1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

中国市場で影響力を失った韓国コスメ、原因は「変化に乗り遅れた」から?ー韓国メディア

Record China / 2024年4月2日 13時0分

中国・広州に駐在するコスメ関連流通業のパク氏によると、現在の中国のネット流通プラットフォームで、20~30代の消費者が中心となり活性化したのが「抖音」「小紅書」「bilibili」などだが、これらを販売や広報に活用している韓国ブランドは極めて少ないという。パク氏は「現地市場のトレンドを把握できていない」「化粧品の主な消費層である若者に対する製品アピール力が劣る」と問題点を指摘している。中国コスメ消費市場はオンラインチャンネルが最も比重を占めており、SNSを積極的に活用する企業の成果が顕著だという特徴があるとされている。

SNSを集中的に攻略しマーケティング効果を極大化したメーカーの代表がYATSENで、コスメブランド「パーフェクトダイアリー」の「小紅書」公式アカウントのフォロワーは200万人を超える。一方、韓国ブランド「3CE STYLENANDA」、アモーレパシフィックのフォロワーはそれぞれ37万人と15万人にとどまる。英字紙Global Timesは「中国人の消費習慣はオンライン中心に変化したが、韓国コスメはそれについていけなかった」「既存のデザインとマーケティング戦略を固守し、中国コスメ市場環境への適応に失敗した」と報じている。

また記事は「フランス、日本などライバル国ブランドの中国市場での躍進も、韓国コスメの立場縮小の原因の一つだ」とし、「中国のコスメ市場は高価格と中低価格の市場に二分される。高価格市場は欧米、日本ブランドが80%以上を占めており、韓国コスメは中低価格市場で中国メーカーと競争する立場となった」と指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「韓国コスメブームなんてものが永遠だと思ってたのか?。中国のせいにしてないで、TSMCのように他の追随を許さないほどの力を付けないと未来はないよ」「中国依存度を下げないと体質改善はできない」「中国のせいにせず、製品とマーケティングで競争力を育てるべき」「もっと世界に通用する製品を作る必要がある。中国市場はリスクが多い」「韓国人もさほど買わない『雪花秀』や『后』を中国人に買ってもらおうということがそもそもむちゃな話だ」などの声が寄せられている。

また、「中国は食べ物の扱いがいいかげんなイメージ。コスメはどうなんだろうね」「いずれ中国コスメは原材料問題などが発覚するのでは。そうなったらまた韓国コスメに戻ってくるよ」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください