと思う」「会社員には自由がない。一生、奴隷のように働くだけだ」「韓国も同じようなものだよね」「韓国でも就職をせず都合のいい時間に必要な分だけバイトするという人が増えている。問題は、バイトすら責任感なく適当に働いて稼ごうとする傾向が見られることだ」「あえて非正規なんて、ばかげた選択だ。どのくらい持つかね」「若いうちはそれでもいいけど、年を取ったら非正規の職に就くのも難しくなるのでは?」など、さまざまな意見が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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